さつまいもを料理に使うときに、皮の一部や断面が黒くなっているものをときどき見かけますよね。「この黒くなっているところ、食べても大丈夫なのかな…?」と気になることはありませんか?今回は、そんな疑問にお答えしていきます!さつまいものおすすめおやつレシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
“さつまいも”の黒い所、食べても大丈夫?NGな場合とOKな場合あり!その正体に「知らなかった…!」
- 目次
- さつまいもが黒くなる正体は「ヤラピン」!
- 食べない方がいい変色もある
- 低温障害
- 傷んでいるサイン
- さつまいものおすすめおやつレシピをご紹介!
- トースターで簡単 シンプルなスイートポテト
- 3時のおやつに さつまいもチップス
- しっとりほっくり さつまいものチーズケーキ
さつまいもが黒くなる正体は「ヤラピン」!
さつまいもの皮に黒い蜜のようなものが付いていたり、さつまいもを切って置いておくと断面が黒くなったりすることがありますよね。この黒ずみの正体は「ヤラピン」という成分です。
「ヤラピン」は、さつまいもを切ったときに出る白い汁の中に含まれています。ヤラピンは「空気に触れて時間が経つと黒くなる」という性質があるため、さつまいもの端の断面や、皮についた傷からにじみ出た白い汁に含まれるヤラピンが黒く変色する、というメカニズムなのです。ヤラピンは食べても問題はありませんが、黒く固まってしまった部分は固くなっていることがあるので、気になる場合は取り除くのがおすすめ。断面が黒くなるのを防ぐには、切ったらすぐに水にさらすのがポイントです。
この「ヤラピン」、腸の筋肉を収縮させることで腸の内容物を移動させる「ぜん動運動」を促す働きがあるとされています。また、食物繊維との相乗効果で、腸内環境を整える働きもあるんですよ。
食べない方がいい変色もある
一方で、さつまいもが変色している場合に「食べない方がいい」こともあります。
低温障害
さつまいもを切ったあと、少し時間が経ってから変色するときには先ほど解説した「ヤラピン」の作用によるものと考えられますが、切ったときにすでに黒い斑点や黒ずみがある場合は「低温障害」の可能性があります。さつまいもを保存するときの適温は10~15℃程度といわれているため、基本的には常温保存がおすすめです。冷蔵庫に入れずに冷暗所で保存するようにすると、低温障害を防ぐことができますよ。
傷んでいるサイン
さつまいもを切ったとき、断面が茶色くなっているのは、すでに傷んでいる証拠です。また、白や緑色のふわふわしたものが付いているときは「カビ」なので食べないようにしましょう。触ったときにブヨブヨとやわらかく、異臭がするときも傷んでいるので食べられません。
さつまいもが黒くなっている原因が「ヤラピン」の作用なのか「傷み」なのかを見極め、安全においしく召し上がってくださいね!
さつまいものおすすめおやつレシピをご紹介!
ここからは、さつまいもを使った絶品おやつレシピをご紹介します。ホクホクとしたさつまいもと牛乳で作るシンプルなスイートポテトや、クリームチーズと合わせてじっくりと焼き上げたさつまいものチーズケーキなどをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
トースターで簡単 シンプルなスイートポテト
さつまいものおやつの定番、スイートポテトのご紹介です。さつまいものやさしい甘みとまろやかな牛乳が絶妙にマッチした一品!スイートポテトにはバターを入れることが多いですが、このレシピではサラダ油で代用していてとてもお手軽ですよ。オーブントースターでサッと作れるので、ぜひお試しくださいね。
3時のおやつに さつまいもチップス
お子様のおやつに、さつまいもチップスはいかがでしょうか。カリッと油で揚げたさつまいもと、コクのある甘さのはちみつが相性抜群!パリパリとした食感が楽しく、ついつい手が止まらなくなるおいしさですよ。一度食べたらリピート間違いなしなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
しっとりほっくり さつまいものチーズケーキ
しっとりとした口当たりでティータイムのお供にぴったりの、さつまいものチーズケーキのご紹介です。ほっくりとしたさつまいもと濃厚なクリームチーズが相まって、まさに絶品ですよ。土台に混ぜた抹茶の香りがふわっと広がり、まるでカフェで食べるような味わいです。ぜひ作ってみてくださいね。
やさしい甘みのさつまいもおやつを作ろう!
いかがでしたか?さつまいもが黒くなる理由と、さつまいもで作るおやつレシピをご紹介しました。さつまいもを使えば、やさしい甘みでさまざまなドリンクに合うおやつが簡単に作れますよ。
クラシルには、今回ご紹介したレシピ以外にもさつまいもを使ったレシピがたくさんあります。おいしいさつまいもが手に入ったらおやつはもちろん、おかずにも活用して、旬の味わいを思いっきり楽しんでくださいね。