最終更新日 2023.3.30

ジャスミンライスとは?特徴と活用レシピをご紹介!

ジャスミンライスとは?特徴と活用レシピをご紹介!

カオマンガイやガパオなどエスニック料理で使われることの多い「ジャスミンライス」。ほのかに甘い香りがすることから「香り米」とも呼ばれています。今回は、そんなジャスミンライスの特徴に加え、タイ米との違いについて解説します。おうちでできる簡単な炊き方や活用レシピもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

  • 目次
  • ジャスミンライスとは?
  • タイ米との違い
  • タイ米とは
  • バスマティライスとは
  • ジャスミンライスのおいしい食べ方
  • エスニック料理と一緒に食べる
  • チャーハンにする
  • 炊きたての香りがたまらない!ジャスミンライスの炊き方

ジャスミンライスとは?

ジャスミンライスとは、長粒種という細長い形が特徴的なタイ米の一種。甘く洗練された香りやほのかな甘みがあります。

お米の香りに特徴があるため「香り米」とも呼ばれ、その名前から花の香りがするのかと思われがちですが、実際にジャスミンの香りがするわけではありません。お米の形や色が白く、ジャスミンの花に似ていることからジャスミンライスと呼ばれています。

タイ米を主食とする地域では日本のようにお米をそのまま食べるのではなく、カレーなどの汁物につけていただくのが一般的ですが、なかでも香りの高いジャスミンライスはスパイスの効いた料理と相性抜群!

グリーンカレーやガパオ、カオマンガイなど、エスニック料理店で食べたことがある方も多いかもしれませんね。そのほかにもチャーハンやピラフにするなど、ほかの具材と炒めて食べるのが主流のようです。

タイ米との違い

前述の通り、ジャスミンライスはタイ米の一種とご紹介しましたが、実際に一般的なタイ米とどういった違いがあるのでしょうか?

タイ米とは

タイ米は米の品種を表す総称で、インディカ米とも呼ばれます。日本のお米にもさまざまなブランドがありますが、タイ米にもさまざまな品種が存在し、そのうちの一つが今回のテーマであるジャスミンライスです。

一般的なタイ米は粘りや香りが弱くさっぱりとした味わいなのに対し、ジャスミンライスは甘みが強いのが特徴です。また、ジャスミンライスはタイ米の中でも最高級の米といわれ、味や粘り、香りが特によいと評価されています。

世界の米生産量の8割を占めているタイ米ですが、ジャスミンライスはそのおいしさから、タイ米を扱う世界中の高級料理店で使われているんですよ。

インディカ米について知りたい方はこちらもチェック!

バスマティライスとは

ちなみに、最近耳にするようになった「バスマティライス」もタイ米の一種。こちらもジャスミンライスと同じく「香り米」と呼ばれ、インドやパキスタンの一部で作られているブランド米です。

形状はジャスミンライスよりも細長く、ナッツのような強い香りが特徴で、インド料理で使われるタイ米の中では最高級品種と言われています。日本のインド料理店でも人気の「ビリヤニ」と呼ばれるスパイシーな炊き込みごはんにはこのバスマティライスが使われていることが多いようです。

ジャスミンライスもバスマティライスも「香り米」という点では同じですが、ジャスミンライスがタイ米の品種であるのに対し、バスティマライスはタイ米ではなく、別の品種になります。それぞれ食べ比べてみるのもおもしろそうですね。

ジャスミンライスのおいしい食べ方

続いて、ジャスミンライスのおいしい食べ方をご紹介します。ジャスミンライスのよさを活かした食べ方で楽しんでみてくださいね。

エスニック料理と一緒に食べる

ジャスミンライスは言うまでもなく、エスニック料理と相性抜群!タイのグリーンカレーやトムヤムクン、ガパオライスなどスパイシーな味わいとよく合います。エスニック料理はさらっとしたスープ状の料理が多いので、パラっとした食感のジャスミンライスとなじみやすいのも相性がいい理由です。また、ジャスミンライスの香りが料理の味わいを引き立ててくれます。

チャーハンにする

ジャスミンライスはパラパラとした食感が特徴です。チャーハンを作るとき、日本のお米は水分が多いのでべちゃっとしてしまいがちですが、ジャスミンライスを使うことで油が回りやすくパラっと仕上がるのでおすすめですよ。

適した調理法や料理に合わせて、ジャスミンライスの魅力を引き出しましょう!

炊きたての香りがたまらない!ジャスミンライスの炊き方

ジャスミンライスの特徴やおいしい食べ方がわかったところで、早速ジャスミンライスを炊いてみましょう!

動画ではタイ米の炊き方としてご紹介していますが、もちろんジャスミンライスでも同じように炊くことができます。炊きたてのジャスミンライスが放つ香りをぜひ堪能してくださいね。

湯取り方で作る タイ米のおいしい炊き方

鍋に沸かしたたっぷりのお湯でゆでる、湯取り方でのタイ米の炊き方をご紹介します。湯取り方とはタイ米をおいしく食べる専用の炊き方です。日本のお米とは炊き方がまったく違うので驚くかもしれませんが、炊きあがりはしっとりとした食感でお米の味が際立ちますよ。初めてタイ米を食べるという方や、タイ米はパサつきが気になって食べにくいという方にも試してみていただきたい炊き方です。

