「コノシロ」という魚をご存知ですか?成長するごとに呼び名が変わるため出世魚とも呼ばれていますが、一般的な出世魚とは少し異なる特徴があるようです。今回は、そんなコノシロの味わいや旬のほか、コハダとの違いなどもご紹介します。記事後半ではおいしい食べ方やおすすめレシピも登場するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コノシロってどんな魚?味や特徴、コハダとの違いについても解説!

- 目次
- コノシロとは
- コノシロは成長するにつれて呼び名が変わる魚
- コノシロは出世魚じゃない?
- コノシロのおいしい食べ方
- 旨みたっぷり!コノシロやコハダを使ったおすすめレシピ
- コノシロを食べてみよう!
コノシロとは
「コノシロ」とは、ニシン目ニシン科コノシロ属に属する海水魚のこと。水深が15m付近よりも浅い沿岸や、河口の汽水域をすみかとし、日本では松島湾以南の太平洋沿岸や、新潟県以南の日本海沿岸から南シナ海などに生息しています。
コノシロは、全長20〜30センチほどの木の葉のように薄い身体と、糸のように長い背ビレが特徴です。背は灰青色、腹部は銀白色をしていますが、エラブタから尾にかけて、黒い斑点が点線状に何列も並んでいるため、黒味を帯びているように見えることも.
旨みは強いもののくどさはなく、さっぱりとした味わいを楽しむことができますが、小骨が非常に多いため、調理する前にしっかりと下処理をする必要があります。
ちなみに、名前の由来については諸説あり、かつて「飯」の「代わり」になるほど大量に獲れたことから「飯の代(このしろ)」と呼ばれるようになったとも言われているんですよ。
ほかにもさまざまな説が提唱されていますが、なぜこの名で呼ばれるようになったのかは、いまだにはっきりとはわかっていないのだそうです。
コノシロは成長するにつれて呼び名が変わる魚
実はコノシロは、ブリやスズキなどと同じ「出世魚」のひとつ。
稚魚から成魚になるまで、シンコ、コハダ、ナガズミ、コノシロの順に呼び名が変わっていきます。以下で、それぞれの特徴を確認してみましょう。
シンコ
コノシロの稚魚のことを「シンコ」といいます。6月から8月のごく限られた期間だけしか水揚げができない高級魚で、江戸っ子たちの間で人気を博した「江戸前寿司」では、初夏の期間にだけ登場する最高級のネタとして知られています。
コハダ
全長7〜10センチ、若魚のコハダは8~9月ごろに旬を迎えます。定番のお寿司のほか、酢じめや天ぷら、塩焼きにしてもおいしくいただくことができます。関東では、コハダを酢じめにしたものを粟に漬けた「こはだの粟漬け」をおせち料理の一品に作ることも多いのだそうです。
ナガズミ
コハダよりも大きく、コノシロよりも小さい時期が「ナカズミ」です。シンコやコハダより旨みが劣るわけではありませんが、この大きさまで成長すると寿司ネタとして使いづらくなるため、価格はぐっと低くなります。
コノシロ
15センチ以上の大きさになると「コノシロ」と呼ばれるようになります。市場ではほぼ通年見かけることができますが、旬は11月〜2月ごろの晩秋から冬の時期。この時期に水揚げされたものは脂のノリがよく、旨味がたっぷりつまっています。
コノシロは出世魚じゃない?
