山芋とは、自然薯・長芋・大和芋など、ヤマノイモ科に属する芋を総称した呼び方です。品種によって形や味に違いはありますが、基本的にどの種類も粘りの強い食感が特徴です。
調理法でアレンジ自在!【山芋】を使った絶品レシピ15選
- 目次
- 山芋とは?
- 叩いて簡単!山芋の塩昆布和え
- 材料3つ!切って混ぜるだけの赤しそ和え
- 揚げ方で食感変わる!明太子和え
- ホクホクで香ばしい!山芋ステーキ
- とろろと千切りを両方楽しむ「ばくだん」
- カリッふわっ!スキレットで山芋ステーキ
- チーズがとろーり絶品山芋ステーキ
山芋とは?
すりおろして頂く「とろろ」のイメージが強いかもしれませんが、生ならシャキシャキ、加熱するとほくほくの異なる食感を味わうことができるので、色々なメニューにアレンジして楽しみたい食材なんです。
今回はそんな山芋の選りすぐりのレシピをご紹介します。シャキシャキ食感を楽しめる手軽な和え物から、ほくほくのステーキやふわふわのグラタンまでありますので、ぜひお好みの一品を見つけてみてくださいね。
叩いて簡単!山芋の塩昆布和え
最初は山芋の塩昆布和えをご紹介します。こちらのレシピでは、山芋の中でも一番手に入りやすい「長芋」を使っています。山芋は叩くことで味が染み込みやすくなり、粘りが出て塩昆布がよく絡みます。刻んだ大葉を入れると風味豊かに仕上がりますよ。
山芋はポリ袋に入れてめん棒で叩くのがおすすめです。大葉はキッチンバサミを使って切れば、まな板なしで一品作ることができます。とても簡単なので、ぜひお試しくださいね。
材料3つ!切って混ぜるだけの赤しそ和え
続いてご紹介するのも、シンプルで簡単にできる和え物です。長芋ときゅうりを切ったら、ゆかりで和えるだけで完成!山芋ときゅうりのシャキシャキ食感が楽しく、赤しそでさっぱりとした味わいの一品です。
箸休めやお酒のおつまみにもぴったりですよ。時間が立つと水分が出てしまうので、ゆかりを混ぜた後はお早めにお召し上がりください。
揚げ方で食感変わる!明太子和え
いつもと違う山芋を楽しみたい時におすすめの一品をご紹介します。切った山芋を明太子で和えるだけでもおいしいですが、ひと手間加えて、山芋を素揚げしました。素揚げすることで、旨みが増してとてもおいしいですよ。ピリッと辛味のある明太子がよく絡んで、ごはんのおかずやお酒のおつまみにも良く合います。
山芋のシャキシャキ感を残したい時は短めに、ホクホクとした食感を楽しみたい時はきつね色になるまで揚げると、まるでポテトフライのようなおいしさが味わえます。
ホクホクで香ばしい!山芋ステーキ
山芋を焼くことで、ホクホクの食感が楽しめるステーキです。カリッとした表面の中はホクホクに仕上がり、ごま油とニンニクの香りが食欲をそそります。千切りやとろろなどワンパターン化しがちな山芋も、ごはんが進むおかずに大変身!とてもおいしいのでぜひ作ってみてくださいね。
作り方はとても簡単。山芋を両面焼き色がつくまで焼き、調味料を加えて味が馴染んだら出来上がり!あっという間に作れるのもうれしい一品です。
とろろと千切りを両方楽しむ「ばくだん」
とろろとオクラ、納豆のネバネバ食材にマグロと卵黄を加えたばくだん小鉢は食べ応えたっぷり!山芋は千切りも加えることで、とろとろとシャキシャキの2つの食感が楽しめておいしいですよ。透明なグラスに盛り付けると一気に食卓が華やぎます。
オクラは塩をふって電子レンジで加熱すると楽です。器に順番に食材を入れ、オクラは断面が見えるようにするときれいに仕上がります。サラダ感覚でさらっと食べられますが、のりで巻いたり丼にしたりとアレンジも楽しめますよ。
カリッふわっ!スキレットで山芋ステーキ
外はカリッと中はふわっとした食感がたまらない山芋ステーキです。材料を切り、山芋をすりおろして混ぜ合わせ、スキレットに流し入れてオーブントースターで焼くだけなので手軽に作れます。焼いている間は他の料理が作れるのもうれしいポイントです。
具材は青ねぎと紅生姜を刻んで入れると、お好み焼きのような味わいでとてもおいしいですよ。軽い口当たりの食感はクセになること間違いなし!お好みの食材を入れてアレンジが楽しめますので、ぜひ作ってみてくださいね。
チーズがとろーり絶品山芋ステーキ
同じくすりおろした山芋で作るふわふわのステーキに、チーズを入れてアレンジした一品です。外はカリッと焼けて香ばしく、中はふわふわ!たっぷりのチーズが焼けてとろーり溶け、生地に絡めて食べると絶品ですよ。お酒もついつい進んでしまうおいしさです。
生地の材料を混ぜ合わせ、油をひいたフライパンに入れたらチーズをたっぷりのせて蓋をします。焼き色がつくまで蒸し焼きにし、裏返して両面焼いたら完成です。先ほどご紹介したレシピのようにスキレットに生地を入れて、オーブントースターで焼いて作ることもできますよ。
卵がふんわり!簡単かきたま汁
