今日は、高野豆腐と根菜類で作る具だくさんレシピをご紹介します。
たっぷりと加えた根菜と干ししいたけの、素材そのものの甘味と旨味を活かしていますので、甘味調味料はごく控えめですが、じんわりとにじみ出るやさしい甘味です。
ひき肉の旨味を加え、しょうゆ味で締め、ご飯に合うコクたっぷりの甘辛い味に仕上げていますので、お子さんや高野豆腐や根菜が苦手な方にも、ぜひおすすめしたい一品です。
もうあと一品の副菜やお弁当のおかずにはもちろん、ちらし寿司の具材にもどうぞ。
手順
-
【1】干し椎茸を戻します。
-
【2】高野豆腐は製品の表記に従い、40~50℃のお湯または水につけて戻します。
-
【3】材料を切ります。手順2で戻した高野豆腐を、水の中で白くにごるまでもむようにして押し、水気を絞り7mm角に切ります。
-
【4】こんにゃくを7mm角に切ります。
-
【5】ごぼうはたわしなどで泥を洗い落とします。根元の硬い部分は切り落とし、太い場合は縦半分に切ってから、端から7mm幅に切ります。
-
【6】手順1で戻した干し椎茸を7mm角に切ります。水気を軽く絞って石づきを取り除き、7mm幅に切り、90度回転させて端から7mm幅に切っていくとよいです。
-
【7】にんじんは皮ごと7mm角に切ります。まずヘタを切り落とし、4~5cm長さ(指3本分の幅目安)に切り、縦に置いて7mm幅に切り、90度回転させて端から7mm幅に切っていくとよいです。
-
【8】フライパンまたは鍋に手順4のこんにゃくを入れ、中火にかけます。こんにゃくの表面が乾いて、ピューピュー、キュッキュッという音が鳴るまで炒めます。
-
【9】中央を少し開け鶏ひき肉を加えます。1分ほどそのまま置き、周りが白くなったら、ほぐしながら表面が白くなるまで炒めます。
-
【10】手順4のごぼうを加え、ざっと全体をかき混ぜて鶏肉の油を回します。
-
【11】手順5の干し椎茸を加えます。ざっと全体をかき混ぜて油が回ったら、にんじん、高野豆腐の順に加え、全体を混ぜ合わせます。
-
【12】合わせ調味料の材料を加えます。だし汁、干ししいたけの戻し汁、酒、砂糖を加え、いったん全体をかき混ぜてなじませます。
-
【13】そのまま1分ほど煮たらしょうゆを加え、全体をかき混ぜてなじませて、ふたをします。
-
【14】火加減は中火のまま煮込みます。煮立って充分に蒸気が出たら、そのままさらに7~8分ほどガーッと煮込みます。
-
【15】ふたを取り全体を底からかき混ぜて、煮汁が底から少し残る程度で火を止めます。
-
【16】保存の際は、充分に消毒した保存容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
投稿者からのコメント
■保存期間
冷蔵5日/冷凍1か月
■作り置きのコツ・ポイント
干し椎茸を戻す際は水につけて冷蔵庫に入れて12時間~24時間(一昼夜)ほどかけて戻すと、中までふっくらと戻って歯ごたえもあり、良い出汁も出て絶妙な仕上がりになります。
手順8以降を参照し、材料を炒めながら順に切りながら追加していくと効率が良いですが、無理しない程度に対応しましょう。
ごぼうは皮と実の間に旨味、香り、栄養が詰まっていますので、皮はむかずに調理することをおすすめします。スポンジの硬い面やアルミタワシ、アルミホイルを軽く丸めたものなどが、ごぼうの皮をむくことなく、泥を落としやすいです。シンクが狭い場合は、長さを2つ3つに切ってから洗うと良いです。
ごぼうはすぐに調理するので水にはつけなくて問題ありません。しばらく調理しない場合や、アクがどうしても気になる場合は変色を防ぐため水につけるとよいです。
こんにゃくをから炒りすることで、アクを抜くとともにこんにゃくの余分な水分を抜き、味がしっかりとしみ込むようにします。
保存の際は充分に消毒した保存容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
煮物は、冷める際に味が具材にしみ込みます。いったん粗熱が取れるまで置き再度軽く温めると、とても味のしみ込んだ仕上がりになります。
■アレンジのヒント
一緒に加えておいしい具材:れんこん/たけのこ/かんぴょう/薄揚げ/厚揚げ/大豆/昆布/枝豆
鶏ひき肉に替えて:豚ひき肉/豚こま切れ肉/鶏肉(チキンライス用など)/牛こま切れ肉
干し椎茸に替えて:お好みのきのこ類
ちらし寿司、混ぜご飯の具材にも。
卵で閉じても。
※みやすさのために書式を一部改変しています。