正式名称を「クサソテツ」と言うこごみは、綺麗な緑色をした山菜の一種です。わらびやぜんまいのような形をしていますが、アクが少なくとっても食べやすいんですよ。成長が早いこごみが食べられるのは、先端がくるくる巻いている若芽の時だけ。時期を逃したら、次に味わえるのは一年後と旬の短い山菜なんです。こごみが手に入ったら、ぜひいろんな食べ方で味わってみてくださいね!
春を感じる山菜。「こごみ」を使ったおすすめレシピ5選
- 目次
- こごみってどんな山菜?
- こごみの名前の由来
- 春の山菜といえばこれ!ふきのとうとこごみの天ぷら
- こごみのごま和え
- こごみのクリームチーズ和え
- さっぱりおいしい こごみと柑橘のマヨポンサラダ
- こごみと豚バラのゆず胡椒炒め
- こごみの苦みと食感を味わおう!
こごみってどんな山菜?
こごみの名前の由来
クサソテツの若芽のときだけその名で呼ばれる「こごみ」。うずまき状になった先端が、丸くかがんだ(こごんだ)ように見える様子から名付けられたと言われています。くるくる巻いている先端部分は汚れがたまっていることがあるので、水をはったボウルで優しく洗ってから調理してくださいね。
春の山菜といえばこれ!ふきのとうとこごみの天ぷら
春の山菜といえば、天ぷらは外せないですよね。下処理の必要がない天ぷらは、山菜の旨みや風味をダイレクトに感じられるとっておきの料理です。ほくほくのふきのとうにシャキッとしたこごみ、食感が違うので食べ比べるのもおすすめですよ。山菜特有のほろ苦い味わいにお箸もお酒もどんどん進みます。天ぷらを綺麗に揚げるコツは、冷蔵庫で冷やした天ぷらの衣を使うこと。カリッと揚がった天ぷらは、どちらも絶品の美味しさです。ふきのとうやこごみのほか、いろんな春の山菜で試してみてくださいね。
こごみのごま和え
続いて、こごみをごま和えでいただくレシピはいかがでしょうか?ゆでたこごみをたっぷりの白すりごまで和えるだけと、作り方はとっても簡単!程よい苦味のこごみにごまの風味が合わさり、いくらでも食べられる美味しさに仕上がります。アクの少ないこごみは、さっとゆでて流水にさらすだけで下処理がすむのも嬉しいポイント。シンプルなごま和えだからこそ、こごみ本来の味わいや食感を楽しむことができます。和え衣をまとったこごみが可愛らしい一品は、おもてなしにしても喜ばれること間違いなしですよ。
こごみのクリームチーズ和え
いつもと違う食べ方がしたい時におすすめなのが、こちらのレシピです。こごみを濃厚なクリームチーズで和えると、苦味が和らいで食べやすい副菜が作れます。鮭フレークで彩りや旨みをプラスしているので、華やかなメイン料理の付け合わせにもおすすめ。醤油がキリリと味を引き締めていて、少ない量でも大満足のおかずになりますよ。ご飯にももちろん合いますが、ワインやパンとも相性抜群なんです。旬のこごみを、ぜひ洋風の味付けで味わってみてくださいね。
さっぱりおいしい こごみと柑橘のマヨポンサラダ
こごみにキャベツ、エビなどを合わせると見た目も楽しいボリュームサラダに大変身。グリーンに鮮やかな黄色とオレンジが映えて、パーティーにもぴったりな一品に仕上がります。マヨネーズやポン酢の酸味に甘夏みかんのジューシーさが加わり、こごみをさっぱりと食べることができますよ。食材はすべて同じお湯でゆでるので、調理時間が少ないのも嬉しいですよね。アクのあるこごみは、一番最後にゆでるのがポイントです。シャキッとした食感がお好みなら、キャベツの代わりにレタスを使っても美味しくお作りいただけますよ。
こごみと豚バラのゆず胡椒炒め
油と相性のよいこごみは、豚バラ肉と一緒に炒めるのもおすすめ。ジューシーな豚肉にゆず胡椒がピリッときいていて、味の組み合わせも抜群です。こごみは下ゆでせずに炒めるので、程よい食感と苦味が存分に楽しめますよ。ゆず胡椒は火を通しすぎるとせっかくの風味が飛んでしまうので、仕上げに加えて味をなじませたら、すぐに火から下ろしてくださいね。ゆずのさっぱりとした香りでこごみや豚バラ肉がパクパク食べられちゃいますよ。お好みに合わせて、お肉やきのこの種類をアレンジしてもいいですね。
こごみの苦みと食感を味わおう!
いかがでしたか?なかなか口にする機会が少ないこごみですが、ほろ苦い味わいとシャキッとした食感は春を感じるのにぴったりな山菜です。シンプルな料理からアレンジメニューまで、さまざまな食べ方が楽しめるのも魅力ですよね。こごみが手に入った際は、ぜひいろんな料理で味わってみてくださいね!