辛味調味料である「コチュジャン」と「豆板醤」の違いをご紹介します。違いやそれぞれの特徴を活かして、おいしく辛味を加えましょう。
コチュジャンと豆板醤の違いとは?
辛味調味料の代表でもある「コチュジャン」と「豆板醤」の違いをご存知ですか?見た目やテクスチャーも似ているコチュジャンと豆板醤ですが、それぞれ大事な役割があるんです。
今回は、そんなコチュジャンと豆板醤、それぞれの特徴と使い方をご紹介します。
- 目次
- コチュジャンとは?
- 豆板醤とは?
- コチュジャンと豆板醤の使い方
- コチュジャンを使ったおすすめレシピ
- モッツァレラチーズ入り!激辛タッカルビ
- コチュジャンでピリ辛 韓国風チキン
- 生ハムで簡単ユッケ風
- 絹豆腐で作るスンドゥブチゲ
コチュジャンとは?
コチュジャンは、朝鮮半島が発祥となる辛みと甘みのある味噌です。米やもち米を麹で糖化させ、唐辛子を加えて熟成させた発酵調味料です。粘り気のあるテクスチャーと、唐辛子の赤色をしています。糖を含んでいるため、炒めると焦げてしまうので注意が必要です。炒める場合は、具材に火が通ってから加えるようにしましょう。
炒め物や和え物はもちろんですが、もっとシンプルに使うことも出来ます。生野菜につけたり、ビビンパのトッピングにも欠かせない調味料です。
豆板醤とは?
豆板醤は、中国が発祥となる辛みの強い味噌です。そら豆に大豆やごま油、唐辛子の塩漬けなどを加えた発酵調味料です。強い辛味と塩気が特徴的で、料理に加えると刺激的な味わいになります。
加熱することで香りが立つため、はじめに豆板醤を炒めてから具材を加えると、より豆板醤の風味が楽しめます。四川料理には必ずと言っていいほど使われる定番の調味料です。
コチュジャンと豆板醤の使い方
■コチュジャン
朝鮮半島が発祥となるコチュジャンは、ビビンパやタッカルビなどの韓国料理に最適です。また、火を通さなくても使えるので、焼いた豚バラ肉をサンチュやエゴマの葉に巻いて食べる、サムギョプサルのタレとしても活躍します。
■豆板醤
中国が発祥となる豆板醤は、麻婆豆腐や担々麺などの中華料理に最適です。油と一緒に加熱することで香りとうま味が増すため、炒め料理に加えるとよりおいしさを感じることが出来ます。
コチュジャンを使ったおすすめレシピ
コチュジャンを使ったおすすめレシピをご紹介します。一度食べたらやみつきになる旨辛韓国料理を、お家でお手軽にお楽しみいただけますよ。
モッツァレラチーズ入り!激辛タッカルビ
とろーりチーズがとろける、韓国料理タッカルビのレシピです。一味唐辛子をたっぷり使って味付けした鶏もも肉との相性は抜群です!アツアツのうちにお召し上がりください。
コチュジャンでピリ辛 韓国風チキン
辛めの味付けで、ごはんにもお酒にもよく合うヤンニョムチキンです。香ばしく揚げた手羽元に、甘辛いタレがしっかりと絡み、とてもおいしい一品ですよ。
生ハムで簡単ユッケ風
生ハムで簡単に出来る、ユッケ風の料理のご紹介です。コチュジャンの味付けに卵黄のまろやかさがとてもよく合いますよ。切って和えるだけなので、時間がないときやすぐにもう一品にほしいときにおすすめです。お酒のおつまみにもいかがでしょうか。
絹豆腐で作るスンドゥブチゲ
韓国料理のひとつのスンドゥブチゲのレシピのご紹介です。本来、スンドゥブチゲは絹ごし豆腐よりも柔らかくなめらかな純豆腐を使用するですが、今回は手に入りやすい絹ごし豆腐を使用しました。
豆板醤を使ったおすすめレシピ
豆板醤を使ったおすすめレシピをご紹介します。辛い中にもコクと風味がある豆板醤を上手に使って、旨辛料理のレパートリーを増やしましょう。
クセになる 激辛麻婆豆腐
四川風の激辛麻婆豆腐はいかがでしょうか。豆板醤のコクのある辛味と山椒の刺激的な味わいが激辛好きにはたまらない一品です。熱々の麻婆豆腐を、炊きたてのごはんにたっぷりかけてお召し上がりください。
豚バラ肉で激辛坦々スープ
豆板醤の辛味か決め手の激辛坦々スープです。旨味たっぷりの豚バラ肉が入った濃厚なごまのスープは、とても食べ応えがありますよ。ごはんや麺を入れても美味しくお召し上がりいただけます。
ピリ辛!ナスのみそ炒め
豆板醤とみその組み合わせでごはんが進む、ピリ辛ナスのみそ炒めです。味付けにめんつゆを使用し、料理初心者の方でも簡単にお作りいただけるレシピですよ。
鶏むね肉でボリュームたっぷり!ピリ辛鶏チリ
鶏むね肉でピリ辛な鶏チリはいかがでしょうか。エビチリよりも、リーズナブルでボリュームもたっぷりな一品です。鶏むね肉とは思えないくらいやわらかくジューシーに仕上がります。豆板醤の効いた調味料も合わせて炒めるだけなので、とても簡単です。ぜひ作ってみてくださいね。
番外編・・・テンメンジャンとは?
テンメンジャンは、中国が発祥となる甘みのある味噌です。黒または赤褐色をしており、小麦粉に塩、特殊な麹を混ぜた発酵調味料です。加熱すると香りが強くなるため、ホイコーローなどの炒め物に最適です。また、コチュジャンと同様に、そのままでもおいしく食べられるため、、北京ダックのタレにも用いられます。
コチュジャンや豆板醤と似ているテクスチャーですが、テンメンジャンには唐辛子が入っていないため、辛み調味料としては使うことが出来ません。甘めの麻婆豆腐など、同じ中華料理でも調味料を使い分けると、また違ったおいしさで楽しむことが出来ます。
それぞれの特徴を活かした食べ方を
今回は、コチュジャンと豆板醤、そしてテンメンジャンの違いをご紹介しました。見た目は似ていますが、材料や製法が異なり、風味も食べ方も違う調味料だということがおわかりいただけたかと思います。 それぞれの特徴を活かした調理方法で、おいしく食べてみてくださいね。
クラシルでは、さまざまな調味料を使ったレシピをご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。