最終更新日 2024.11.21

これで失敗知らず!簡単な温泉卵の作り方と気をつけたいポイント

これで失敗知らず!簡単な温泉卵の作り方と気をつけたいポイント

料理のトッピングやあと一品に便利な「温泉卵」。とろりとした温泉卵をのせると、いつもの料理が一気に華やぎますよね。この記事では、温泉卵の簡単な作り方と短時間で作れる電子レンジを使った方法を動画付きで詳しく解説します。温泉卵を使ったおすすめレシピも必見ですよ!ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • ポイントも解説!鍋を使った温泉卵の作り方
  • 準備するもの
  • 鍋を使った温泉卵の作り方
  • ①鍋に水を入れて沸騰させる
  • ②卵をお湯に入れて15分おく
  • ③卵を氷水で冷ます
  • 意外と簡単!温玉の作り方
  • 温泉卵は電子レンジでも作れる!注意点は要チェック

ポイントも解説!鍋を使った温泉卵の作り方

まずは、鍋を使った温泉卵の作り方をご紹介します。沸騰させたお湯に卵を入れておくだけで作れます。このときに注目したいのが卵の温度と入れ方です。

温泉卵を鍋で作るときは、冷蔵庫から取り出してすぐの卵を使うと簡単です。ただ、もし時間に余裕がある場合は卵を常温に戻しておくと、沸騰したお湯の中に入れたときに割れづらくなりますよ。ちょっとしたポイントを押さえることで失敗しにくくなるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

準備するもの

・小さめの鍋
・水(卵が浸かる量)
・卵
・氷水(卵を冷やす用)

※今回は直径17cmの鍋に1000mlのお湯入れて作っています

鍋を使った温泉卵の作り方

準備ができたら、早速鍋を使って温泉卵を作ってみましょう。

①鍋に水を入れて沸騰させる

水はしっかりと卵が浸かるくらいの量を沸かします。卵を水から入れるとゆで時間が長くなり、固まり過ぎる可能性があるので必ずお湯に入れてくださいね。

②卵をお湯に入れて15分おく

沸騰したら火を止めて卵を入れ、そのまま15分おきます。卵をお玉にのせて静かに鍋に入れると、卵が割れるのを防げますよ。お湯の温度を下げるために、蓋はしないでおきます。お湯の温度は65~70℃が目安です。

※卵をお湯の中に入れたら、お湯の温度を下げるために蓋をせずにおいておきましょう。

③卵を氷水で冷ます

15分経ったら卵を取り出し、氷水で冷まします。この工程を省くと余熱で卵が固まり、ゆるめのゆで卵になってしまいます。卵の表面に触れて熱さを感じない程度まで、しっかりと冷やしてくださいね。

※お湯から取り出した卵は、余熱で固まらないように氷水でしっかりと冷ましてください。

温泉卵を上手に作るポイントがわかったところで、動画でも確認してみましょう。

意外と簡単!温玉の作り方

この動画では、常温に戻した卵を使って温泉卵を作っています。お手持ちの鍋のサイズによって入れる水の量が変わりますが、卵がかぶるくらいのお湯を用意することがポイントです。そのまま食べたり、カレーやハンバーグなどにのせておいしく召し上がってくださいね。

温泉卵は電子レンジでも作れる!注意点は要チェック

温泉卵は電子レンジで簡単に作ることもできますよ。鍋よりも短時間で作れるので、すぐに使いたいときに重宝する方法です。ただし、注意点がいくつかあります。作り方の解説をした後に注意点も説明していますので、必ず併せてチェックしてくださいね。

準備するもの

・深めの耐熱容器
・水(卵が浸かる量)
・卵(常温に戻しておく)

※卵は鍋で作るときと同様に、事前に常温に戻しておきましょう。卵が冷たいと火の通りが遅くなります。

電子レンジを使った温泉卵の作り方

ここからは電子レンジを使った温泉卵の作り方をご紹介します。卵は直接温めると破裂して大変危険です。必ずポイントや注意点を確認し、作るようにしましょう。

①深めの耐熱ボウルに卵を割り入れ、水を入れる

耐熱ガラス製のボウルや陶器のマグカップなど、深さのある容器を準備しましょう。水は、卵全体がしっかりと浸かる量を入れてください。

※水は必ず卵全体が浸かるまで加えることが重要です。

②卵黄に穴をあけて電子レンジで加熱する

つまようじで卵黄に穴を開け、ラップはせずに500Wの電子レンジで10秒ずつ、3回に分けて加熱します。加熱しすぎると破裂する可能性があるので、様子を見ながら短時間ずつ行いましょう。卵白が白っぽくなるまでが目安です。

