最終更新日 2024.3.8

青パパイヤとは?特徴、下ごしらえや食べ方について解説!

青パパイヤとは?特徴、下ごしらえや食べ方について解説!

ソムタムなど、タイ料理などで使われることの多い食材「青パパイヤ」。東南アジアでは定番の食材ですが、最近はスーパーの青果コーナーで国産のものもよく見かけるようになりました。今回はそんな青パパイヤの食べ方や味の特徴などを解説します。後半では、青パパイヤを使ったおいしいレシピもご紹介!ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • 青パパイヤとは
  • 普通のパパイヤと青パパイヤは何が違うの?
  • パパイヤの歴史
  • 青パパイヤの下ごしらえ
  • 青パパイヤの食べ方
  • 青パパイヤを使ったレシピをご紹介
  • 青パパイヤのソムタム風サラダ
  • 青パパイヤのエスニックサラダ

青パパイヤとは

青パパイヤとは、パパイア科パパイア属に分類されるパパイヤの未熟果。パパイヤと言うと、表面が黄色やオレンジ色のものを思い浮かべますが、青パパイヤはその名のとおり表面が深いグリーンで、別名「グリーンパパイヤ」とも呼ばれています。タイ料理ではよく使われる定番の食材で、輸入物は年間を通してスーパーで入手できます。

日本ではまだ馴染みが薄く、輸入食材のイメージがある青パパイヤですが、実は沖縄県や鹿児島県など日本でも栽培されていて、7~11月の暖かい時期は国産物も出回っているんですよ。果肉の色は白くきめ細やかで、かたそうな見た目に反して包丁がスッと入るくらい簡単に切ることができます。そのまま食べるとエグみが強いため、水にさらしてアク抜きをする必要があります。下処理の方法は記事中盤で説明していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。

アク抜きした青パパイヤはエグみのない、みずみずしくさっぱりとした味わいで、サラダや炒め物などさまざまな料理に活用することができます。最近ではスーパーフードとしても注目されていて、健康や美容に敏感な方の間でも人気が高まっている食材なのです!

普通のパパイヤと青パパイヤは何が違うの?

パパイヤといえばマンゴーなどと並んで南国のフルーツとして知られていますよね。そんなパパイヤと今回テーマである青パパイヤは別の品種と思っている方も多いかもしれませんが、収穫時期が異なるだけで実は同じ果実なんです!青パパイヤは、パパイヤの実が熟す前に収穫したものだったんですね。ただ、同じ果実でも、熟したパパイヤは「果物」、熟す前の青パパイヤは「野菜」として扱われます。青パパイヤは熟していないため、完熟パパイヤのように甘味やフルーティーさはほぼなく、クセのないシャキシャキとした食感を楽しむことができます。未熟ではあるものの、酸味や苦みなど際立った特徴がないので、料理やスイーツにも活用できる万能野菜なのです。

パパイヤの歴史

ここで、パパイヤの歴史についても少しだけご紹介します。想像以上に長い歴史を持っているパパイヤ。中南米が原産のパパイヤの誕生はなんと2億年前とも言われています。恐竜が生きていた時代から存在していたかもしれないなんて、なんともロマンがありますね!その後、古代マヤ文明の遺跡から食用や薬用とされた植物の中にパパイヤが存在していたという記録もあるようです。16世紀に入り、スペインの探検家によってパナマや南アメリカ北西部であらためて発見されたことによりカリブ海沿岸に広まり、その後世界各地の熱帯地域に伝わったと言われています。明治時代に日本へ持ち込まれたパパイヤは、沖縄や小笠原諸島で栽培がはじまり、現在でも沖縄県や鹿児島県を中心に栽培されています。

青パパイヤの下ごしらえ

さて、先ほど青パパイヤはアク抜きをする必要があるとお伝えしましたが、そのやり方を確認してみましょう!まずは青パパイヤを半分に切って中の種をスプーンなどで取ります。ピーラーで皮を剥いたら、細切りや一口大など調理に適したサイズにカットします。そのまま食べるとエグみが強いため、カットしたら10分ほど水にさらしてアク抜きをしましょう。アク抜きをしてしっかり水気を切ったら、下処理完了です!

