鮮やかな赤い色が特徴的なスパイス「チリパウダー」と「チリペッパー」。
名前だけでなく見た目もよく似ていますが、実はまったくの別物です。この記事では「チリパウダー」と「チリペッパー」の違いを解説し、それぞれのおすすめレシピをご紹介します。特徴や使い方を知ると、料理の幅が広がりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
鮮やかな赤い色が特徴的なスパイス「チリパウダー」と「チリペッパー」。
名前だけでなく見た目もよく似ていますが、実はまったくの別物です。この記事では「チリパウダー」と「チリペッパー」の違いを解説し、それぞれのおすすめレシピをご紹介します。特徴や使い方を知ると、料理の幅が広がりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
「チリパウダー」と「チリペッパー」は、どちらも赤唐辛子を含むスパイスではありますが、原料に違いがあります。
「チリパウダー」は、赤唐辛子をベースにクミンやオレガノ、ディル、パプリカ、ニンニクなど、数種類のスパイスやハーブを合わせたミックススパイスのこと。 ハーブも入っているので香りがよく、独特の辛みを楽しめます。
一方「チリペッパー(唐辛子)」の原料はその名の通り、赤唐辛子のみ。
チリパウダーよりも強くシャープな辛さが特徴のスパイスです。赤唐辛子を乾燥させて粉末にした「一味唐辛子」もありますが、より細かい粉末状です。
辛さと風味をプラスしたいなら「チリパウダー」、シンプルに辛さのみを加えたいなら「チリペッパー」を使いましょう。
■チリパウダー
ピリッと辛く風味豊かな「チリパウダー」は、チリコンカンやタコス、タンドリーチキンといったスペイン・メキシコ料理には欠かせない存在です。肉や魚と一緒に煮込めば、臭みを軽減することもできるんですよ。
■チリペッパー
一方、強い辛みのある「チリペッパー」は、料理にアクセントとして辛みを足したいときにぴったり。キムチやカレーといったスパイシーなアジア料理にもよく合います。
上手く使い分けて、ピリッと刺激的な料理をお楽しみくださいね。
ここからは、チリパウダー・チリペッパーを使ったレシピをご紹介します。
絶妙な辛さがクセになるおいしさですよ。ぜひ作ってみてくださいね。
アメリカでは国民食と呼ばれるほど親しまれている「チリコンカン」。お肉や豆、トマトにチリパウダーなどを加えて煮込み、スパイシーに仕上げます。食欲をそそるスパイシーな風味は、ごはんやパンのおかずにはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりです!
手羽中をタレを漬けて、あとはオーブントースターで焼くだけ!おうちで簡単にタンドリーチキンを作ることができますよ。ジューシーな鶏手羽中に味がよく染み込み、スパイシーな香りが食欲がそそる一品です。
※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W250℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。
アメリカ南部の郷土料理、ジャンバラヤ。チリペッパーなどのスパイスが欠かせない料理です。おうちで作るのは難しそうなイメージですが、こちらのレシピならウインナーやケチャップ、カレー粉などの身近な材料を使って簡単に作ることができますよ。
チリ風味のごぼうの唐揚げはいかがでしょうか。ごぼうをチリペッパーやガーリックパウダーなどで風味づけし、カラッと揚げました。ごぼうの香りに、スパイシーな風味がよく合い、あと引くおいしさ。お酒のおつまみにもおすすめです。
チリパウダーとチリペッパーは、いつもの料理をワンランクアップさせてくれる名脇役。今回は、それぞれの特徴や違い、おすすめレシピをご紹介しました。
混同しがちな調味料ですが、上手く使い分ければ、それぞれの魅力を最大限に引き出すことができますよ。ピリッと刺激的な味わいを楽しんでくださいね。
クラシルでは、ほかにもたくさんのレシピを掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。