鮮やかな緑色が特徴の「ゴーヤ」ですが、追熟させると黄色になるのをご存知ですか?黄色くなったゴーヤはなんとなく食べられないように感じますが、実は苦味が和らぎ、逆に甘みが増して食べやすくなるんですよ。この記事では、ゴーヤの種や味が変化する理由について、ゴーヤのおすすめレシピとともにご紹介します。
ゴーヤは黄色くなっても食べられる?味や調理方法を詳しくご紹介
- 目次
- ゴーヤが黄色くなる原因は?
- 黄色いゴーヤは食べられる?
- ゴーヤの種が赤い原因は?
- ゴーヤの保存方法
- ゴーヤの苦みの取り方
- ゴーヤの苦味の取り方
- ゴーヤを使ったおすすめレシピ
- シンプルなゴーヤチャンプルー
ゴーヤが黄色くなる原因は?
買ってきたゴーヤが気づいたら黄色くなっていた、という経験がある方は少なくないかもしれません。食べられないようにも感じますが、ゴーヤが黄色くなるのは腐っているからではなく、熟したからなんです。ゴーヤは実が熟すにつれて、緑色、黄緑色、黄色、オレンジ色と色が変化します。私たちが普段食べている緑色のゴーヤは、まだ熟していないものだったんですよ。
ただ、完熟した黄色やオレンジ色のゴーヤは傷みやすいので、流通することはほとんどなく、黄色いゴーヤを買うことはできません。黄色いゴーヤを食べてみたい方は、緑色のゴーヤを買ってきて、常温で保存してみてください。ゴーヤは追熟させられる野菜なので、常温に置くことで実が熟し、黄色くなりますよ。
黄色いゴーヤは食べられる?
黄色いゴーヤは腐っているわけではないため、食べられます。ただし、いつもと違う臭いがしたり、水分が出てぬるぬるしていたり、カビが生えていたりする場合は食べられないので注意が必要です。
黄色いゴーヤは緑色のゴーヤに比べて苦味が少なく、甘みが増しています。歯ごたえは少しなくなっていますが、ゴーヤの苦味があまり得意ではない方にとっては、黄色いゴーヤの方がおいしいと感じるかもしれません。ぜひ試してみてください。
ちなみに、緑色のゴーヤが苦いのは「モモルデシン」という成分のせいで、これはゴーヤが熟す前に動物に食べられにくくするためだといわれています。
ゴーヤの種が赤い原因は?
ここまでで説明したとおり、黄色いゴーヤは熟したものですが、その中に入っている種もいつもとは違う色になっています。実は、完熟したゴーヤの種は赤くなるんです。ゴーヤが完熟したあとも育て続けると、赤い種が中から飛び出してくることもあるのだとか。
緑色のゴーヤの種の周りには、白いワタがありますが、赤くなった種の周りはゼリーのような状態になっています。一見すると腐っているように見えますが、これも食べられるんです。このゼリー状の部分は甘いので、ゴーヤの栽培が盛んな沖縄では、デザートやおやつとして食べることもあるそうですよ。
ゴーヤの保存方法
ゴーヤを腐らせることなく、おいしく食べるための上手な保存方法をご紹介します。ゴーヤは常温保存、冷蔵保存ができるので、それぞれのポイントを以下で見てみましょう。
- 常温保存
ゴーヤは2日間ほどであれば常温で保存することができます。ただ、熟成が進み、黄色くなってくると日持ち期間も短くなるので、すぐに食べないときは冷蔵保存がおすすめです。
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冷蔵保存
ゴーヤは種とワタの部分が傷みやすいので、冷蔵保存する場合でも種とワタをあらかじめ取り除いておくのがおすすめです。まず、ゴーヤを縦半分に切り、スプーンで種とワタを削り取ります。それから、切り口にキッチンペーパーをあて全体をラップで包んでから冷蔵庫で保存してください。
ゴーヤの苦みの取り方
ゴーヤといえば苦みがあるのが特徴でその苦みもとってもおいしいのですが、下処理によって苦味を和らげることもできます。ここでは、3つの方法をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ゴーヤの苦味の取り方
