薬味以外にも大活躍！【みょうが】を使ったレシピ15選

ふっくらとして艶やかな赤紫色をした「みょうが」は、夏が旬の香味野菜です。そうめんや冷奴などの薬味に使うことが多く、さわやかな香りとほのかな苦味が、主役の味を引き立ててくれますよね。そんな料理の名脇役として大活躍のみょうがですが、実は、薬味以外にもさまざまな食べ方があるんです。

今回は、みょうがをたっぷり楽しめるレシピをご紹介します。ぜひ、普段の食事に取り入れてみてくださいね。

まずは定番の食べ方、みょうがを薬味に使ったレシピをご紹介します。梅干しとたっぷりの薬味が入ったそうめんは、暑さで食欲がないときでもさっぱりと食べられるのでおすすめです。ごま油で和えた香味野菜や釜揚げしらすがボリュームとうま味をプラスしてくれるので、最後まで飽きのこない味わい。シャキシャキとした食感がアクセントになって、どんどん食べ進めたくなるおいしさです。

ゆでて冷やしたそうめんに、めんつゆと梅干しの果肉を叩いたものを混ぜ合わせておくことで、まんべんなく味が染み込み、おいしく仕上がります。

みょうがは冷製パスタの薬味にもおすすめ。ポン酢とめんつゆを使って和風に仕上げた冷製パスタに、さっぱりとしたすがすがしい風味のみょうがが相性抜群。ごま油で炒めたなすのジューシーな食感とちりめんじゃこのうま味が引き立つおいしさです。よく冷やしてお召し上がりくださいね。

炒めたなすにポン酢とめんつゆ、すりおろし生姜を加えて、先に味を馴染ませてから冷蔵庫で冷やしておけば、あとはパスタと和えるだけ。お手軽に冷製パスタが楽しめますよ。

ここからは、みょうがをたっぷり楽しめるレシピをご紹介します。こちらは、甘酸っぱい味わいが食欲をそそる、みょうがの甘酢漬けです。箸休めやお酒のお供にそのまま食べたり、刻んでサラダやごはんに混ぜてもおいしい一品。甘酢に漬け込むことで、きれいなピンク色に発色するので、彩りに添えるのもおすすめです。さまざまな料理にお使いいただけるので、常備しておくと便利ですよ。

みょうがをゆでると色が薄くなりますが、甘酢に漬けることできれいに発色します。半日～1日程で、おいしく食べられるようになりますよ。ぜひお試しくださいね。

意外にもお肉との相性がいいみょうがは、肉巻きにして食べるのもおすすめです。みょうがをダイレクトに味わえるので、シャキシャキとした食感と、みょうが特有のさわやかな風味を楽しめますよ。ジューシーな牛肉とみょうがのみずみずしい食感が癖になるおいしさ。しょうゆとみりんの甘辛い味付けになっているので、ごはんやお弁当のおかずにもぴったりです。

みょうがを巻いた牛もも肉に薄力粉を薄くまぶすことで、タレにとろみがついて味が絡みやすくなります。今回は、牛もも薄切り肉を使用しましたが、他の部位でもおいしくお作りいただけます。

続いては、ごはんのお供にぴったりなみょうが味噌のご紹介です。刻んだみょうがと大葉を、みそや砂糖、ごま油などの調味料と混ぜ合わせ、フライパンで汁気がなくなるまで炒めたら完成。みょうがのシャキシャキとした食感がアクセントになって、一口食べるごとに、みょうがと大葉の香りが口いっぱいに広がります。炊き立てのごはんにのせて食べるとたまらないおいしさですよ。ぜひお試しください。

みょうが味噌の食べ方はさまざま。おにぎりの具にも最適ですが、冷奴にのせたり、野菜スティックにつけて食べるとお酒のおつまみにぴったり。調味料としても使えるので、幅広く楽しめますよ。お好みで一味唐辛子を加えて辛みを出すのもおすすめです。

みょうがは生で使うことが多いですが、おみそ汁に入れると、さわやかな風味が口の中に広がり、さらにみょうがのシャキシャキとした食感がおいしいですよ。今回は大葉や生姜などの香味野菜を入れて風味よく仕上げましたが、どんな具材ともよく合うので、毎日のおみそ汁にぜひ加えてみてくださいね。

具材はお湯を沸騰させてから入れます。加熱しすぎると食感や風味を損なうので、玉ねぎがしんなりしてきたところでみそを溶かし入れましょう。

ジューシーななすにみょうがのシャキシャキとした食感がおいしい、さっぱりとした和え物です。塩もみしたなすに薄切りにしたみょうがを加え、昆布茶、ごま油、しょうゆ、かつお節で和えるだけ。あっさりとしたなすにみょうがの風味が効いて癖になる味わいですよ。
昆布茶のうま味がしっかり染み込んでいるので、さっぱりとしていながらも、味に深みがあって絶妙なおいしさです。