さて、コノシロは上記でもご説明したように、成長するにつれて呼び名が変わる「出世魚」です。
出世魚は立身出世の願いが込められた縁起物として、古くより親しまれてきました。
こういった理由から、ブリやスズキなど、大半の出世魚は大きくなるのに比例して価値が上がってくものですが、今回のテーマであるコノシロは逆。小骨が多く、大型になればなるほどかたくなり、寿司のネタとして使いづらくなってしまうため、シンコやコハダに比べて価値が大幅に下がってしまうのです。そのことから「逆出世魚」と呼ばれてしまうことも……。
ですが、大きい個体の方が旨味は強くなり、とくに寒い時期のコノシロは脂がのっていて絶品だと言われています。食べ方を工夫すればとてもおいしくいただける魚なので、見かけたらぜひ手にとってみてくださいね。
コノシロのおいしい食べ方
強い旨味がありつつも、さっぱりとした後味が魅力のコノシロ。
江戸前寿司や、全国各地の郷土料理に使われることも多く、熊本県八代地域に伝わる「コノシロの姿寿司」は、道の駅や物産館に並ぶなど、地元の人だけでなく観光客にも人気の一品なのだそうです。
コノシロは小骨が多いため、おうちでいただくときは「酢じめ」にするのが一般的です。酢に漬け込んでいくうちに小骨や頭など固い部分がやわらかくなって、おいしく食べられますよ。
また、調理する前に小骨を処理する必要はありますが、コノシロ持前の旨みを活かして、天ぷらや唐揚げ、塩焼きにするのもおすすめ!詳しいレシピはこのあとご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
旨みたっぷり!コノシロやコハダを使ったおすすめレシピ
ここからは、コノシロやコハダを使ったおすすめレシピをご紹介します。定番の酢じめはもちろん、塩焼きや唐揚げなど幅広いレシピをピックアップしたので、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。
コノシロの塩焼き
シンプルなコノシロの塩焼きです。下処理をしたコノシロをオーブントースターで香ばしく焼きあげるだけで作れる簡単レシピですが、味は絶品!焼く前に塩をふりかけて1時間置くことで、コノシロの旨みがぐっと引き立ちます。今晩のおかずやお酒のおつまみに、ぜひ作ってみてくださいね。
コノシロのみぞれ和え
白いごはんやお酒のお供に、コノシロのみぞれ和えはいかがですか?からっと揚げたコノシロを大根おろしやポン酢で和えて、さっぱりおいしい一品に仕上げました。小ねぎの風味がアクセントになり、食べ始めるとついつい箸が止まらなくなるおいしさですよ。
コノシロの唐揚げ
サクッと香ばしい食感がクセになる、コノシロの唐揚げのレシピです。ポイントは、揚げる前にコノシロの皮目に細かく切り込みを入れ、骨切りすること!食感と同時に味なじみもよくなり、より食べやすく仕上がります。ぜひひと手間かけて、おいしく作ってみてくださいね。
コノシロのスパイシー唐揚げ
ピリッと刺激的な風味が食欲そそる、コノシロのスパイシー唐揚げのご紹介です。作り方はとても簡単で、ひと口大に切ったコノシロにカレー粉やチリパウダーなどを混ぜた衣を絡め、香ばしく揚げるだけでできあがります。いつもとひと味違う唐揚げが食べたいときにもぴったりなので、ぜひお試しくださいね。
コハダの酢じめ
今晩の晩酌のお供に、コハダの酢じめはいかがですか?コハダは、酢じめにすることで臭みが取れて食べやすくなり、さっぱりとした味わいを楽しめます。酸味が強い場合は、酢に砂糖を混ぜ合わせるとより食べやすくなりますよ。お好みで調節してみてくださいね。
コハダのちらし寿司
みじん切りにしたきゅうりとゆずの皮、白ごまを混ぜ込んだ酢飯の上に、コハダの酢じめや錦糸卵、いくらなどを散らして、味も見た目も大満足な一品に仕上げました。さまざまな食材の旨みが複雑に絡み合った奥深い味わいを、ぜひお楽しみくださいね。
コノシロを食べてみよう!
いかがでしたか?今回は、コノシロの特徴やおいしい食べ方、おすすめレシピなどをご紹介しました。
コノシロは、逆出世魚などと言われてしまうこともありますが、旨味が強く、深みのある味わいを楽しめる魚です。小骨の処理に少し手間がかかりますが、定番の酢じめのほか、唐揚げや塩焼きなど意外にも幅広くアレンジすることができます。
見かけたらぜひお手に取っていただき、今回ご紹介したレシピを試してみてくださいね。

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