沖縄のご当地グルメのひとつである「沖縄そば」。そばという名前はついているものの、そば粉は使っておらず、うどんのような見た目をしています。この記事では、沖縄そばの歴史のほか特徴や味わい、さらに原材料について詳しく解説します。また、混同されやすいソーキそばとの違いやおすすめレシピも合わせてチェックしてみてくださいね。
沖縄そばとは?味の特徴や原材料、ソーキそばとの違いについても詳しく解説!

- 目次
- 沖縄そばとは?
- 沖縄そばの発祥について
- 沖縄そばとソーキそばの違いは?エリア別の特徴などもご紹介
- 沖縄そばのおいしい食べ方は?
- 沖縄そばのおすすめレシピをご紹介!
- 沖縄そばを作ってみよう!
沖縄そばとは?
「沖縄そば」とは、小麦粉と食塩、かん水を使用して作った太めの麺を、とんこつやかつお節からだしをとった汁に入れて食べる沖縄のご当地グルメ。汁はさっぱりとした味わいの塩ベースですが、とんこつのクリーミーさも感じられるのが特徴です。

「そば」という名前がついていますが、そば粉は使われておらず、うどんのような見た目をしていて強いコシがあります。豚の三枚肉を煮たものや棒かまぼこ、ねぎ、紅生姜などをトッピングするのも特徴です。ちなみに、豚の三枚肉とは豚バラ肉のこと指し、赤身と脂身で重なり合って3層になっていることからそう呼ばれています。
沖縄そばの発祥について
沖縄そばの発祥には諸説ありますが、中国から伝来した支那そばがルーツだといわれています。当初は原料の小麦粉が高級品だったため宮廷料理として扱われていました。