※卵の破裂を防ぐために、しっかりと卵黄に爪楊枝で穴をあけておきましょう。

③庫内で冷ましてから取り出す

卵白が白っぽくなってきたら完成です。ただし、加熱後は卵が破裂したり、突沸が起こってお湯が飛び散ったりする可能性があるので、すぐに電子レンジから取り出さずに、数分間庫内に置いて冷ましましょう。また、電子レンジから取り出す際は火傷をしないように十分注意してください。

※卵は加熱しすぎると破裂する可能性があるため、様子を見ながら短時間ずつ加熱してください。

電子レンジで温泉卵を作るときの注意点

ここで、電子レンジで温泉卵を作るうえでの注意点をご紹介します。電子レンジを使う方法は、手軽に温泉卵を作りたいときに便利な方法ではありますが、以下の点を守らないと卵が破裂する危険があります。卵が破裂すると電子レンジ庫内が汚れてしまうだけでなく、火傷を負ってしまう可能性もあるので必ずチェックしましょう。

  • 深めの耐熱ボウルを使う
  • 水は必ず卵全体が浸るまで入れる
  • 必ず爪楊枝で穴を開ける
  • 様子を確認しながら少しずつ加熱する
  • 加熱後はすぐに取り出さない

これらはすべて、卵を破裂させないための対策です。卵の個体差や耐熱容器の大きさの違いなどによって加熱時間は変わるため、様子を確認しながら加熱しましょう。

また、加熱後は必ず冷めるまで庫内に置いておくことが大切です。電子レンジで加熱することによって、卵の中の圧力が上昇して破裂する可能性があります。加熱中に破裂しなかったとしても取り出す際に破裂することもあるため、加熱後は必ず冷めるまで庫内に置いておきましょう。

温泉卵と半熟卵の違い

温泉卵と同じようにとろっとした黄身が魅力の「半熟卵」がありますが、これらの違いは一体何なのでしょうか。以下で確認してみましょう。

温泉卵

温泉卵は、黄身よりも白身のほうがとろりとした状態の卵です。これは、卵の黄身と白身のタンパク質が固まる温度の差を利用しています。黄味は65~70℃、白身は80℃で固まる性質があるため、黄身が固まる温度のお湯に浸けておくことで、黄味は半熟程度に固まり、白身は完全に固まっていない状態の温泉卵を作ることができるのです。

半熟卵

ちなみに、温泉卵と似ているものに半熟卵がありますが、半熟卵は白身が固まり、黄味が半熟で固まりきっていないという違いがあります。こちらは卵に熱が伝わる時間差を利用したもの。卵をお湯に入れると白身から黄身の順に熱が伝わるので、加熱時間を短くし、黄身に完全に熱が通る前に加熱をストップすることで半熟卵になります。また、80℃以上の温度をキープしながら加熱を続ければ、固ゆで卵が作れます。

同じ卵でも、加熱の仕方や温度で仕上がりが変わるのはおもしろいですよね。

温泉卵を使ったおすすめレシピをご紹介

ここからは温泉卵を使ったおすすめレシピをご紹介します。トーストや野菜に温泉卵を絡めてソースのようにしたり、丼ものやカレーにトッピングしたりと、さまざまな食べ方で楽しむことができますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。

温泉卵のサラダトースト

温泉卵をのせたサラダトーストをご紹介します。カリッと焼いたトーストにとろりとした温泉卵を絡めて食べると、まろやかな味わいでとてもおいしいですよ。粉チーズの塩気とオリーブオイルの風味もアクセントになり、シンプルながら飽きのこない味わいです。

アスパラの温泉卵添え

アスパラガスに温泉卵を添えれば、まるでレストランのようなおしゃれな一品に。みずみずしいアスパラガスにコクのある温泉卵がよく合います。アスパラガスは電子レンジで加熱するレシピなので、温泉卵を用意すればぱぱっと作れますよ。

豚の角煮丼 温泉卵のせ

とろーり温泉卵がたまらない、豚の角煮丼はいかがでしょうか。旨味たっぷりのジューシーな豚バラ肉にまろやかな温泉卵がよく合い、ごはんがすすみますよ。豚肉をゆでこぼしてからじっくり煮込むことで、ほろほろと崩れるようなやわらかい食感に仕上がります。

たっぷり茄子と豚肉の甘味噌そぼろ丼

ナスと豚肉のそぼろ丼に温泉卵をのせた一品です。甘辛いみそベースの味つけがとろりとしたナスとジューシーな豚ひき肉にしっかりと絡み、ごはんによく合う味わいに。温泉卵を絡めるとまろやかさが加わり、また違うおいしさが味わえますよ。

意外と簡単!温泉卵を作ってみよう

温泉卵は、お湯に卵をいれておくだけで簡単に作れます。いつものカレーや丼ものに温泉卵をのせると、ひと味違ったおいしさが楽しめますよ。ポイントを押さえれば失敗しにくくなるので、ぜひ記事を参考にしてみてくださいね。

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