最終更新日 2024.3.8

サーロインってどんなお肉?由来や特徴、おいしい食べ方について解説!

サーロインってどんなお肉?由来や特徴、おいしい食べ方について解説!

「サーロイン」といえば牛肉の中でも人気の部位で、サーロインステーキとしても有名ですよね。しかし、具体的にどの部位のお肉か知らない方も多いのではないでしょうか。この記事では、サーロインの部位や由来、特徴について解説します。サーロインのおいしい食べ方やおすすめレシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • サーロインはどの部位?
  • サーロインの特徴は?
  • サーロインステーキのおいしい食べ方は?
  • サーロインを使ったおすすめレシピをご紹介!
  • バター醤油で 定番ステーキ
  • 定番 洋食屋さんのビーフステーキ
  • 牛サーロイン肉のヴィナグレッチ風ソース
  • サラダ風ステーキ 牛肉のタリアータ

サーロインはどの部位?

「サーロイン」とは、牛の腰の上部の肉で、サーロインの「ロイン」には「腰肉」という意味があります。「サー」の由来には諸説ありますが、かつてのイギリス国王がサーロインのおいしさに感激し「サー」という爵位の称号を与えたという説や、フランスでサーロインが「シュールロンジュ(surlonge)」と呼ばれていて、「上部」という意味の「sur」が使われたという説などがあります。フランス語の「longe(ロンジュ)」は「腰肉」という意味で、英語の「loin(ロイン)」の語源といわれています。

ちなみに、サーロインは腰の上の部分のお肉だとご説明しましたが、サーロインより少し肩寄りの部分が「リブロース」、肩の部分は「肩ロース」といい、この3つの部位を合わせて「ロース」と呼びます。ロースは英語の「ロースト」が由来となっていて、「ローストするとおいしい部分」という意味があるんですよ。

ロースといえば、豚肉をイメージする方が多いのではないでしょうか。食肉の部位を定めているJAS法では、豚肉のロースはもちろん正式な部位として定めていますが、サーロインは部位としての設定はありません。サーロインがあるのは牛肉だけなんですよ。

サーロインの特徴は?

サーロインは、牛肉の中でも高級な部位です。それでは、サーロインにはどんな特徴があるのか解説します。

サーロインは、きめが細かくやわらかい食感が特徴の部位です。肉の赤身と赤身の間の脂肪が白い網目状に入っているのを「サシ」と呼びますが、サーロインにはこのサシが程よく入っていて、ジューシーな味わいです。脂と赤身には上品な旨味があります。

ただし、サーロインの中でも和牛と輸入牛では特徴が少し異なり、輸入牛の方が赤身が多い傾向があります。それに比べて、和牛はより細かいサシが入り、いわゆる「霜降り」の状態になっています。そしてその脂は融点が低いため、口の中でとろけるようなやわらかい食感で、加熱すると甘い香りがあるんですよ。

サーロインステーキのおいしい食べ方は?

サーロインといえば、サーロインステーキとして食べる機会が多いですよね。以下で、サーロインステーキのおいしい食べ方について解説するので見てみましょう。

ステーキを焼く下準備として、お肉を常温に戻しておきます。お肉の表面と中心部に温度差があると中まで均一に火を通しにくいので、焼く30分ほど前に冷蔵庫から出しておくといいですよ。お肉が冷凍保存してある場合は、冷蔵庫で半日ほどかけて解凍してから、常温まで戻しましょう。そうすることで、お肉の旨味を逃すことなく解凍できます。

お肉に塩をかけて時間をおくと水分が出てきます。そのときにお肉の旨味成分も一緒に出てきてしまうため、塩こしょうは焼く直前に振るといいですよ。

肝心の焼き方のポイントは、フライパンをしっかり熱してから焼くことです。最初に強火でお肉の表面を焼きつけることで、肉汁を閉じこめます。何度もひっくり返すのではなく、片面が焼けたらもう片面を焼いて終わりです。しっかりと霜降りのある上質なサーロインステーキほど、脂と一緒に旨味も溶け出しやすいので、必要以上に加熱しすぎないよう気をつけてくださいね。

ちなみに、サーロインを使ったステーキといえば、「Tボーンステーキ」もあります。Tボーンステーキとは名前のとおり、T字型の骨がついたステーキですが、この骨があるのがサーロインとヒレの部分なんです。ヒレにはサーロインとまた少し違うおいしさもあるので、一品で両方のおいしさを楽しむことができますよ。

ここまでご説明したように、サーロインはステーキとして食べる機会が多いのですが、すき焼きやしゃぶしゃぶ、ローストビーフにしても、そのやわらかい肉質を楽しむことができます。機会があったらぜひ食べてみてくださいね。

ステーキのおいしい焼き方を検証!結果はこちらでチェック!