明治時代になると庶民の間でも食べられるようになり、那覇に初めての沖縄そば屋ができました。そのそば屋の店員の一人が別のそば屋を開き、競合店となりましたが、トッピングを工夫して差別化を図ったことで、もとのそば屋よりも評判になりました。そのあとにもいくつものそば屋が開店し、工夫を凝らし競い合うことで、沖縄そばの文化を作っていったのです。
しかし1976年、公正取引委員会の規約により、そば粉を30%以上配合していない沖縄そばは「そば」と名乗ってはいけないという指導が入りました。沖縄そばという名前は地域に親しまれていた名前だったため、沖縄生麺協同組合が全国生麺協同組合などに働きかける運動をした結果、1978年に「本場沖縄そば」という名称を商標登録することが認められたのです。承認されたのは10月17日。沖縄生麺協同組合は、毎年この日を「沖縄そばの日」とすると制定しました。
沖縄そばとソーキそばの違いは?エリア別の特徴などもご紹介
沖縄の麺料理といえば、ソーキそばをイメージする方も多いのではないでしょうか。
実は、沖縄そばとソーキそばは、スープや麺に違いはありません。違いがあるのは、トッピングの肉です。先ほども少し触れましたが、沖縄そばには煮込んだ豚の三枚肉、ソーキそばには煮込んだスペアリブがのっています。この「ソーキ」とは沖縄の言葉で「スペアリブ」のことを指すのです。そのほかトッピングの具材は、棒かまぼこやねぎなどで、とくに違いはありません。
さて、一言で沖縄そばといっても、地域によっても少しずつ味わいや見た目などが異なるようです。お店による違いももちろんありますが、地域で大まかに分けると、沖縄本島と宮古島、八重山では違いがあるのだとか。以下でそれぞれの地域による沖縄そばの特徴をご紹介します。
沖縄本島
沖縄本島の中でも地域ごとの違いがあり、中南部では中太の平打ち麺、北部では幅が広く厚みは薄い平打ち麺が多い傾向があります。
宮古地方
宮古島などの宮古地方の沖縄そばは、縮れのないストレートの平麺。トッピングは豚の三枚肉やかまぼこ、ねぎなどで一般的な沖縄そばと変わりはありませんが、麺の下に具材を隠すように入れるのが特徴です。
八重山地方
石垣島や竹富島、西表島などの八重山地方では、沖縄そばを「八重山そば」と呼びます。八重山そばの特徴は、細めの丸麺を使っていること。トッピングには、細切りにした豚の三枚肉とかまぼこを使い、紅生姜は入れないことが多いです。また、沖縄そばには「コーレーグース」を加えて辛味をプラスして楽しむことがありますが、八重山そばはその代わりに八重山の島こしょう「ピパーチ」を加えて食べるのだとか!一振りで香りが立ち、深みのある味わいを楽しめるそうですよ。ちなみに、ピパーチは「ヒハツ」や「ヒバーチ」とも呼ばれます。
沖縄そばのおいしい食べ方は?
沖縄そばの特徴がわかってきたところで、続いては沖縄そばのおいしい食べ方についてチェックしてみましょう。
八重産そばのところでも少し触れましたが、沖縄そばにピリッと辛いアクセントとしてよく使われるのが「コーレーグース」です。これは、泡盛に唐辛子を漬けこんだ調味料で、沖縄の飲食店には必ずと言っていいほどよく置かれています。また、ヨモギの一種である「フーチバー」という香草もよく合います。ヨモギの一種ではありますが、私たちがよく知っているヨモギに比べて苦味が少なく、特有のさわやかな香りがあるのが特徴です。
一般的なスーパーで買いやすい食材でアレンジするなら、キャベツやにんじん、玉ねぎ、もやしなどを使った野菜炒めをのせるのもおすすめ!さらに、ラードを使って炒めるとコクが加わりとってもおいしく仕上がりますよ。沖縄そばをやさしい味わいにアレンジしたいときは、スープにあおさを入れてみましょう。あおさの香りと沖縄そばのかつおだしの旨味がよく合います。
沖縄そばのおすすめレシピをご紹介!
さてここからは、沖縄そばや、沖縄そばのアレンジレシピをご紹介します。基本的な沖縄そばのレシピからアレンジレシピまでバリエーション豊かにピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
出汁がおいしい 沖縄そば
自家製ラフテーで食べごたえ抜群!沖縄そばを作ってみましょう。スープは顆粒和風だしと鶏がらスープの素などを使って簡単にお作りいただけます。コーレーグースをかけると、ピリッとした辛味とともに泡盛の香りが加わり、一気に沖縄風の味わいに。ぜひお試しくださいね。
豚しゃぶ入り 冷し沖縄そば
沖縄そばを使った冷やし中華をご紹介します。一般的な冷やし中華では豚しゃぶを使うのは珍しいかもしれませんが、沖縄そばにはぴったりの具材です。レモン汁の酸味が効いたさっぱりとした味わいのタレが、沖縄そばや具材によく合いますよ。
沖縄の味 ソーキそば
やわらかく煮込んだスペアリブをトッピングした、ソーキそばはいかがでしょうか。旨味たっぷりでコクのあるスープが麺に絡み、クセになるおいしさ!スペアリブからはいいだしがでるので、ゆで汁はスープに活用してみてくださいね。
沖縄そばでつくる 野菜ちゃんぽん風
沖縄そばは、豆乳ベースのスープにもよく合うんです!このレシピでは、豆乳に昆布茶やしょうゆ、みそを加えてちゃんぽん風に仕上げました。たっぷりのせた野菜炒めで食べごたえがあり、満足感のある一品。お好みの野菜を使って、ぜひ作ってみてくださいね。
沖縄そばでジャージャー麺
沖縄そばを使って、ジャージャー麵を作ってみましょう。旨味たっぷりで濃厚な味わいの肉みそが麺によく絡み、箸がどんどん進むおいしさです。たけのこの歯ごたえがいいアクセントとなっています。辛いものが苦手な方やお子様が食べる場合は、豆板醤の量を調節して作ってみてくださいね。
沖縄そばを作ってみよう!
今回は、沖縄そばの特徴や歴史、おいしい食べ方について解説し、おすすめレシピをご紹介しました。スープや具材はおうちにある食材でも作ることができ、チャレンジしやすいレシピがたくさんありましたね。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ作ってみてくださいね。

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