韓国料理「ポッサム」とは?サムギョプサルとの違いや、お家でできる簡単レシピもご紹介!

韓国料理「ポッサム」とは?サムギョプサルとの違いや、お家でできる簡単レシピもご紹介!

韓国料理の中でも人気の「ポッサム」。サムギョプサルとよく似ていて、ゆでた豚肉をキムチなどと一緒に葉野菜で包んで食べる料理です。この記事では、そんなポッサムの特徴やサムギョプサルとの違いについて解説します。後半ではお家で作れる簡単なレシピもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • ポッサムってどんな料理?
  • ポッサムの付け合わせ
  • ポッサムとサムギョプサルとの違い
  • ポッサムの作り方
  • ポッサムの食べ方
  • ポッサムのお手軽レシピをご紹介!
  • 人気の韓国料理ポッサムをお家で楽しもう

ポッサムってどんな料理?

ポッサムとは伝統的な韓国料理のひとつで、

ゆでた豚肉を薄切りにして、キムチやサムジャンなどの付け合わせと一緒に野菜で包んで食べる料理です。

ポッサム」は韓国語で「包む」という意味があります。包み野菜にはサンチュやえごまの葉が多く使われますが、本場韓国では「サンム」と呼ばれる大根の甘酢漬けや「ペッキムチ」という辛くない白菜キムチに包むこともあるんですよ。ポッサムに使われる豚肉は腹部分のバラ肉で、生姜やニンニク、ねぎなどと一緒にゆでで作られます。香味野菜とゆでた豚肉は臭みが和らぎ、しっとりとやわらか。ゆでる過程で余分な脂が落ち、豚肉がもつ旨味と甘みが存分に味わえます。

ポッサムの付け合わせ

さらに、ポッサムの魅力のひとつは付け合わせの豊富さです。キムチやスライスしたニンニク、サムジャンという味噌だれ、玉ねぎなどが定番で、その中でも味の決め手として重要なのがキムチです。ポッサム用のキムチは一般的なキムチよりも発酵期間が短く、辛味や香りがマイルドなので日本人にも食べやすいといわれています。

ちなみにポッサムのバリエーションとして人気なのが、生牡蠣が添えられた「牡蠣ポッサム(クルポッサム)」です。旨味たっぷりの豚肉と濃厚でクリーミーな牡蠣の味わいを甘辛いキムチがさらに引き立て、絶品!ぜひ一度は食べてみたい一品です。

ポッサムとサムギョプサルとの違い

ポッサムと同じく、葉野菜で豚肉を包んで食べる代表的な似た韓国料理に「サムギョプサル」がありますが、これらの違いは調理法です。どちらも豚肉を使った料理ですが、ポッサムはゆでて作るのに対し、サムギョプサルは焼いて作るのが特徴です。以下でそれぞれの魅力を確認してみましょう。

使う部位では同じでも異なる味わい

実は、サムギョプサルというのは元々は料理の名前ではなく豚肉の部位を指す言葉で、赤身と脂身が三層になっているバラ肉のことを指します。ポッサムもサムギョプサルも豚バラ肉の部位を使用するという共通点はあるものの、ポッサムはゆでで作るため余分な脂が落ち、サムギョプサルに比べてあっさりとした味わいが特徴です。

食べ方は同じでも異なる見た目

また、ポッサムもサムギョプサルも食べ方は同じで、キムチやニンニクなどの付け合わせをサンチュなどの野菜で包んで食べます。サムギョプサルは鉄板で焼きながら食べますが、ポッサムは大皿にゆでた豚肉や具材を盛り付けるのが特徴です。大皿に色とりどりの具材が並ぶ様子は華やかで見栄えもよいので、ポッサムは人が集まる際のおもてなし料理としても人気があるそうですよ。

サムギョプサル
サムギョプサル

ポッサムの作り方

ここで、ポッサムの作り方をご紹介します。

【作り方】

① 鍋に豚バラブロック肉、半分に切った玉ねぎ、長ねぎの青い部分、生姜、ニンニク、水、料理酒、塩、黒こしょうを入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にし、アクを取り除きながら50分ほど煮込みます。
②豚肉がやわらかくなるまで煮込んだら取り出し、粗熱を取って1cm幅に切ります。
③切った豚肉をエゴマの葉やサンチュにのせ、サムジャンやキムチ、スライスしたニンニクなどお好みのトッピングをのせてお召し上がりください。

