ゆで加減で食感が変わる「ゆで卵」ですが、理想の固さに仕上げるのは意外と難しいですよね。そこで今回、ゆで時間3分から12分までのゆで卵を作り、1分ごとの状態の違いを検証しました。この記事を読めば、半熟や固ゆでなど、使う料理やお好みに合ったゆで卵の作り方が一目でわかりますよ!レシピと合わせてチェックしてみてくださいね。
【早見表】理想のゆで卵の作り方!ゆで時間別に詳しく解説
- 目次
- 理想の固さのゆで卵は何分でできる?ゆで時間別に検証!
- ゆで卵を作る条件
- お好みのゆで卵はどれ?気になる検証結果を発表
- 3〜4分 ほぼ生の状態
- 5〜6分 半生の状態
- 7〜8分 半熟ゆで卵
- 9〜10分 しっとりゆで卵
- 11〜12分 固ゆで卵
理想の固さのゆで卵は何分でできる?ゆで時間別に検証!
ゆで時間による変化を詳しく見ていくために、今回はあえてゆで卵のゆで時間としては短い3分から開始して、その後1分ごとに状態の変化を検証します。
ゆで卵を作る条件
ゆで方や、ゆで上がり後の冷まし方は以下の条件で統一しました。
- Mサイズの卵を使用
- 冷蔵庫から出したばかりの卵を使用
- 沸騰したお湯に入れ、中火でゆでる
- ゆであがったらすぐに冷水に入れて冷やす
同じ条件で比較するため、今回は冷蔵庫から出したての卵を使用しています。冷蔵庫から出したばかりの卵を沸騰したお湯に入れると、殻が割れる場合があります。火力は湯がボコボコ沸騰しない程度を保っていただくことをおすすめします。
卵をお湯に入れる際は火傷に注意し、おたまなどを使って卵が割れないようにそっと入れてください。
お好みのゆで卵はどれ?気になる検証結果を発表
卵を10個用意し、それぞれゆで時間を変えてゆで卵を作るという検証を行いました。以下、検証結果の画像をご覧ください。
ゆで時間 | 卵の状態 | |
---|---|---|
3分 | 黄身は生の状態。白身はとてもやわらかく簡単に崩れてしまう。 | |
4分 | 黄身はまだ生の状態。白身は少し火が通ったが、まだ割れてしまうほどやわらかい。 | |
5分 | 黄身はほとんど固まっておらず、切るととろりと流れ出る。白身が割れなくなる。 | |
6分 | 黄身は外側がわずかに固まっているが、まだ切ると流れ出る状態。 | |
7分 | 半熟卵の状態。黄身は固まっている部分が増えて、流れ出る量が少ない。白身は固まっているがまだやわらかさがある。 | |
8分 | 半熟卵の状態。黄身の中心部はとろとろだが、切っても流れ出なくなる。 | |
9分 | 黄身はとろとろの部分がほとんどなくなり、しっとりとしている。白身は火が通り弾力がある。 | |
10分 | 黄身の外側が白っぽく固ゆでの状態になる。中心部はしっとりとしている。 | |
11分 | 白っぽく固まっている部分が多くなる。 | |
12分 | 固ゆでの状態。黄身にも完全に火が通る。 |
※卵の個体差や鍋の大きさなどにより、結果が異なる場合があります。
実際に検証してみると、ゆで時間が1分変わるごとに少しずつ違いが出ることがわかりました。以下で、ゆで時間とともに卵の状態を振り返ってみましょう。
3〜4分 ほぼ生の状態
3〜4分程度ゆでただけでは、ゆで卵とはいえず、ほぼ生に近い状態になります。
5〜6分 半生の状態
白身、黄身がそれぞれ少しずつかたまってきます。とろっと流れ出る黄身を楽しみたい場合は、この状態のものを使うのがおすすめです。ハンバーグや丼にのせるのもよいでしょう。
7〜8分 半熟ゆで卵
黄身がとろっとしっとりとしてきます。7分ゆでたものは黄身がとろとろですが、8分になると黄身の流れ出る量が減ってきます。丼物のトッピングのほか、サラダに加えるのもおすすめです。タレやドレッシングと黄身が混ざり合って、まろやかな味わいを楽しめますよ。
9〜10分 しっとりゆで卵
9〜10分ゆでると、黄身がとろっと流れでなくなってきます。そのまま食べたり味つけ卵にするのに向いている状態です。また、黄身が流れ出ないので半分に切ったものをサンドイッチの具材にするのもおすすめです。食べやすいうえにボリューム満点の一品ができあがります。
11〜12分 固ゆで卵
サンドイッチの具材や卵サラダにするなら11~12分の固ゆでにするのがおすすめです!11分ゆでたものは黄身の中央がまだ少ししっとりとしていますが、12分になると白くなってきます。そのままでもおいしいですが、少しもそもそとした食感になってくるので、油分の多いマヨネーズなどと組み合わせて楽しんでみてくださいね。
その他のゆで卵の作り方もチェック!
