最終更新日 2023.9.28

アスパラガスの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

アスパラガスの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

みずみずしくシャッキっとした食感が魅力の「アスパラガス」。ゆでてそのまま食べるのはもちろん、炒めたり揚げたりとさまざまな楽しみ方ができる野菜です。今回は、おいしいアスパラガスの選び方やアスパラガスに含まれる栄養素についてご紹介します。ぜひ参考にしていただき、日々の献立に取り入れてみてくださいね!

  • 目次
  • アスパラガスの旬
  • おいしいアスパラガスの選び方
  • 穂先が締まっている
  • 茎が太く、まっすぐ伸びている
  • 切り口がみずみずしい
  • 種類によって使い分け!アスパラガスの種類
  • ホワイトアスパラガス
  • ミニアスパラガス

アスパラガスの旬

日本のスーパーでは、ほぼ一年中手に取ることのできる「アスパラガス」。実際は、春先に芽が出始め、初夏から秋頃までが収穫の時期です。最近では輸入物も多く入ってきているため冬でも購入できるようになりました。

ただ、やはりアスパラガスが一番おいしいのは旬である初夏。この時期のアスパラガスのみずみずしさや歯ざわりは格別のおいしさですよ。

おいしいアスパラガスの選び方

アスパラガスを選ぶ際のポイントは大きく分けて3つです。この3つのポイントに注意して、おいしいアスパラガスを選びましょう!

穂先が締まっている

アスパラガスを選んでいただく際にまずチェックしていただきたいのは、「穂先の締まり」です。新鮮なアスパラガスは、穂先がしっかりと締まっていてピンとしています。

茎が太く、まっすぐ伸びている

次にチェックしていただきたいのは、「茎の状態」です。新鮮なアスパラガスの茎は、ピンと張っておりまっすぐと伸びています。逆に、茎が細く曲がっているものは味が劣ると言われています。

切り口がみずみずしい

最後に必ずチェックしていただきたいのは、アスパラガスの「切り口」です。切り口がシワシワになっているものや茶色に変色しているものは、鮮度が落ちている可能性があります。手に取る際は必ず切り口をチェックして新鮮なアスパラガスをお選びくださいね。

一般的にアスパラガスは、数本が束になった状態で販売されていることが多いため、一本ずつチェックすることは難しいかもしれませんが、ぜひ参考にしてみてくださいね!

種類によって使い分け!アスパラガスの種類

アスパラはユリ科の植物で、その茎を食べる野菜です。一般的にアスパラというと、グリーンアスパラを思い浮かべるかと思いますが、実は他にも種類があるのです。

ホワイトアスパラガス

サラダなどでよく使われるホワイトアスパラガスは、もともと白いというわけではなく、新芽に土を盛り暗いところで栽培し収穫したものです。グリーンアスパラガスに比べて柔らかく、青臭さが少ないのが特徴です。栽培に手間がかかるため、グリーンアスパラガスほど流通しておらず、少し高価なものになります。

ミニアスパラガス

グリーンアスパラガスよりも細く短いものをミニアスパラガスと言います。長さはだいたい10cmほどでグリーンアスパラガスよりも柔らかいため、また違った食感を楽しめます。主な産地は、タイやフィリピンなどですが、日本でも九州などの暖かい地域で生産されています。

パープルアスパラガス

パープルアスパラガスは、表面がきれいな紫色をしている品種です。収穫時期のタイミングを逃すとグリーンになってしまうため、栽培が難しいとされています。そのため少し高価で、生産量も少ないためスーパーなどで見かけることはあまりないかもしれません。

グリーンアスパラガスに比べて、甘みが強く、少しやわらかいのが特徴です。色味がきれいなので、お料理を華やかにしてくれますよ。火を入れすぎるとグリーンに変色してしまうので、加熱しすぎないことが見た目よく仕上げるポイント!ゆでる際は、酢を入れるときれいな紫色にゆで上がりますよ。

色味や甘みが品種によって異なりますので、メニューに合わせて使い分けるのも楽しいですね!

主要な栄養素はこちら

アスパラガス(生)100gに含まれる主な栄養素は下記の通りです。

  • エネルギー 21kcal
  • たんぱく質 2.6g
  • 脂質 0.2g
  • 炭水化物 3.9g
  • ビタミンA(βカロテン当量) 380μg
  • ビタミンC 15mg
  • ビタミンE 1.5mg
  • 食物繊維 1.8g
※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

カロテンをたっぷり含む緑黄色野菜

アスパラガスは、ビタミンAやビタミンC,食物繊維などの栄養をバランスよく含んでいます。また、アスパラギン酸と呼ばれるアミノ酸を含んでおり、うま味の元になっています。

ビタミンA

ビタミンAは皮膚や目の健康維持に効果が期待できる栄養素です。不足すると骨や歯の発育不全の危険性が高まるとも言われています。油脂に溶けやすい脂溶性ビタミンのひとつですので、揚げ物や炒め物として調理すると効率よく吸収することができます。

ビタミンC

ビタミンCには抗酸化作用があるため、風邪の予防や免疫力の向上が期待できます。水に溶けやすい水溶性ビタミンのひとつなので、長時間水に漬けるのは避けることをおすすめします。

アスパラギン酸

アスパラギン酸というアミノ酸が含まれています。疲労回復に効果があると言われているほか、旨味の元となります。

新鮮なアスパラガスでおいしく栄養素を摂取!

今回はアスパラガスの選び方や種類、含まれる栄養素について解説しました。新鮮なアスパラガスは、自然な甘みとみずみずしさが特徴です。加熱することで、独特のホクホク感も得られます。今回ご紹介した選び方を参考にしていただき、アスパラガスのおいしさも栄養素も余すことなく楽しみましょう!

また、アスパラガスの保存方法についてはこちらの記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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