サーロインを使ったおすすめレシピをご紹介!

ここからは、サーロインを使ったおすすめレシピをご紹介します。さっぱりとした味わいのヴィナグレッチ風ソースのステーキや、食べごたえ抜群のガーリックステーキチャーハンなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

バター醤油で 定番ステーキ

まずは、定番のサーロインステーキをご紹介します。今回は、ニンニクを効かせたバターしょうゆ味に仕上げました。シンプルな味わいのソースがお肉のおいしさを引き立ててくれますよ。ぜひ作ってみてくださいね。

定番 洋食屋さんのビーフステーキ

まるでお店のような味わい!「定番洋食屋さんのビーフステーキ」を作ってみましょう。表面は香ばしく、中はジューシーに焼きあげたステーキに、レモンとパセリバターをトッピングしました。さわやかな風味が旨味たっぷりのステーキによく合い、とってもおいしいですよ。

牛サーロイン肉のヴィナグレッチ風ソース

色とりどりの野菜を使った、牛サーロイン肉のヴィナグレッチ風ソースはいかがでしょうか。ヴィナグレッチとは、酢にトマトなどの野菜を混ぜたソースで、ブラジル料理でよく使われるものです。さっぱりとした味わいで、サーロインステーキとも相性抜群ですよ。

サラダ風ステーキ 牛肉のタリアータ

バルサミコ酢を使って、サラダ風ステーキを作ってみましょう。クレソンのサラダとサーロインステーキに、さっぱりとした味わいながらコクのあるドレッシングがよく合います。とってもおしゃれな一皿なので、おもてなしにもぴったりですよ。

お肉を味わう サイコロステーキ

シンプルな味つけのサイコロステーキをご紹介します。2cmの角切りにしたサーロインステーキを、塩こしょうだけで味わってみましょう。噛むほどに、お肉そのもののおいしさが口の中に広がりますよ。

スタミナ満点 ガーリックステーキチャーハン

食べごたえ抜群!ガーリックステーキチャーハンはいかがでしょうか。お肉の旨味とニンニクの香りがごはんに染み込み、手が止まらなくなるおいしさですよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

ごろっとステーキのガーリックライス

ニンニクの香りが食欲をそそる「ごろっとステーキのガーリックライス」のご紹介です。食べごたえのあるお肉とこんがりと焼けたニンニクの風味がとってもおいしいですよ。がっつり食べたいときにおすすめの一品です。

ステーキ肉で和風ロコモコ丼

サーロインステーキで和風ロコモコ丼を作ってみましょう。ハンバーグの代わりにステーキを焼くだけなので、いつもより簡単に作ることができますよ。ニンニクを効かせた甘めのタレがごはんによく合い、おかわりしたくなるおいしさです。

和風シャリアピンソースでステーキ丼

特別な日のメニューにおすすめ!「和風シャリアピンソースでステーキ丼」のご紹介です。玉ねぎのみじん切りとすりおろしニンニクに漬け込んだやわらかいサーロインステーキに、玉ねぎの甘さが引き立ったこっくりとしたソースが相性抜群です!ぜひお試しくださいね。

クレソンガーリックライスでステーキ丼

モリモリ食べられる!「クレソンガーリックライスでステーキ丼」はいかがでしょうか。クレソンのほのかな苦味とニンニクの香りが効いて、クセになるおいしさです。見た目も華やかで、一品でも満足感があるので、ササッと食べたいランチにもおすすめです。

おうちでサーロインステーキを食べてみよう!

今回は、サーロインの特徴や部位、おいしい食べ方について解説しました。サーロインステーキは、お店で食べるごちそうというイメージを持っていた方も多いかもしれませんが、おうちでも簡単に調理でき、いろいろなアレンジレシピもお楽しみいただけます。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ作ってみてくださいね。

クラシルでは、サーロインを使ったレシピをほかにもご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。

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2023.12.6 最終更新

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