味つけはシンプルでありながらも旨味のある味わいが特徴の「ドイツ料理」。近年20年ほど前から日本でもドイツビールの祭典などが開催されるようになり、以前よりも身近なものになってきました。そこで今回は、いつか食べてみたいドイツの定番料理をご紹介します。おうちで作れるドイツ料理のレシピも必見ですよ!
いつか食べてみたい!定番ドイツ料理や自宅で作れるレシピもご紹介
- 目次
- ドイツ料理の特徴
- ドイツ料理にはどんな料理がある?定番のドイツ料理【前菜・野菜編】
- ザワークラウト
- ブラートカートッフェルン
- シュパーゲル
- クヌーデル
- 定番のドイツ料理【メインディッシュ・デザート編】
- アイスバイン
ドイツ料理の特徴
ドイツ料理の特徴は、シンプルな味つけと満足感を得られるボリュームにあります。寒くて厳しい冬の期間が長い気候のため、燻製や酢漬けなど保存性に長けた料理が多いのも特徴です。メイン料理に使用される食材はお肉が主ですが、ドイツ料理にはお肉のほかにじゃがいもも欠かせません。じゃがいもはやせた土地でも育てることができるため、ドイツで主食にもされています。食べると満足感も得られることから重宝されている食材なのです。
ドイツ料理にはどんな料理がある?定番のドイツ料理【前菜・野菜編】
ドイツ料理の特徴がわかったところで、具体的にはどのようなドイツ料理があるか気になりますよね。ここからは、定番のドイツ料理を見てみましょう!まずは、ドイツ料理の前菜や、メインディッシュに添えられる野菜料理などをご紹介します。
ザワークラウト
肉料理の付け合わせとして提供されるザワークラウト。日本でも多くのレシピが出回っているので、作ったことがある方も多いのではないでしょうか。塩漬けにしたキャベツを発酵させて作る、酸っぱい味わいが特徴の料理です。ローリエやキャラウェイシードなどで香りづけするのが一般的で、肉料理との相性は抜群!箸休めにも最適ですよ。
ブラートカートッフェルン
日本ではジャーマンポテトの名前で知られている「ブラートカートッフェルン」です。この「カートッフェルン」は、ドイツ語でじゃがいものこと。ジャーマンポテトはウインナーを使うことが多いですが、ドイツではベーコンを使って作るのが一般的なようです。よく口にする料理だからこそ、本場ドイツでも食べてみたくなりますね。
シュパーゲル
ドイツの春の味覚「シュパーゲル」。白アスパラガスのことで、シュパーゲルが旬を迎える春の時期にはその話題でもちきりになるほど、ドイツでは人気のある食材なのだとか!ゆでたシュパーゲルにバターやオランデーズソースをかけて、シンプルにシュパーゲルのおいしさを味わいます。
クヌーデル
ドイツ料理には、じゃがいもを使用したさまざまなメニューがありますが、クヌーデルもそんなじゃがいもを使って作る料理のひとつです。じゃがいもを使って作ることと、粉を入れてモチモチとした食感に仕上げるという点で、ニョッキにも似ています。料理の付け合わせとして、ソースなどにつけていただくのが一般的な食べ方です。
定番のドイツ料理【メインディッシュ・デザート編】
ドイツ料理のメインディッシュにはどのような料理があるのでしょうか。メインディッシュのあとにぜひ食べてみたいデザートも併せてご紹介します。
アイスバイン
塩漬けにした豚肉を煮込んで作る「アイスバイン」はドイツの定番料理です。メインの食材に使用するのは塩漬けにした骨付きの豚のすね肉ですが、香味野菜やスパイスと一緒に煮込むので、見た目とは裏腹に意外とさっぱりいただくことができます。アイスバインには、マスタードを添えるのが定番です。
シュニッツェル
ドイツ風のカツレツで、仔牛をはじめさまざまなお肉を使って作られます。屋台などでも食べられている料理で、日本のカツよりも衣が細かいのが特徴。本場ドイツで見つけた際には、ぜひドイツビールとともにいただきたいですね。
ニュルンベルクソーセージ
ドイツ南部の都市、ニュルンベルクで有名なニュルンベルクソーセージ。数あるドイツソーセージの中でもドイツに行く機会があったら、ぜひ食べてみてほしいソーセージです。噛めば肉汁がジュワッと、香草の香りも口の中いっぱいに広がります。こちらも口の中をさっぱりさせてくれるザワークラウトと一緒に食べるのがおすすめですよ!
プレッツェル
日本でもは、ドイツパンを取り扱うお店やドイツ料理のレストランなどで食べることができる「プレッツェル」。ツヤッとした濃いめの小麦色に可愛らしい形が魅力のドイツパンです。外側はハードな食感、中はモチモチの食感を楽しむことができ、塩気をアクセントに小麦の甘さを感じることができます。
シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ
「黒い森のさくらんぼケーキ」を意味する「シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ」。ドイツの伝統菓子であり、大定番の人気スイーツです。さくらんぼの蒸留酒であるキルシュヴァッサーを使ったクリームとココアスポンジ生地、チェリーを組み合わせた上品で大人な味わいを楽しめます。白いクリームで雪、削ったチョコレートで黒い森に生息している針葉樹を表しているそうですよ。
おうちで作れるドイツ料理のレシピをご紹介!
