おかずにもお菓子にも【おから】を活用。絶品レシピ15選

豆腐を作るときに出るしぼりかすである「おから」。野菜や豆を一緒に加えて煮たお惣菜の卯の花は、家庭料理の定番としても人気ですよね。最近ではハンバーグに使ったり、クッキーやケーキなどのスイーツにも活用したレシピが数多く見られるようになりました。

今回は、そんなおからを活用したおかずからスイーツまで、おからを思いっきり味わい尽くすレシピをご紹介します。ぜひお気に入りを見つけて作ってみてくださいね！

まず最初にご紹介するのは、基本の卯の花です。「卯の花」とは、おからと一緒に野菜や豆などを煮た家庭料理のこと。だし汁と具材のうま味がたっぷりと染み込んだおからは、しっとりとして優しく、ホッとする味わいですよ。作り置きの常備菜にも最適です。

調理の順番は、必ずおからを先に炒めてから具材を順に加えて強火で炒めてくださいね。おからをから煎りすることでおからの水分が飛び、だし汁が染み込みやすくなりますよ。またおから特有のにおいもなくなります。

副菜にぴったりな、おからのツナマヨ和えです。煮物のイメージが強いおからですが、さっぱりとしたサラダにも合うんですよ。パサパサしがちなおからですが、脂分の多いツナマヨと和えることでしっとりします。また、きゅうりの食感とピリッと辛いからしがアクセントになり、箸が止まらなくなるサラダです。

おからは電子レンジでも簡単に調理できます。耐熱ボウルにおからを入れて、600Wの電子レンジで2分加熱しましょう。粗熱をとってからきゅうりや調味料と和えてくださいね。

大根のうま味がたっぷりと詰まった大根もちのご紹介です。おからの入った大根もちは腹持ちもよく、食べごたえもあります。モチモチ食感がクセになり、ついつい食べ過ぎてしまいそう。甘辛いしっかりとした味付けで、お酒のおつまみはもちろん、お弁当のおかずにもピッタリですよ。

大根はすりおろしてからザルにあけ、軽く水気を切りましょう。水気が少し残ったほうが粉と混ぜやすくモチモチに仕上がるので、大根の水気は切りすぎないでくださいね。

コロンと丸い形がかわいらしい、おからナゲットです。淡白な豆腐とおからに、うま味たっぷりのじゃこと風味豊かな青のりが入ることで、味わい深いナゲットに仕上がります。外はサクサク、中はふんわりとした食感で、何個でもいただけそうですね。お弁当にもおすすめです。

おいしく仕上げるコツは、ナゲットの生地に大さじ2のマヨネーズを加えて、よく混ぜ合わせること。このひと手間で、ふわふわのナゲットに仕上がりますよ。

炊飯器を使って簡単に作れる、おから入りのキッシュです。キッシュにおからが入ることでボリュームがアップし、食べ応えのある一品に仕上がりますよ。角切りのベーコンが入ることで旨味が増します。このレシピでご紹介した具材のほかにも、ほうれん草やきのこなど、お好みの具材で作ってみてくださいね。

おからパウダーは水分を吸収しやすいので、豆乳を入れたら全体に行き届くよう手早く混ぜてくださいね。そのほかの具材や調味料を混ぜたら、あとは炊飯器にお任せ！簡単に作ることが出来るので、休日のブランチなどにも最適です。

ボリューム満点な、おからとひき肉のチーズ焼きです。ひき肉の倍量の生おからが入ることで、ボリュ―ミーに仕上がります。おからは腹持ちがいいので、食べ盛りのお子さまにもピッタリのレシピですよ。

まず豚ひき肉を炒めたら、おからを加えてよく煎りましょう。次に同量の豆乳を加えて、なめらかになるまでよく混ぜ合わせます。豆乳を多めに加えるので、パサパサしがちなおからが、マッシュポテトのようにしっとりホクホクになりますよ。

小麦粉不使用の、エビとホタテのおからクリームグラタンです。手間のかかるホワイトソースも、おからと牛乳で簡単に作れるなんて嬉しいですよね。エビとホタテの旨味がなめらかなホワイトソースに溶け出した、絶品グラタンです。

玉ねぎがしんなりとするまで炒めたら、おから、牛乳、調味料を加えましょう。ふつふつとしてから3分ほど炒め合わせてくださいね。牛乳は豆乳でも代用可能です。豆乳にするとよりあっさりと仕上がりますよ。

山芋の代わりにおからを入れたお好み焼きです。生地におからを混ぜることで、驚くほどふわふわのお好み焼きに仕上がります。また、お好み焼きといえばキャベツが一般的ですが、長ネギだけでもおいしいんですよ。お好み焼き粉がなくても、ご家庭にある調味料で手軽にお作りいただけます。ふわふわ軽い食感のお好み焼きをぜひ一度味わってみてくださいね。