ゴーヤの苦味の取り方には、塩でもむ方法、塩と砂糖でもむ方法、お湯でゆでる方法があります。塩や砂糖でもんだときにゴーヤから出る水分には苦味成分が含まれているので、調理に再利用しないでください。また、塩や砂糖で下味がついた状態になっているので、調理のときにほかの調味料の量を調節してみてくださいね。お好みの方法を試していただき、サラダや炒め物などにぜひ活用してみてください。
ゴーヤを使ったおすすめレシピ
ここからは、ゴーヤをおいしくいただけるおすすめレシピをご紹介します。定番のゴーヤチャンプルーや、おつまみにぴったりのゴーヤチップスなど、絶品レシピを取りそろえました。ぜひチェックしてみてくださいね。
シンプルなゴーヤチャンプルー
ゴーヤを使った料理といえばまずはこれ!ゴーヤチャンプルーのご紹介です。ゴーヤの苦味と豚バラ肉の旨味がよく合い、箸がどんどん進むおいしさです。豚バラ肉はお好みでほかの部位を使ってもおいしくお作りいただけます。ごはんが進むしっかりとした味つけなので、今晩のおかずにぜひ作ってみてくださいね。
苦さ控えめゴーヤチャンプルー
こちらのゴーヤチャンプルーでは、ゴーヤを塩もみすることと、下ゆですることの2つの方法を使って、ゴーヤの苦味を和らげています。和風だしが効いた味つけで、家族みんなで食べるのにぴったりのおかずですよ。苦味を残したい場合は下ゆでする代わりに、塩もみしたゴーヤを水洗いして使ってみてくださいね。
ゴーヤでカレーライス
ゴーヤの苦味と相性ばっちり!ゴーヤでカレーライスを作ってみましょう。カレーにゴーヤを入れるのは意外に感じるかもしれませんが、コーンと玉ねぎの甘みも感じられ、とっても食べやすいですよ。今回は鶏むね肉を使いましたが、好きなお肉でお作りいただけるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ゴーヤとちくわのごま炒め
ササッと作れる、ゴーヤとちくわのごま炒めのご紹介です。味つけはめんつゆだけなのでとっても簡単!ごま油とたっぷり入れたすりごまが香ばしく、とってもおいしいですよ。ゴーヤの苦味とちくわの旨味もよく合います。ちくわがない場合はかまぼこなどで代用することもできるので、ぜひ作ってみてくださいね。
ゴーヤと豚バラのさっぱり梅和え
さっぱりといただける、ゴーヤと豚バラの梅和えはいかがでしょうか。ゴーヤに梅干しとポン酢の酸味がよく合い、何度でも食べたくなるおいしさですよ。ごま油の香りとかつお節の旨味で、まろやかで奥深い味わいに仕上がります。ごはんのおかずはもちろん、お酒のおつまみにもおすすめですよ。
ゴーヤのツナマヨサラダ
間違いない組み合わせ!ツナとマヨネーズを使って、ゴーヤが主役のサラダを作ってみましょう。シャキシャキとした食感のゴーヤに、マイルドなツナマヨがよく合いますよ。コーンで甘みもプラスされるのでとっても食べやすく、ゴーヤの苦味があまり得意ではない方にもおすすめです。
もう箸が止まらない 無限ゴーヤ
ごま油の香りが食欲をそそる、無限ゴーヤをご紹介します。ゴーヤの苦味とツナの旨味が相性抜群で、やみつきになるおいしさです。ゴーヤ料理の新たな定番になるかもしれませんよ。ご家庭にあるごま油やポン酢、かつお節などを使ってとっても簡単にお作りいただけます。ぜひ作ってみてくださいね。
おつまみに ゴーヤチップス
手が止まらないおいしさ!ゴーヤチップスはいかがでしょうか。輪切りにしたゴーヤをめんつゆに漬け、片栗粉をまぶして揚げました。程よい苦味とサクサクの食感で、ついつい手が伸びてしまいますよ。マヨネーズをつけると、さらに苦味が和らぎます。おつまみにもぴったりの一品なので、ぜひお試しくださいね。
ゴーヤをおいしく料理してみよう!
今回は、黄色いゴーヤの特徴や食べられるかについて、ゴーヤを使ったおすすめレシピと合わせてご紹介しました。苦味が少なく甘味が増した黄色いゴーヤを一度味わってみたいものですね。ゴーヤの苦味を活かした絶品レシピもたくさんご紹介したので、ぜひ作ってみてくださいね。
クラシルでは、ゴーヤを使ったレシピをほかにもたくさんご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。