最終更新日 2024.5.7

ブロッコリーの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

ブロッコリーの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

秋から春にかけて旬を迎える「ブロッコリー」。この時期のブロッコリーは、素材本来の甘みをしっかりと味わうことができて絶品です。また、味にクセがないので、さまざまな料理とも相性抜群ですよ。

そこで今回は、ブロッコリーに含まれる栄養素やおいしいブロッコリーの選び方、ブロッコリーの種類についてご紹介します。ポイントを押さえて、旬のおいしさも栄養もたっぷり味わいましょう!

  • 目次
  • ブロッコリーはキャベツの仲間!
  • 主要な栄養素はこちら
  • 健康に役立つ栄養素がたっぷり
  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンK
  • 食物繊維
  • おいしいブロッコリーの選び方は?

ブロッコリーはキャベツの仲間!

ブロッコリーといえば、つぼみがたくさん集まったような形が特徴的ですが、実はキャベツの仲間なんです。ヨーロッパで品種改良され、日本に入ってきたのは明治時代だそう。広く食べられるようになったのは戦後からで、輸入物が加わったことなどもあり、需要が広がっていきました。

そんなブロッコリーは、カロテンやビタミンC、ビタミンKなど豊富な栄養素を含んでいます。サラダや炒めもの、スープやパスタの具など、色々な料理でおいしく頂けるので、日々の食事にも積極的に取り入れたいですね。

主要な栄養素はこちら

ブロッコリー100g(生)に含まれる主な栄養素は以下の通りです。

栄養素 数値
エネルギー 37kcal
たんぱく質 5.4g
脂質 0.6g
炭水化物 6.6g
食物繊維 5.1g
カリウム 460mg
ビタミンA(βカロテン当量) 900μg
ビタミンC 140mg
ビタミンK 210μg
カリウム 460mg
※参照:「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

健康に役立つ栄養素がたっぷり

ブロッコリーに含まれる栄養素が、どのように健康に役立つのか解説していきます。気になる効能があれば、積極的に食事に取り入れてみましょう!

βカロテン

活性酸素の発生を抑え、取り除く働きを持っているため、動脈硬化や免疫力の低下を防ぐ効果が期待できます。また、体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜の健康を維持します。

※参考元参照:厚生労働省e-ヘルスネット

ビタミンC

皮膚や細胞のコラーゲンの合成に関わり、血管などを健康に保ちます。また、過酸化脂質の生成を抑える働きや、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を持つといわれています。

※参考元参照:「厚生労働省e-ヘルスネット 」 ※「厚生労働省のpdf参照」

ビタミンK

緑黄色野菜に多く含まれるビタミンK。血液を凝固させる作用や骨形成の調節、動脈の石灰化を防ぐ重要な作用があります。

※こちらの情報は厚生労働省のpdfを参照しています

食物繊維

食物繊維とは、「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されている、小腸で消化・吸収されずに大腸まで達する食品成分です。 便秘の予防などの整腸効果の他、脂質や糖、ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあります。

※参考文献参照「e-ヘルスネット 情報提供」

おいしいブロッコリーの選び方は?

おいしいブロッコリーを選ぶポイントは3つ。以下で解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

つぼみが密集していて、かたく締まっている

上から見たときに、つぼみがぎゅっと密集しているものを選びましょう。また、全体的に濃い緑色のものがおすすめです。

茎に傷がなく、ツヤがある

茎がしっかりと太く、ツヤがあるものがおいしいです。傷や変色がないかもチェックしましょう。

切り口がみずみずしく、「す」が入っていない

切り口が黒ずんでいたり、変色しているものは避けましょう。また、「す」と呼ばれる亀裂が入っていないかも確認します。

ブロッコリーの種類

ブロッコリーは比較的品種の少ない野菜ですが、最近では新しい種類のものが商品化されています。

紫ブロッコリー

ポリフェノールの一種「アントシアニン」により、花蕾(からい)の部分が紫色になった品種です。ゆでると緑色に変化しますが、通常の緑色のものより甘みが強い傾向にあります。

茎ブロッコリー

アスパラとブロッコリーを組み合わせたような見た目が特徴の茎ブロッコリー。別名は「スティックセニョール」とも呼ばれています。ブロッコリーとカイランという中国野菜を交配させて作られた野菜です。

ブロッコリースプラウト

スプラウトとは、発芽したばかりの若い芽のことです。ブロッコリースプラウトは、辛味が少ないので食べやすく、豊富な栄養を含んでいることから近年特に注目されています。

栄養たっぷりのブロッコリーをおいしくいただこう!

旬の時期のブロッコリーは、みずみずしく、甘みがあって絶品です。ビタミンやミネラルなど、身体に嬉しい栄養をたっぷり含んでいるのも魅力ですよね。選び方のポイントを押さえて、おいしさも栄養も残さず楽しみましょう。

クラシルでは、ブロッコリーの保存方法についてもご紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。

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2024.1.18 最終更新

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