こちらは、すりおろした長芋を加えたかきたま汁です。卵にとろろを加えて混ぜることで、口当たりが滑らかでふんわりとした食感になり、とてもおいしいですよ。かつお節からだしをとって作ると風味豊かに仕上がり、ほっとする味わいに仕上がります。
お好みで、豆腐やすりおろした生姜などを入れてもおいしくできあがります。寒い冬の時期や、食卓にもう一品ほしい時におすすめです。
とろろとごはんを贅沢に。ねぎとろたく丼
山芋の定番とろろごはんに、たくあんを入れたねぎとろをのせた丼はいかがでしょうか?マグロととろろは相性抜群。千切りにしたたくあんの歯応えがアクセントになり、とろろがよく絡んでたまらないおいしさです。手軽に作れるのでランチにもおすすめですよ。
ねぎとろ用のマグロに、千切りにしたたくあんと小ねぎを入れて混ぜ合わせます。あとはとろろをかけたごはんにのせるだけ。トッピングしたピリッと辛みのあるかいわれ大根がよく合いますよ。
食べ方いろいろ「明太とろろだし」
とろろに明太子ときゅうり、オクラを加えた明太とろろだしです。明太子のピリ辛とまろやかなとろろがよく合います。明太子の旨みがあるので、味付けはめんつゆだけでOK!豆腐にかけてサラダにしたり、ごはんや麺類にかけてもとてもおいしいですよ。
オクラは塩をかけてまな板の上で板ずりをすると、周りのうぶ毛が取れて色鮮やかに仕上がります。きゅうりは5mm角に切って歯応えを出すと食感も楽しめますよ。めんつゆを白だしに変えたり、お好みの具材でぜひお試しください。
とろ旨!明太チーズとろとろグラタン
こちらは、とろとろの食感がたまらないえびグラタンです。ホワイトソースの代わりにとろろを使えば、グラタンが簡単に作れますよ!エビと玉ねぎで食べ応えも出て、とろとろの食感とチーズのコクがたまらないおいしさです。
材料を混ぜてチーズをのせ、オーブントースターで焼くだけ!めんつゆとマヨネーズを入れているので、コクのある濃厚な味わいです。焼いている間にもう一品作ることもできますよ。おもてなしにもぜひいかがでしょうか?
みそとゆず胡椒が決め手!和風グラタン
すりおろした山芋とたっぷりのひらたけで作る、ふわふわの和風グラタンはいかがでしょうか?みそとゆず胡椒で味付けをしたとろろをホワイトソース代わりに使っています。とろとろふわふわの和風ソースとチーズがとてもよく合い、おいしい一品です。ごはんにも合いますよ!
具材の玉ねぎ、ベーコン、ひらたけはバターで炒めて塩こしょうをします。耐熱皿に入れたら味付けをした山芋ソースをかけ、ピザ用チーズをのせてオーブントースターで焼色をつけたら完成です。しめじやエリンギなどお好みのきのこでぜひ作ってみてくださいね。
いくらで豪華に!とろろのさっぱり冷製パスタ
見た目も華やかな、いくらととろろで作る冷製パスタのご紹介です。パスタはめんつゆを使って和風の下味をつけているので、とろろといくらによく合います。大葉の香りがアクセントになり、さっぱりとしているので暑い日にもぴったり。そばやうどんでもおいしく食べられますよ。
冷製パスタはスパゲティをゆでた後、氷水でしっかり冷やしましょう。オリーブオイル、めんつゆ、レモン汁、塩こしょうを混ぜたソースでスパゲティを和えたら、あとは具材をトッピングするだけで簡単に作れます。いつもと違うパスタが食べたい時におすすめですよ。
とろろと甘辛の牛肉の絶品冷やしそば
とろろそばに甘辛く味付けをした牛こま切れ肉を加えて、食べ応えのある一品にアレンジ!とろろが牛こま切れ肉とそばによく絡んで絶品ですよ。とろろでさっぱりと喉ごしも良いので、食欲がない日にもおすすめです。牛肉はお好みの部位で作れますよ。
そばにかけるめんつゆは水で薄めて、冷蔵庫でよく冷やすのがおすすめ。冷たいつゆにすると冷やしそばが一層おいしく味わえます。またそばは、ゆでそばを使うと流水でほぐすだけなのでとても簡単に作れますよ。うどんでアレンジするのもおすすめです。
とろろとうずらでかわいい月見そばいなり
最後はとろろの月見そばいなりのご紹介です。お稲荷さんの皮で包んだそばの上に、とろろとうずらの卵で作るミニサイズの月見がとてもかわいらしい一品です。お稲荷さんの皮の甘じょっぱい味がとろろとよく合います。市販のおいなりさんの皮を使うと手軽に作れますよ。
そばはめんつゆと混ぜ合わせて味付けをしておくと、何もつけずにそのまま食べられます。そばの上にとろろをのせたら指で窪みをつけることで、うずらの卵がのせやすくなり、見た目もきれいに仕上がりますよ。時間のある時や休日にぜひ作ってみてくださいね。
「山芋」の楽しみ方は無限大!
簡単な副菜から食べごたえのあるおかずまで、山芋のレシピを幅広くご紹介しました。調理法によって食感が変わるので、色々なレシピを試してみたくなりますね!
ご紹介したレシピは冷蔵庫やご家庭にある食材でアレンジがしやすいので、ぜひいろいろ作ってみて、お気に入りのレシピを見つけてくださいね。