青パパイヤの食べ方

パパイヤは、生食できるのでサラダや和え物で食べるのが一般的ですが、加熱調理にも強いので炒め物にもよく使われます。さらに煮物にもぴったりの食材で、和風な味つけとも相性抜群です!料理に合わせて細切りにするだけでなく、一口大など切り方を変えることで食感もを楽しむことができますよ!タイ料理によく使われることからエスニック風の味つけで食べる印象がありますが、青パパイヤ自体にはクセがないので、洋風や中華などさまざまな味つけで楽しむことができます。また料理だけでなく、スイーツに活用することもできるので、アレンジ次第でさまざまな使い方が可能な食材なんですよ。

青パパイヤを使ったレシピをご紹介

エスニックな味つけと相性のよい青パパイヤですが、ここではそんな定番の青パパイヤの食べ方をはじめ、エスニックな味つけ以外で楽しむレシピもピックアップしてみました。さまざまな味つけで青パパイヤを楽しんでみてくださいね。

青パパイヤのソムタム風サラダ

青パパイヤを使ったサラダと言えば、やはり定番のソムタムは外せません。こちらは手軽にアレンジしたソムタム風サラダです。細切りにした青パパイヤをロースハムやパクチー、ミニトマトと合わせてスイートチリソースやナンプラーなどのエスニックな調味料で味つけしました。酸味と甘味、辛味が絶妙なバランスでやみつきになりますよ!

青パパイヤのエスニックサラダ

青パパイヤを使ったサラダをもう一品ご紹介します。こちらは、ピーナッツや干しエビも加えてより食感よく、風味豊かに仕上げました。フレッシュなライムの酸味と鷹の爪のピリッとした辛味がアクセントになったサラダは、一度食べたらまた食べたくなるおいしさです!

青パパイヤとエビのキムチ和え

キムチが味の決め手!青パパイヤの和え物もおすすめです。細切りにした青パパイヤと蒸しエビ、キムチをごま油で和えるだけで作れるので、あと一品ほしいときにもぴったり!エスニックな味つけ以外の青パパイヤレシピとして、ぜひ覚えておきたいですね!

パパイヤチャンプルー

チャンプルーと言えば「ゴーヤチャンプルー」が有名ですが、こちらのレシピではゴーヤの代わりに青パパイヤを使ってアレンジしてみました。青パパイヤは、かつお節や顆粒和風だしとも相性抜群!ごはんもどんどん進みますよ。ぜひ和風の味つけでも青パパイヤを楽しんでみてくださいね!

青パパイヤと手羽元の煮物

青パパイヤは煮物にしてもおいしくいただけます。一口大にカットした青パパイヤをしょうゆやみりん、顆粒和風だしなどで味つけして煮込みました。煮込んだ青パパイヤは、まるで冬瓜や大根のように煮汁の旨味を吸って絶品ですよ!

青パパイヤカレー

じゃがいもの代わりに青パパイヤを使ってカレーを作ってみましょう。スパイシーなカレーにシャキシャキとした青パパイヤの食感がアクセントになってやみつきになるおいしさ!いつもと少し違うカレーを食べたくなったときに覚えておくと便利なレシピです。

青パパイヤと豚バラ肉のガーリック炒め

青パパイヤを使ったメインおかず、青パパイヤの炒め物はいかがでしょうか。豚バラ肉のコクとめんつゆの旨味が青パパイヤにしっかり絡んでごはんが進みますよ!味つけはめんつゆとみりんだけとシンプルですが、すりおろしニンニクを加えることで風味豊かに仕上がります。手軽に作れるのもうれしい一品です!

青パパイヤと牛肉のオイマヨ炒め

こっくりと深みのある味わいがやみつきになる、オイマヨ炒めもぜひお試しいただきたい一品です。旨みたっぷりの牛肉とシャキシャキの青パパイヤを炒めて、マヨネーズやオイスターソースで味つけしました。コク深く濃厚な味わいですが、青パパイヤの食感のおかげで箸が止まらなくなること間違いありませんよ!

青パパイヤとポークランチョンミートのガーリック炒め

ごはんのおかずにもお酒のおつまみにもぴったりな、青パパイヤのガーリック炒めです。細切りにした青パパイヤと拍子切りにしたスパムを、めんつゆにみりんとすりおろしニンニクを加えたタレで炒め合わせるだけ!あっという間に作れる青パパイヤの副菜として、ぜひレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。

※『スパム』は「ホーメル・フーズ・コーポレーション」の登録商標又は商標です。

青パパイヤとエビのピリ辛炒め

青パパイヤと相性抜群のエビをスイートチリソースとケチャップで甘辛く味つけしました。エビチリソースのような味わいで、プリッとしたエビの食感とシャキッとした青パパイヤの食感のコントラストが楽しめます。材料さえ揃っていればとても簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。

さまざまな調理法で青パパイヤを楽しんで!

エスニック料理に使われるイメージがある食材ですが、実はさまざまな味つけや調理法で楽しめる優れた食材だったんですね!今回ご紹介した内容を参考に、スーパーなどで見つけたらぜひ青パパイヤ料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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