最終更新日 2023.9.25

おいしいアジの選び方!旬の時期や栄養素まで詳しく解説

おいしいアジの選び方!旬の時期や栄養素まで詳しく解説

さっぱりとしていながら、脂がたっぷりのっているアジ。シンプルにお刺身や塩焼きにしても、少し手を加えてフライやムニエルにしても、旨味を存分に感じられる万能な魚です。ごはんのおかずでも、お酒のおつまみとしても相性が良く、ついつい箸が進みますよね。

今回は、アジの旬や、おいしいアジの選び方と食べ方をご紹介します。ぜひ、献立選びやお買い物の参考にしてくださいね!

  • 目次
  • アジの種類は100種類以上!
  • 旬は5~7月。ただし種類によってバラバラ
  • 主な栄養素はこちら
  • 身体に嬉しい栄養がたっぷり!
  • おいしい「アジ」の選び方
  • 栄養素をしっかり摂るには?食べ方のポイント
  • 新鮮なものを選んで栄養をたっぷり吸収しよう!

アジの種類は100種類以上!

アジは、アジ科マアジ属の魚で、熱帯・温帯地域に生息しています。世界各国で漁獲され、種類は150種類以上に及ぶともいわれています。スーパーなどでよく見かけるアジは20cmほどですが、中には1kgを超えるアジも存在するんです。日本では、春から夏にかけて釣りを行われることが多く、最も食べられているのがマアジです。

一般的にアジと呼ばれるのはマアジです。他にもマルアジ、アカアジ、メアジ、シマアジなど、見た目は似ていますが、さまざまな種類が存在します。

旬は5~7月。ただし種類によってバラバラ

「味が良い」ということからそのまま名前になったといわれている「アジ」。また、アジが最もおいしい季節が旧暦の3月にあたり、その「参」を使用して「鯵」という表記になったともされています。

現在では1年中食べられるアジですが、一番おいしく食べられる旬は5月~7月です。ですが、メアジは秋から冬にかけて脂がのったり、加工用としてよく使われるムロアジは、秋が旬になります。ムロアジは、独特の臭いを持つ「くさや」の原料として知られています。

基本的には春から夏が旬のアジですが、品種により少しずつ旬が異なるんですね。

主な栄養素はこちら

アジには、さまざまな栄養素がバランス良く含まれているのが特徴です。代表的なアジ、マアジ100gに含まれる主な栄養素は以下のとおりです。

  • エネルギー 112kcal
  • たんぱく質 19.7g
  • 脂質 4.5g
  • 炭水化物 0.1g
  • マグネシウム 34mg
  • カルシウム 66mg
  • カリウム 360mg
  • ビタミンD 8.9μg
※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

身体に嬉しい栄養がたっぷり!

アジは、カルシウムやカリウム、たんぱく質をバランスよく含んでいます。また、DHAやEPAなどの脳に働きかける栄養素にも注目してみましょう。

■DHAとEPA
アジは、オメガ脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)を多く含みます。DHAは、脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける役割を果たします。EPAは、血圧の低下や血液をサラサラにし、中性脂肪値を下げる効果があります。

■カルシウム
アジ100gあたりには、カルシウム66mgが含まれています。カルシウムには、骨の強化や骨粗しょう症の予防の効果があります。身を食べることはもちろん、骨は油で揚げてせんべいにするなど、骨まで食べてたっぷりカルシウムを摂取しましょう。

■カリウム
カリウムには、細胞内液の浸透圧を調整して一定に保つ働きがあります。また、余分なナトリウムを体内から外へ出す働きがあるため、むくみの改善にも効果が期待できます。

おいしい「アジ」の選び方

アジを選ぶときは、以下の3項目をチェックしましょう。切り身の場合も、おいしいアジを選ぶためのポイントがありますよ。

●大きさや形をチェック
アジの全体を見て、頭部が丸みを帯びており、肉付きが良いものを選びましょう。あまり大きすぎると脂が偏っていたり、身にパサつきがある可能性が高いため、20cm前後のものがおすすめです。

●目の色をチェック
目の色をしっかりとチェックしてみてください。アジは鮮度が落ちると、目がだんだんと白濁していきます。目が黒く澄んでいるものを選びましょう。

●表面のキズをチェック
ウロコがはがれておらず、表面に傷がないものが良いです。表面に傷が多いものや、ヒレが破れているものは、漁獲時にストレスがかかった可能性が高く、味が落ちてしまいます。また、しっぽの近くにあるぜいごは、とがっているものがおいしいアジの証です。

■切り身の場合
表面にツヤがあり、全体的に透明感のあるものが好ましいです。身に弾力とハリがあるかどうかもチェックしましょう。水分が抜けてしまっているものやパックに血水があるものは、鮮度が落ちている可能性が高いです。

栄養素をしっかり摂るには?食べ方のポイント

栄養素がバランスよく含まれているアジですが、調理が難しいと感じる方も多いはず。特に丸ごと購入した場合、さばくのが大変そうなイメージがありますよね。

スーパーでさばいてもらうことも可能ですが、やはり魚はさばきたてが1番おいしいです。クラシルでは3枚おろしの手順もご紹介していますので、よかったら参考にしてみてくださいね。

誰でもできる!鯵の3枚おろし完全版 レシピ・作り方

また、アジに含まれるたっぷりの栄養素をおいしく、効率的に摂取できるおすすめ調理法をご紹介します。

■皮に含まれるビタミンB2を摂るにはこれ!

細胞の成長や再生に関わるビタミンB2を摂るには、皮ごといただくレシピがおすすめ。こちらは、こんがりソテーしたアジと香味野菜たっぷりのタレがおいしい一品です。

■骨に含まれるカルシウムをしっかり摂るならこれ!

南蛮漬けにすることで、骨まで丸ごといただけるレシピです。カリッと揚げたアジの食感がおいしいですよ。野菜もたっぷりとれるので、おかずとして取り入れてみてくださいね。

新鮮なものを選んで栄養をたっぷり吸収しよう!

アジの旬と選び方、たっぷり栄養を摂取できる食べ方をご紹介しました。カルシウムやDHAなど、身体にうれしい栄養素がバランスよく含まれています。

手間がかかりそうな下処理も、簡単に出来るポイントをご紹介しました。自宅でさばきたての魚をおいしく食べられますね。 クラシルでは、アジを使った絶品レシピを多数ご紹介しています。お気に入りのレシピを見つけてみてくださいね。

また、アジの保存方法についてはこちらの記事でご紹介しています。正しい方法で保存すれば、アジのおいしさを長持ちさせることができますよ。ぜひ参考にしてみてください。

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