💡クラシルシェフのおいしく作るコツとポイント💡
・豚バラブロック肉は、香味野菜と一緒に弱火でじっくりと煮込むことでやわらかく、臭みも取れておいしく仕上がります。
・豚バラブロック肉の中心部まで火が通ったかの確認は、竹串を刺してみて透きとおった汁が出てくるかをみて判断できます。
・サムジャンがお手元になければ、 コチュジャン、みそ、酢、砂糖、ごま油、すりおろしニンニク、白いりごまなどを混ぜた付けダレを付けていただくのもおすすめですよ。

ポッサムの食べ方

ポッサムの作り方を知ったところで、ポッサムのおいしい食べ方についてご紹介します。

葉野菜で包んで食べる

キムチやサムジャン、ニンニク、玉ねぎなどと一緒にサンチュやえごまの葉に包んで食べるのが定番の食べ方です。本場韓国では、ペッキムチという辛くない白菜キムチに包むのも定番。ペッキムチは程よい酸味とあっさりとした味わいが特徴で、ポッサムと相性抜群なんですよ!また、キムチで巻いたり、サンムという大根の甘酢漬けで包んだり、薄い餅で包んだりとさまざまな食べ方で楽しめます。

ソースにつけて食べる

韓国ではセウジョッというアミエビの塩辛ソースにつけてそのまま食べることも多いそうです。また、オリーブオイルにみじん切りのニンニク、たっぷりの蜂蜜を使ったマヌルソースをつけるのも人気の食べ方。豚肉自体に味つけをしていないでの、ソースでアレンジが可能なのもポッサムの魅力のひとつです。

ポッサムのお手軽レシピをご紹介!

ここからは手軽に作れるポッサムのレシピをご紹介します。豚バラブロック肉を使ったスタンダードなものから薄切り肉で簡単に作れるレシピ、3種のタレでアレンジしたものまでバリエーション豊富にピックアップしました。ぜひ気になるレシピをお試しくださいね。

お家で出来る 本格ポッサム

まずはスタンダードなポッサムのレシピをご紹介します。香味野菜と一緒にじっくりと煮込んだ豚バラ肉はやわらかな食感で、臭みもなくとてもおいしいですよ。コチュジャンを使った甘辛いタレが豚肉とよく合うので、ぜひ作ってみてくださいね。

韓国料理!茹でポッサム

こちらのレシピは豚バラ肉をスライスしてからゆでるので、下ごしらえをしておけば短時間で手軽に作ることができますよ。旨味たっぷりの豚肉もゆでることで余分な脂が落ち、さらにサンチュなどの野菜を合わせればさっぱりと食べられます。ついつい手が伸びる、やみつき間違いなししの一品です。

豚ロースでお手軽ポッサム

薄切りの豚ロース肉で作るお手軽ポッサムのご紹介です。はちみつの甘みとニンニクを効かせたタレと豚肉の相性がよく、ごはんもお酒もすすみますよ!手に入りやすい材料でぱぱっと作れるので、今日の晩ごはんにいかがでしょうか。

3種のタレで味わう 本格ポッサム

タレで味わいの変化を楽しむポッサムのご紹介です。豆板醤の辛味を効かせたオーロラダレやまろやかなごまダレなど、甘みのある豚肉と相性抜群のタレを3種類ご用意しました。どれも調味料を混ぜ合わせるだけで簡単に作れますよ。また、このレシピでは豚ロースのブロック肉を使い、調味料やインスタントコーヒーを加えて煮込みました。インスタントコーヒーを入れるのは驚きですが、味に奥行きが出て臭みなども和らぎます。ぜひお試しくださいね。

人気の韓国料理ポッサムをお家で楽しもう

今回はポッサムの特徴やサムギョプサルの違い、さらに本格的なものからアレンジレシピまでご紹介しました。豚肉をゆでて作るポッサムは、ご家庭でも気軽に楽しめる韓国料理です。付け合わせやタレのバリエーションも豊富なのも魅力のひとつ。ぜひ気になるレシピで作ってみてくださいね。

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