炊飯器を使った タイ米の炊き方

タイ米を鍋で炊くよりも手軽で挑戦しやすいのが炊飯器を使う方法です。炊き方は日本のお米とほぼ同じですが、タイ米は日本のお米と違い水をよく吸う性質があるので洗った後はすぐに炊くのがポイント!炊きあがった後に10分ほど蒸らすことでしっとりとした食感になり、初めての方でも食べやすいですよ。炊飯器の蓋を開けた時の甘い香りを楽しんでくださいね。

ジャスミンライスをおいしく食べよう!おすすめの活用レシピ

ジャスミンライスはそのまま炊くだけでもエスニックな雰囲気を味わえますが、組み合わせる料理によってさらに魅力が増します。
ここではジャスミンライスによく合うおすすめの活用レシピをご紹介します。

ペーストでお手軽 鶏手羽元のマッサマンカレー

マッサマンカレーと聞くと手作りするのは難しいイメージがありますが、市販のペーストを使用すれば手軽に作ることができますよ!鶏手羽元から出る旨味とココナッツミルクの甘味で、マイルドな味わいに仕上がります。このレシピでは鶏手羽元を使いましたが、お肉や野菜の種類を変えれば違った味わいもお楽しみいただけますので、お好みの具材でぜひ試してみてください。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

ペーストから手作りグリーンカレー

さらっとしたスープのような見た目とクセになる複雑なおいしさで、タイ料理の中でも人気の高いグリーンカレーをご自宅で手作りしてみませんか?ココナッツミルクを使用したまろやかな味わいの中に、あとから青唐辛子やスパイスなどの独特な辛さが舌を刺激します。材料をそろえるのに少し手間がかかりますが、市販のものでは表現できないフレッシュな風味やさわやかさは、ぜひ味わっていただきたい一品です。

カキのココナッツミルクカレー

秋から冬に旬を迎えるカキを加えて贅沢なカレーに仕上げました。ココナッツミルクの風味と玉ねぎやパプリカの甘みがカキの濃厚な味を引き立ててくれますよ。そのままの形のカキと粗く刻んだカキを入れるのがさらにコクを引き出すポイントです!オイスターソースやナンプラーを入れることでより味わい深い一皿に。おもてなしメニューにもおすすめの一品です。

タイ米でつくる カオパッムー

ランチのメニューに迷ったらタイ料理のひとつである豚肉のチャーハン、カオパッムーを作ってみませんか?タイ米を使っているのでパラッとした食感に仕上がります。旨味の強い豚肉を使い、さらにオイスターソースで味つけしているためこってりとした味わいですが、ミニトマトの酸味が全体をさわやかにまとめてくれます。お好みの生野菜を横に添えたり、レモン汁をかけて味の雰囲気を変えることで、最後まで飽きることなく楽しむことができますよ。

タイ風 エビチャーハン

パラパラのチャーハンを作りたくなったら、タイ米を使うのがおすすめです!このレシピでは味つけにナンプラーを使い、エスニックな味わいに仕上げました。プリっとしたエビとふわふわの卵、いんげんの彩りがよく、見た目や食感も楽しい一品です。味が入りにくい豚肉は下味をつけることで一体感が増し、よりおいしく仕上がります。仕上げにバジルをトッピングすると、より香りが引き立ちますよ。

ガパオ風炊き込みごはん

ガパオライスを手軽に味わえるよう、炊き込みごはん風にアレンジした一品をご紹介します。具材と調味料を一緒に炊き込むことで、お米全体に味がしみわたり絶品!オイスターソースが効いた甘辛い味つけに、鷹の爪の辛味がアクセントになり、箸が止まらなくなること間違いありませんよ!ピーマンとナンプラーは炊きあがった後に入れることで、より食感と香りを楽しむことができます。トッピングの目玉焼きを崩して、黄身を絡めながら召し上がってくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。

タイ米でつくる お手軽トムヤムパエリア

スペイン料理で人気のパエリアをトムヤムクンペーストを使ってエスニック風に仕上げました。ニンニクと玉ねぎの香りにエビの旨味が合わさって、たまらないおいしさですよ!仕上げにのせるレモンとパクチーがよりエスニックな味わいを演出してくれます。エビに火が通り過ぎてしまうと食感がかたくなってしまうので、気になる場合はタイ米を炊いている途中で取り出し、仕上げに盛り付けるのがおすすめです。

タイ米でマルゲリータ風パエリア

パラパラ食感が魅力のパエリアは、タイ米との相性が抜群です!このレシピではトマトジュースとモッツァレラチーズ、バジルを使ってマルゲリータ風にアレンジしました。バジルのさわやかな香りととろけたチーズ、トマトの旨味がよく合います。具材はシンプルですが、拍子切りにしたベーコンのおかげで食べ応えも十分!見た目も鮮やかでパーティーやおもてなしの料理にもぴったりな一品です。

※アルミホイルは直火に触れると溶けてしまう可能性があるため、蓋として使用する際はフライパンからはみ出さないように内側に折り曲げてください。料理によっては調味料などに含まれている塩分によってホイルが溶ける可能性もございますので、ご使用の際は十分にご注意ください。

香りも楽しめるジャスミンライスでエスニック料理を味わおう!

今回はジャスミンライスとはどのようなものなのか、タイ米との違いや炊き方などと合わせてご紹介しました。ジャスミンライスはタイ米の一種で独特な甘みや華やかな香りが特徴のお米です。

ジャスミンライスはご家庭でも簡単に炊くことができるので、エスニックな味わいを自宅でも楽しみたいという方は、ぜひ今回ご紹介した炊き方を参考に試してみてくださいね。

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