作り方はいたってシンプル！材料と調味料を混ぜて焼くだけです。長ネギから水分が出てくるので、具材を混ぜたらすぐに焼き始めてくださいね。加熱時間は中火で両面5分ほど、表面にこんがりと焼き色がつくまで焼いてください。

次にご紹介するのが、おから入りのドライカレーです。合いびき肉の量を少なくしておからを加えることで、満足感のある一品になりますよ。野菜の旨味とカレーのスパイシーな風味で、ごはんがモリモリ進んでしまいそうですね。

おからは先に中火で5分ほど乾煎りし、パラパラになったら一度取り出しておきましょう。お肉や具材を炒めたら、おからと調味料を加えてさらに5分炒めてください。おからを乾煎りすることで水分が飛び、具材の旨味や調味料が染み込みやすくなりますよ。

フライパン一つで簡単に出来る、おからのニョッキのサーモンクリームソースです。一般的にたっぷりのお湯でゆでて作るニョッキをフライパンで焼き、そのままソースまで一気に作れてしまうという優れモノ！包丁やまな板を使わないので洗い物の手間も少なく、一人暮らしの方におすすめのレシピですよ。

ニョッキは直径2cmの楕円形に丸めたら、真ん中をくぼませておきましょう。このひと手間で、火が通りやすくなりますよ。多めのバターでうっすらと焦げ目がつくまで焼いたニョッキは、香ばしさもプラスされ、サーモンクリームソースがよく絡みます。

ここからは、おからを使った絶品スイーツをご紹介します。まずは、モチモチ食感がクセになる、おから入りのチョコ餅です。おからと上新粉を使い、不思議な食感に仕上げました。生チョコのような見た目でかわいらしいので、ちょっとしたプレゼントにも最適ですよ。

モチモチ食感のチョコ餅は、蒸し器がなくても、フライパン一つあれば簡単に作れるんです。生地を流し込んだバットを、お湯を流し入れたフライパンの中に入れて15分ほど蒸し焼きにします。バットがガタガタと動かないように、さらしを敷いてくださいね。

大豆の旨味がぎっしりと詰まった、きなこおからクッキーです。生地におからを加えることで、外はサクッと中はしっとりと焼きあがります。きなことおからの優しい味わいで、ほっこりと和んでしまいますよ。お子さまのおやつにもおすすめです。

生地を混ぜてひとまとめにしたら、20㎝の棒状に伸ばしてラップに包み、冷蔵庫で30分寝かせます。しっかりと寝かせることで、生地がよくなじみ、包丁で切りやすくなりますよ。またラップにくるんでから生地を伸ばすので、まな板も汚れないところも嬉しいポイントです。

ホットケーキミックスとおからを使用して手軽に作れる、抹茶チョコチップスコーンです。さっくりとした食感と、ほろ苦い抹茶の風味がたまらないスイーツです。オーブンで焼いているうちから甘くて香ばしい香りが部屋いっぱいに広がり、幸せな気分になりますよ。ティ―タイムに、入れたてのコーヒーや紅茶とともにお召し上がりくださいね。

ジップ付きの保存袋を使用すれば、手を汚さず簡単にお作りいただけますよ。お子さまと一緒にワイワイ作るのも楽しそうですね。まずはおからと粉類、オイルをよくなじませてから、豆乳やチョコチップを加えて揉みこんでくださいね。

続いてもホットケーキミックスを使って簡単に作れる、おからのヨーグルトケーキをご紹介します。パサパサしがちなおからも、ヨーグルトを加えることでしっとりとおいしくなるんです。火を通したバナナとチョコチップが、優しい甘みを出しています。一日置くと、より全体がなじんでしっとりとしますよ。

作り方はとっても簡単です。おからをボウルに入れてよくほぐしたら、ヨーグルト、粗みじん切りにしたバナナ、卵、砂糖の順に入れてホイッパ―でよく混ぜ合わせ、最後にホットケーキミックスとチョコチップを加えてさっくりと混ぜます。ホットケーキミックスを入れる順番にお気を付けくださいね。

最後にご紹介するのは、抹茶入りのおから団子です。白玉粉がなくても、生おからと片栗粉でおいしいお団子が出来るんです。モチモチ食感に仕上がった抹茶入りのおから団子は、きなことつぶあんとも相性抜群！温かい緑茶がよく合う、ホッとする味わいですよ。

ボウルに材料を入れてよく混ぜ合わせたら、ひとまとめにして一口大に丸めます。この時に混ぜ方が足りないと、仕上がりの食感が悪くなってしまうので、表面がなめらかになるまで根気よく混ぜてくださいね。

いかがでしたか？おからを活用しておかずからスイーツまで幅広いレシピをご紹介しました。混ぜるだけで簡単にさまざまな料理に変身するおからは、どんな料理にも合う優秀食材です。おからの料理は煮物しか作ったことがないという方も、ぜひご家庭で気軽に活用してみてくださいね。