鷹の爪と唐辛子の違いって？料理による使い分けも解説！

キリッとした辛さがクセになる「鷹の爪」や「唐辛子」。このふたつに違いはあるのでしょうか？この記事では鷹の爪と唐辛子の違いに加え、赤唐辛子や青唐辛子の特徴などについて解説します。記事後半のハラペーニョの冷製トマトパスタやキャベツのペペロン風炒めなど、唐辛子を使った絶品レシピも必見ですよ。

唐辛子とはナス科トウガラシ属の植物から取れる果実のこと。唐辛子には数千もの種類があります。世界的に知られているハバネロやハラペーニョに加え、日本では万願寺とうがらしや沖縄の島とうがらしなどが有名です。

唐辛子は成長に伴って色が変わり、最初は緑色、次いで黄色からオレンジ色に進み、十分熟すと赤色へと変化していきます。緑色の未熟な状態で収穫されたものを青唐辛子、完熟した赤いものを赤唐辛子と呼びます。

唐辛子というと辛いイメージが強いですが、実はピーマンやししとうなど辛くない種類も少なくありません。唐辛子の辛さを表す単位はスコヴィル値です。これは辛味成分である総カプサイシン濃度を換算したもので、高ければ高いほど辛いということになります。もっとも辛いものの値は3,000,000SHU、低いものは0SHUです。

鷹の爪はナス科トウガラシ属に属する日本原産の唐辛子です。国産の唐辛子の中ではもっともポピュラーで、唐辛子といえば鷹の爪をイメージする方も多いでしょう。鷹の爪は唐辛子の中では小さめで、6cm前後のサイズです。ピリッとした味わいが人気で、調味料として広く用いられてきました。

鷹の爪という名前はその形状からつけられたと言われています。少し曲がっていて先端が尖っている形が鷹のかぎづめと似ていることから、鷹の爪と呼ばれるようになったそうです。

日本では鷹の爪がとてもポピュラーなので、鷹の爪が唐辛子を言い換えたものと考えている人も多いですが、実際には違いがあります。唐辛子はナス科トウガラシ属の果実全般を指すのに対し、鷹の爪は唐辛子のたくさんある種類の中のひとつという位置づけです。

鷹の爪と唐辛子の違いやそれぞれの特徴がわかったところでここからは、さまざまな唐辛子を使った絶品レシピをご紹介します。まずは、ハラペーニョのレシピを見ていきましょう。

ハラペーニョの冷製トマトパスタをご紹介します。ハラペーニョピクルスを加えたキリッと辛い冷製パスタです。甘酸っぱいトマトと刺激的な味わいのハラペーニョが相性抜群！ニンニクの香りも食欲をそそります。辛いものが食べたい日にぜひ召し上がってみてくださいね！

副菜にぴったり！ハラペーニョがスパイスになっているにんじんのアレンジラペです。ぴりりと辛いハラペーニョピクルスとライムを効かせて、ちょっぴり個性的な味わいに仕上げました！切って和えるだけで簡単に作れるのもポイントです。ひと味違うにんじんのラペが食べたいときに、ぜひ作ってみてくださいね。

京野菜である万願寺とうがらしを使ったレシピをご紹介します。万願寺とうがらしは辛くないタイプの唐辛子なので、辛いものが苦手な方も安心して召し上がれますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

今晩のおかずに万願寺とうがらしと厚揚げの煮びたしはいかがでしょうか？甘みのある万願寺とうがらしにボリューム満点の厚揚げを合わせ、甘辛く煮ました。ひと口食べればやさしい味わいのダシが口の中にじゅわっとあふれます！お酒のおつまみにもぴったりなのでぜひ召し上がってみてくださいね。

「わさびが香る万願寺とうがらしの肉巻き」のご紹介です。万願寺とうがらしを旨味たっぷりの豚バラ肉で巻いて、香ばしく焼きあげました。豚バラ肉のコクのある脂が染みた万願寺とうがらしが絶品です！わさびの風味が効いているので、爽やかな後味を楽しめますよ。ぜひ献立に加えてみてくださいね。

続いては辛味のない唐辛子のひとつ、ししとうを使ったレシピをご紹介します。メインのおかず2品をピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

ボリューム満点！鶏もも肉とししとうの甘辛焼きを作ってみましょう。ジューシーな鶏もも肉の旨味とほろ苦いししとうが相性抜群でとてもおいしいですよ。こっくり甘辛な味わいでごはんによく合います！ぜひ作ってみてくださいね。

包まないので簡単！ししとうの緑色が美しい手巻き餃子のご紹介です。長ねぎやみそを使ったちょっぴり和風の肉だねにミョウガとししとうをのせて、餃子の皮で包みました。あっさりとした味わいで最後まで飽きずに召し上がれますよ！酢と白こしょうのタレがししとうによく合います。おつまみにもぴったりなので、お酒のお供にいかがでしょうか？

続いては、ぴりりとした辛さと爽やかな香りが特徴の青唐辛子を使ったレシピをご紹介します。青唐辛子の風味を活かしたレシピなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ごはんにぴったりの青唐辛子味噌のレシピです。ごま油が香る甘みそと辛味のある青唐辛子がよくマッチしています。ヒリヒリと辛いですが、やみつき必至のおいしさです！ごはんはもちろんお豆腐にのせたりうどんに入れたりしてもおいしいですよ。ぜひ作ってみてくださいね！

今日のランチにピリ辛風味の青唐辛子とえびの塩焼きそばを作ってみませんか？プリプリのエビと塩味の焼きそばがあっさりおいしくてどんどん召し上がれますよ！ぴりりと辛い青唐辛子のパンチが効いた刺激的な味わいです。とても簡単なので、ぜひお試しくださいね。

日本の代表的な唐辛子である鷹の爪を使ったレシピをご紹介します。いつものおかずに鷹の爪を使うと、ピリ辛でひと味違うおいしさが楽しめますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

常備菜にもおすすめのキャベツのペペロン風炒めです。ニンニクや鷹の爪の香りをまとったキャベツはじゅわっとやわらかくクセになるおいしさ！洋風の料理の付け合わせにぴったりですよ。キャベツの大量消費にもおすすめなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

あともう一品ほしいときに！こんにゃくのピリ辛炒めはいかがでしょうか？鷹の爪を効かせたしょうゆベースのタレを絡めてピリ辛に仕上げました。プリプリのこんにゃくは味がしっかり染みてやみつきになるおいしさです。お酒のおつまみにもぴったりなので、ぜひ一度お試しくださいね。

いかがでしたか？唐辛子と鷹の爪の特徴や違いに加え、さまざまな種類の唐辛子を使った絶品レシピなどをご紹介しました。刺激的な辛さのものやそれほど辛くないものなど、いろいろな種類があるということを意外に感じられた方も多いのではないでしょうか？今回ご紹介したレシピなども参考にしていただき、ぜひお好みの唐辛子でいつもの一品に変化をつけてみてくださいね。

クラシルでは今回ご紹介したもの以外にも、唐辛子を使ったさまざまなレシピを掲載しています。そちらも合わせて参考にしてみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。