秋から春にかけて旬を迎える「ブロッコリー」。この時期のブロッコリーは、素材本来の甘みをしっかりと味わうことができて絶品です。また、味にクセがないので、さまざまな料理とも相性抜群ですよ。
そこで今回は、ブロッコリーに含まれる栄養素やおいしいブロッコリーの選び方、ブロッコリーの種類についてご紹介します。ポイントを押さえて、旬のおいしさも栄養もたっぷり味わいましょう!
秋から春にかけて旬を迎える「ブロッコリー」。この時期のブロッコリーは、素材本来の甘みをしっかりと味わうことができて絶品です。また、味にクセがないので、さまざまな料理とも相性抜群ですよ。
そこで今回は、ブロッコリーに含まれる栄養素やおいしいブロッコリーの選び方、ブロッコリーの種類についてご紹介します。ポイントを押さえて、旬のおいしさも栄養もたっぷり味わいましょう!
ブロッコリーといえば、つぼみがたくさん集まったような形が特徴的ですが、実はキャベツの仲間なんです。ヨーロッパで品種改良され、日本に入ってきたのは明治時代だそう。広く食べられるようになったのは戦後からで、輸入物が加わったことなどもあり、需要が広がっていきました。
そんなブロッコリーは、カロテンやビタミンC、ビタミンKなど豊富な栄養素を含んでいます。サラダや炒めもの、スープやパスタの具など、色々な料理でおいしく頂けるので、日々の食事にも積極的に取り入れたいですね。
ブロッコリー100g(生)に含まれる主な栄養素は以下の通りです。
栄養素 | 数値 | |
---|---|---|
エネルギー | 37kcal | |
たんぱく質 | 5.4g | |
脂質 | 0.6g | |
炭水化物 | 6.6g | |
食物繊維 | 5.1g | |
カリウム | 460mg | |
ビタミンA(βカロテン当量) | 900μg | |
ビタミンC | 140mg | |
ビタミンK | 210μg | |
カリウム | 460mg |
ブロッコリーに含まれる栄養素が、どのように健康に役立つのか解説していきます。気になる効能があれば、積極的に食事に取り入れてみましょう!
活性酸素の発生を抑え、取り除く働きを持っているため、動脈硬化や免疫力の低下を防ぐ効果が期待できます。また、体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜の健康を維持します。
皮膚や細胞のコラーゲンの合成に関わり、血管などを健康に保ちます。また、過酸化脂質の生成を抑える働きや、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を持つといわれています。
緑黄色野菜に多く含まれるビタミンK。血液を凝固させる作用や骨形成の調節、動脈の石灰化を防ぐ重要な作用があります。
食物繊維とは、「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されている、小腸で消化・吸収されずに大腸まで達する食品成分です。 便秘の予防などの整腸効果の他、脂質や糖、ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあります。
おいしいブロッコリーを選ぶポイントは3つ。以下で解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
上から見たときに、つぼみがぎゅっと密集しているものを選びましょう。また、全体的に濃い緑色のものがおすすめです。
茎がしっかりと太く、ツヤがあるものがおいしいです。傷や変色がないかもチェックしましょう。
切り口が黒ずんでいたり、変色しているものは避けましょう。また、「す」と呼ばれる亀裂が入っていないかも確認します。
ブロッコリーは比較的品種の少ない野菜ですが、最近では新しい種類のものが商品化されています。
ポリフェノールの一種「アントシアニン」により、花蕾(からい)の部分が紫色になった品種です。ゆでると緑色に変化しますが、通常の緑色のものより甘みが強い傾向にあります。
アスパラとブロッコリーを組み合わせたような見た目が特徴の茎ブロッコリー。別名は「スティックセニョール」とも呼ばれています。ブロッコリーとカイランという中国野菜を交配させて作られた野菜です。
スプラウトとは、発芽したばかりの若い芽のことです。ブロッコリースプラウトは、辛味が少ないので食べやすく、豊富な栄養を含んでいることから近年特に注目されています。
旬の時期のブロッコリーは、みずみずしく、甘みがあって絶品です。ビタミンやミネラルなど、身体に嬉しい栄養をたっぷり含んでいるのも魅力ですよね。選び方のポイントを押さえて、おいしさも栄養も残さず楽しみましょう。
クラシルでは、ブロッコリーの保存方法についてもご紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。