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【たけのこの保存方法】を冷蔵・冷凍に分けて解説!アク抜き方法も動画でチェック

【たけのこの保存方法】を冷蔵・冷凍に分けて解説!アク抜き方法も動画でチェック

春の味覚の代表格「たけのこ」。旬の時期は皮付きのものが出回りますが、アクを抜いたあとどのように保存すればよいのでしょうか。今回は、たけのこ本来の香りや甘さを長持ちさせるための正しい保存方法を管理栄養士のコメントと共に解説します。記事後半では、アク抜き方法の動画を2パターンご紹介!ぜひ参考にしてくださいね。

  • 目次
  • 【冷蔵保存】水に浸して冷蔵庫で保存
  • 【冷凍保存】水気を拭き取って冷凍庫で保存
  • 【冷凍保存】だし汁に浸して冷凍庫で保存
  • 【冷凍保存】砂糖漬けで冷凍庫で保存
  • 買ったらすぐにアク抜きを!
  • 正しく保存してたけのこをおいしく食べよう!

【冷蔵保存】水に浸して冷蔵庫で保存

まずは、たけのこを水に浸して冷蔵で保存する方法をご紹介します。

①アクを抜いたたけのこをカットする

▶まずアク抜き方法を確認したい方はこちら

②保存容器または保存袋にたけのこが浸かる程度の水とたけのこを入れる

③密閉して冷蔵庫で保存する

【ポイント】

  • 使い切るまで水は毎日交換し、新鮮な状態を保つようにしましょう。


  • できるだけ早く食べ切りましょう。

💬管理栄養士からのコメント
たけのこは冷凍よりも冷蔵保存がおすすめです。とくに風味や食感を大切にしたい場合は、水に浸して冷蔵保存するのがよいでしょう。たけのこは水分が多く繊維質なため、冷凍すると水分が凍って繊維が壊れ、解凍後はスカスカとした食感になってしまいます。また、冷凍によってたけのこ特有の香りや風味も損なわれやすく、特に出汁を染みこませたい煮物料理では味の差が出てしまうのです。

【冷凍保存】水気を拭き取って冷凍庫で保存

ここからは、冷凍庫で保存する方法をご紹介します。まずは、シンプルにカットしてから保存する方法です。

①アク抜きしたたけのこの水気をしっかりふき取る

②厚さ5mm以下になるようカットする

③冷凍用保存袋にたけのこを入れ、冷凍庫で保存する

【ポイント】

  • 冷蔵保存よりは長持ちしますが、冷凍焼けや食感の劣化が生じる可能性もあるので、食材の状態を見ながら使用しましょう。

💬管理栄養士からのコメント
たけのこは冷凍すると中の水分が凍って繊維が壊れ、解凍後はやわらかくなり、包丁が入りにくく、ボロボロになってしまう場合があります。冷凍する前に繊維を断つように薄く切っておくと、使うときに切りやすく、調理後の食感もそろって仕上がりますよ。

【冷凍保存】だし汁に浸して冷凍庫で保存

続いて、だし汁に浸してから冷凍保存する方法をご紹介します。このやり方でたけのこを保存する場合は、煮物や炊き込みご飯に使うのがおすすめですよ!

①アク抜きしたたけのこを解凍後の用途に合わせてカットする。

②冷凍用保存袋にたけのこが浸かる程度のだし汁とたけのこを入れる

③密閉して冷凍庫で保存

【ポイント】

  • 解凍後は袋から取り出し、だし汁ごと鍋に入れて加熱します。
  • たけのこだけを取り出して使う、又はだし汁はそのままスープや煮物などに活用することも可能です。

💬管理栄養士からのコメント
たけのこは冷凍すると水分が抜けやすく、スカスカとした食感になりがちですが、だし汁に浸けておくことで乾燥を防ぎ、シャキッとした食感や風味をキープできます。

【冷凍保存】砂糖漬けで冷凍庫で保存

①アク抜きしたたけのこを食べやすい大きさにカットする

②砂糖を上からまんべんなくまぶす

③冷凍用保存袋に入れて密閉し、冷凍庫で保存する

【ポイント】

  • この方法で保存を行ったたけのこには甘みがついているため、煮物などに入れる際の砂糖は少なめにしてくださいね。

💬管理栄養士からのコメント
砂糖には保存性を高める働きがあり、水分が抜けにくくなるだけでなく、風味や食感も保ちやすくなります。ほんのりと下味がつくので、煮物などに使う際にも味がなじみやすいです。砂糖で保存した場合、甘さが強すぎると感じる場合は、たけのこを軽く水で洗って調整しましょう。

買ったらすぐにアク抜きを!

たけのこは、収穫した直後からアクが発生し、時間の経過とともに強くなっていきます。

アクをそのままにしておくと、えぐみを感じ、おいしさが半減する原因となります。

そのため、早い段階でアク抜きを行いましょう。

たけのこのアクは、重曹や米ぬかなどを加えたアルカリ性の水で取り除くことができます。どちらも手順自体は簡単なので、やりやすい方法を試してみてくださいね。

重曹で!タケノコの下処理とあく抜き

外側の硬い皮がついている状態のたけのこの「下処理」と「アク抜き」方法をご紹介します。お手軽に手に入りやすい食品用重曹や鷹の爪を使い、簡単に調理ができますよ。できるだけ新鮮なうちに調理をして、おいしくお召し上がりくださいね。

米ぬかで!タケノコのゆがき方

タケノコの下処理によく使われる「米ぬか」と「鷹の爪」を使ったアク抜き方法の動画をご紹介します。米ぬかや鷹の爪を加えることで、タケノコのえぐみを和らげる働きがあるといわれています。新鮮なタケノコが手に入ったときはぜひ参考にしてみてくださいね。

たけのこのアク抜き方法について詳しく解説している記事もあるので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。

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2025.4.22 最終更新

正しく保存してたけのこをおいしく食べよう!

今回はたけのこの保存方法についてご紹介しました。作る料理によって保存方法を変えることで、効率よく、おいしく保存することができます。ぜひ旬の時期に皮付きのたけのこが手に入ったら、今回ご紹介した方法で保存してみてくださいね。

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