先ほどの検証では、冷蔵庫から出したばかりの卵を沸騰したお湯に入れる方法でゆで卵を作りましたが、ここではそれ以外の方法で作るゆで卵をご紹介します。シーンに合わせた作り方をお試しください。
水から!簡単ゆで卵
水からゆでるゆで卵の作り方を知りたい方はこちらがおすすめ!お湯を沸かす必要がないので、覚えておくと忙しい朝などにも重宝しますよ。半熟は10〜11分、標準は12分、固ゆでは13分を目安に作ってみてくださいね。
卵のゆで時間と固さの関係
常温の卵を水からゆでるときは、こちらのレシピを参考にしてみてください。火加減の調整が必要になりますが、この方法でもおいしいゆで卵が作れますよ。半熟は8〜10分、固ゆでなら13〜15分程度が目安です。
ゆで卵を使ったおすすめレシピをご紹介!
ゆで時間による仕上がりの状態や変化がわかったところで、ここからはゆで卵を使ったおすすめレシピをご紹介します。食べ応え抜群のたまごサラダやドリア、ランチにもぴったりなサンドイッチなどバラエティ豊かにピックアップしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
とろーりおいしい!肉巻き半熟卵
食べ応え抜群!とろとろの半熟卵がたまらない、肉巻き半熟卵のレシピをご紹介します。半熟卵を豚バラ肉で巻き、しょうゆやみりん、砂糖などで甘辛く味つけしました。卵のまろやかな味わいに豚肉の旨味がベストマッチ。甘辛味でごはんとの相性も抜群です!お肉は豚バラ肉のほかに、豚ロース肉や牛肉でもおいしくお作りいただけますよ。
アボカドとブロッコリーのゴロゴロたまごサラダ
濃厚な味わいがやみつきになる、ゆで卵を使った簡単サラダのご紹介です。ゆで卵は半分に、アボカドやブロッコリーもゴロッと大きめに切って、オリーブオイルやレモン汁などを加えたマヨネーズでサッと和えればできあがり!少量加えたすりおろしニンニクがアクセントになり、後をひくおいしさです。レモンの風味が爽やかで、最後のひと口まで飽きることなく食べられますよ。
お手軽 ピリ辛煮たまご
お酒のおつまみにぴったりな、煮たまごのレシピです。お湯を沸かして7分程度ゆでた卵をめんつゆとニンニクを混ぜ合わせたタレに漬けて、1時間置くだけで完成!つけダレには一味唐辛子も加えているので、ピリッとした辛味がアクセントになっています。ごはんが止まらなくなるおいしさですよ!
揚げない 焼きスコッチエッグ
大人も子どもも喜ぶこと間違いなし!半熟卵がとろっとあふれる、焼きスコッチエッグを作ってみませんか?本来は油で揚げて作るスコッチエッグをより手軽に楽しめるように、フライパンで焼いて仕上げました。とろとろの黄身にジューシーなお肉を絡めて食べれば、思わず笑顔になるおいしさです。お好みのソースでもおいしく召し上がれますので、ぜひ作ってみてくださいね。
10分で作れる 丸ごとゆで卵のミートドリア
忙しい日の夕食には、ミートソース缶を使った簡単ミートドリアがおすすめ!ごはんの上に具材をのせたら、あとはオーブントースターで焼くだけのお手軽レシピです。ゆで卵を丸ごとのせているので、食べ応えも抜群ですよ!牛乳の代わりに生クリームを使うと、よりクリーミーな味わいが楽しめます。ゆで卵とごはんにミートソースとチーズをたっぷりとからめてお召し上がりくださいね。
ベーコンエッグ串サンドイッチ
ランチや朝食にぴったりな、ベーコンエッグサンドイッチをご紹介します。ゆで卵のほか、ベーコンやレタス、きゅうりを挟んだ満足度の高い一品!有塩バターやマヨネーズ、黒こしょうで味つけして、具材のおいしさが引き立つシンプルな味わいに仕上げました。具材をたっぷり挟むサンドイッチは、竹串を刺すときれいに盛り付けられますよ。ぜひ試してみてくださいね。
クラシルでゆで卵を使ったレシピをたくさんご紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
ゆで卵作りはこれで完璧!
いかがでしたか?今回はゆで卵のゆで時間検証と、おすすめレシピをご紹介しました。ゆで卵をどうしても理想の固さに仕上げられないという方も、これからはきっと自分好みのゆで卵が作れますよ!今回ご紹介したおすすめレシピとあわせて、ぜひ参考にしてみてくださいね。