しっかりとした味付けなので、箸休めだけでなく、ごはんにのせて食べてもおいしいですよ。お好みで、昆布茶やしょうゆの量を調節してくださいね。時間が経つとなすの色が変色するので、食べる少し前に作るといいですよ。

こちらのレシピは、塩もみしたなすと、斜め薄切りにしたみょうがを合わせ、白みそベースのからし酢みそで和えた一品です。ほんのり甘い酢みそにからしのほどよい辛みが食欲をそそり、なすとみょうがをおいしく食べられますよ。

なすを水に浸けてアク抜きする際は、ラップをなすに押し付けるようにかぶせると、なすが浮いてこないので、まんべんなく水に浸かります。

きゅうりとみょうがのシャキシャキとした歯触りや、さわやかな風味に清涼感を感じる和え物です。めんつゆ、しょうゆ、お酢を使ったさっぱりとした味わいなので、食欲がないときにもおすすめですよ。冷蔵庫で冷やして食べると、より一層さわやかに食べられます。

きゅうりは塩もみしたあと、しっかり水気を絞りましょう。塩分が気になる方は、塩をさっと洗い流してから水気を絞ってください。

オクラとみょうがを塩昆布、めんつゆ、おろし生姜で和えた一品です。とろみがありながらもシャキシャキとした歯触りがおいしいオクラに、塩昆布のうま味とみょうがの風味が広がるおいしさ。大葉と生姜の風味がアクセントになって箸が進みますよ。ぜひ作ってみてくださいね。

オクラはラップに包んで電子レンジで加熱するので、下処理も簡単。手早く作れるので、時間がないときにもおすすめです。

続いても塩昆布和えですが、こちらのレシピは、ゴーヤを使って塩昆布とごま油でさっぱりと仕上げた和え物です。ゴーヤとみょうがのシャキシャキとした歯触りに、塩昆布のうま味がおいしい一品。ほろ苦いゴーヤとみょうが特有の風味で、大人な味わいが楽しめますよ。お酒のおつまみにもぴったりです。

ゴーヤはシャキシャキとした食感が魅力です。さっとゆでたあとは、すぐ冷水や氷水に取って冷やし、しっかり絞ってから使います。そうすることで予熱で火が通るのを防ぎ、シャキシャキとした食感をキープできますよ。すぐに冷やすことで、色も鮮やかに仕上がります。

めかぶと小口切りにしたみょうがをしょうゆ、砂糖、酢で和えるだけ。わずか5分で出来上がる、スピードおかずです。とろっとしためかぶに、みょうががアクセントになってさっぱりと食べられますよ。簡単なので、あと一品欲しいときやお酒のおつまみにもおすすめです。

めかぶは味付けなしの物を使っています。お好みで千切りにした生姜を加えると、食感や風味がプラスされておいしいですよ。小口切りにした青唐辛子を加えて、ピリッとした辛みを出すのもおすすめです。

お次は、サラダのご紹介です。韓国料理でおなじみのチョレギサラダに風味のいいみょうがをプラスしました。みょうが特有の風味がアクセントになって、癖になるおいしさ。甘酸っぱいドレッシングとの相性も抜群です。お酒のお供にもよく合うので、ぜひ作ってみてくださいね。

野菜とドレッシングは早くから和えると、野菜がしんなりしてしまうので、食べる直前に和えるのがおすすめですよ。

みょうがや大葉など、たっぷりの薬味を鶏ガラベースのさっぱりとした中華風ドレッシングで和え、木綿豆腐と合わせた中華風サラダです。豆腐をくずしながら和えることで、少ない分量のドレッシングでも味がしっかり馴染んでおいしく仕上がります。ラー油のピリッとした辛みがアクセントになって、箸が進みますよ。

食感は変わりますが、絹ごし豆腐を使ってもおいしくお召し上がりいただけます。豆腐はしっかり水切りをしてから使いましょう。

みじん切りにしたみょうがや生姜などの香味野菜と鶏ひき肉を炒め、ホールトマト缶、鶏がらスープの素、コンソメ顆粒を使ってミートソース風に煮込みました。みょうがのさわやかな風味が鶏ひき肉のうま味によく合い、トマトの酸味も加わって、さっぱりと食べられますよ。

普通のミートソースよりもあっさりしていて、新鮮なおいしさ。お好みでパスタやグラタンなどに活用して、いつもと違う味わいを楽しんでみるのもおすすめです。

いかがでしたか？薬味以外にもおかずや主食に活用できるみょうが。大葉や生姜などの香味野菜と合わせることで、より一層涼味あふれる風味を楽しめます。ぜひ、この機会にみょうがを料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した他にも、クラシルではさまざまなみょうがを使ったレシピをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。