さまざまなドイツ料理をご紹介してきましたが、実際にドイツ料理を食べてみたくなってきたのではないでしょうか?本場まで行くのは難しいけれど、自分で作れば本場さながらの味を自宅で楽しむことができますよ!ドイツへ旅行した気分でドイツ料理を作ってみましょう。
炒めて作る ザワークラウト
ドイツ料理の保存食の定番、ザワークラウトのレシピです。こちらのレシピでは、漬け込む前に炒めるひと手間を加えることで、味の染み込みがグッとよくなります。クミンシードを加えてややスパイシーなザワークラウトに仕上げるので、ソーセージやベーコン、肉料理との相性も抜群ですよ!
ドイツのおつまみ カリーブルスト
そのまま食べてもビールのお供にぴったりウインナーに、カレー味の甘いソースを絡めた「カリーブルスト」のご紹介です。ドイツの屋台では定番になっているカリーブルスト。食材はウインナーだけなので食べたいときにサッと作れるのも魅力の一品です。スパイシーな味わいでウィンナーを食べる手もお酒を飲む手も止まらなくなりますよ。
※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。
ハーブ香る ホクホクジャーマンポテト
日本でもよく知られているじゃがいも料理である「ジャーマンポテト」。ソーセージと厚切りベーコンの両方を加えて旨味もボリュームもたっぷりに仕上げました。香りづけには乾燥のローズマリーを使用しているので、爽やかな風味も楽しめます。シンプルで素朴な味わいがドイツ料理らしい一品です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。
野菜たっぷりドイツの家庭料理アイントプフ
「アイントプフ」は、ドイツで家庭料理として作られている野菜スープのこと。こちらのレシピでは、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、セロリ、レンズ豆に、ウインナーとブロックベーコンを加えて具だくさんに仕上げています。ワインビネガーを加えることで全体の味が引き締まり、さっぱりといただけますよ。これ一杯でおなかもしっかり満たされそうですね!
西ドイツ名物 イェーガーシュニッツェル
ドイツの中でも西側の地域で食べられている「イェーガーシュニッツェル」。厚切りの豚ロース肉で作ったカツレツに、きのこ入りのホワイトソースをかけていただく料理です。サクサクの衣をまとったシュニッツェルに濃厚なソースが絡んで絶品!普段の食卓にはもちろん、特別な日にもおすすめなボリュームのある一皿です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。
簡単ゆで豚風 アイスバイン
ドイツの定番肉料理である「アイスバイン」。豚の塊肉を数時間煮て作る煮込み料理です。通常は骨付きの豚すね肉を使って作ります。こちらのレシピではスーパーでも手に入れやすい豚肩ロースブロックを使っておうちで手軽に作れるようにアレンジしています。やわらかく仕上がったお肉に、相性抜群のザワークラウトや粒マスタードを添えてお召し上がりくださいね。
ビーツで 鶏むね肉のピンクシュニッツェル
ドイツ料理の定番「シュニッツェル」を少し変わった食べ方で試してみませんか?鶏むね肉の間に挟むのはビーツを加えて作る「ピンクガーリックバター」。淡白な鶏むね肉にコクのあるガーリックバターがよく合います。ニンニクの香りにも食欲をそそられるメインにぴったりな一品です。
ドイツのパンケーキ カリっバナナのダッチベイビー
ドイツのパンケーキ「ダッチベイビー」をおうちで作ってみましょう!ソテーしてバターの香りをまとわせたバナナを生地に加え、やさしい甘さに仕上げました。スキレットを使用してオーブンで焼きあげるので、フチはカリッと中はフワッと仕上がります。ぜひ試してみてくださいね。
フランクフルタークランツ
プレーンのスポンジ生地に、バタークリームを塗って仕上げた素朴な味わいが魅力のスイーツ「フランクフルタークランツ」をご紹介します。表面にまぶしたカリカリのアーモンドダイスが食感のアクセントになった一品!バタークリームとアーモンドの風味が相性抜群で、やみつきになるおいしさですよ!ティータイムのお供にぜひ作ってみてくださいね。
シュトーレン
最近では、日本のお菓子やさんでもクリスマスの時期によく見かけるようになったシュトーレン。シナモンやカルダモンなどのスパイスとラム酒漬けにしたドライフルーツの香りがホリデーシーズンを感じさせてくれます。今年はそんなドイツの銘菓を自宅で作ってみてはいかがでしょうか。
こちらのレシピはラム酒を使用しております。加熱の状態によってはアルコールが含まれる可能性がありますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠中の方、授乳中の方はご注意ください。また、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。
知って楽しい食べておいしいドイツ料理を自宅でも楽しもう!
なかなか気軽に海外旅行することが難しい状況の中で、最近はおうちで世界各国の料理を作って楽しむ方も増えています。日本では、まだまだ知られていないドイツ料理がたくさんあり、食べてみるとどれもそのおいしさに驚くものばかりなんです!今回ご紹介したドイツの定番料理も参考にしていただき、ぜひおうちでさまざまなドイツ料理を試してみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。