最終更新日 2023.9.25

知っておきたい!「旬」って何?季節ごとの旬食材もご紹介!

知っておきたい!「旬」って何?季節ごとの旬食材もご紹介!

食材の「旬」について知りたい!

野菜や魚介類などの食材には「旬」というものが存在します。四季のある日本では季節ごとに旨味が強く、食べごろになる食材がたくさんありますが、これには旬が関係しているんです。今回は、食材の「旬」についての解説に加え、季節ごとの旬の食材やそんな旬の食材を使って作るおいしいレシピをご紹介します。

食材の「旬」とは?

食材の「旬」というフレーズを聞いたことがある方は多いかと思いますが、そんな旬の食材にはどのような特徴やメリットがあるのでしょうか?

旬とは、特定の食材がほかの時季と比べて収穫量が多く、新鮮でおいしく食べることができる時季のことです。また、季節の食材が出回り始める「はしり」の時季のことを旬と呼ぶこともあります。

旬の時季を迎えた食材は多く収穫されるので、ほかの時季よりも低価格で市場に出回ります。そのため、お手頃な価格で手に入れることができます。

近年は、品種改良や生産方法の変化、海外からの輸入などによって、一年を通して手に入れることができる食材が多くなってきましたが、旬の食材のおいしさはその時季でしか味わうことができないものです。旬の時季に注目して、季節の食材をおいしくいただきましょう。

旬の食材には何があるの?季節ごとにご紹介!

旬の時季は食材ごとに異なります。それは、日本が四季によって気候が大きく変わるためです。では、それぞれの季節に旬の時季を迎える食材にはどのようなものがあるのでしょうか?以下で、季節ごとの旬の食材について詳しく見ていきましょう。

■春

雪が解けて徐々に暖かくなってくる春は、フキノトウやウド、ワラビ、タケノコなどの山菜類が旬を迎えます。山菜類は成長が進むにつれて固くなり、食べることが難しくなります。まさにこの時季しか味わうことできない「春の味」といえるでしょう。

また、アスパラガスや春キャベツ、新たまねぎなども春が旬です。冬の間に栄養や旨味を蓄えた春野菜は、甘みが強いものが多いです。

春が旬の魚介類には、マダイやニシン、カツオ、アオリイカ、アサリなどがあります。特にマダイやニシンは、産卵に向けて栄養を蓄え、身が厚く脂がのっています。春になるとよく獲れることから「春告魚(はるつげうお)」と呼ばれているんですよ。

■夏

日差しが強くなり気温が高い日が続く夏は、トマトやレタス、きゅうりなどの夏野菜が食べごろになります。「夏野菜」と呼ばれるこれらの野菜は水分量が多いので、みずみずしく、さっぱりとしていて暑い夏にぴったり!

アジやイワシなどの青魚、スルメイカ、マダコなども夏が旬です。また、アワビやウニ、岩ガキなどの貝類もこの時季が最もおいしいと言われています。

■秋

夏の暑さも落ち着き始める秋は「実りの秋」と呼ばれるほどさまざまな食材が旬を迎えます。代表的なものとして、松茸や椎茸、しめじなどのきのこ類が挙げられます。また、さつまいもやれんこん、にんじんなどの根菜類や、柿やりんご、梨、ぶどうなどの果物も秋が旬です。

秋の味覚として名高いサンマをはじめ、サバやサケ、ホッケなどの魚もこの時季によく出回ります。

■冬

寒さが厳しくなる冬に旬を迎えるのは、鍋の食材としておなじみの白菜や大根。また、ブロッコリーや小松菜などもこの時季に甘みが増して、おいしく食べることができますよ。

冬が旬の魚には、ブリやタラ、アンコウ、ヒラメなどがあります。特に冬に出回るブリは「寒ブリ」と呼ばれ、身に弾力があって脂がのっているのが特徴です。

旬の食材を使ったレシピを季節ごとにチェック!

食材の旬について知ると、気になるのが旬の食材を使って作るレシピですよね。ここでは、旬の時季を迎えた食材で作っていただきたい、おいしいレシピを季節ごとにご紹介します。

■春が旬の食材を使ったレシピ

ぜんまいとアスパラの明太マヨ白和え

春が旬のぜんまいとアスパラガスを使って作る白和えのレシピです。ぜんまいとアスパラガスのコリコリとした食感が心地よい一品ですよ。和え衣に明太子とマヨネーズを混ぜ合わせることで、淡泊になり過ぎず、どんどん箸が進む味わいに仕上がります。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。

アサリのバター焼き

旨みたっぷりのアサリは、シンプルなバター焼きで楽しみましょう!フライパンひとつで手軽に作ることができる、お酒のおつまみにもぴったりな一品。このレシピでは料理酒を使いましたが、白ワインでもおいしく作ることができますので、お好みでお試しくださいね。

■夏が旬の食材を使ったレシピ

夏野菜たっぷり トマトキーマカレー

夏野菜をふんだんに使って作るキーマカレーのレシピです。ニンニクや生姜、牛豚合いびき肉が入っているのでガツンとパンチが効いていますが、トマトのおかげで後味はさっぱりとしています。夏野菜が旬を迎える暑い季節にぜひ作っていただきたい一品です!

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。

野菜たっぷり アジの南蛮漬け

アジと野菜を甘酸っぱい南蛮酢に漬け込んでさっぱりといただきましょう。 アジに衣をつけて揚げることによって、さっぱりとした味わいながらも食べ応えが出ます。ごはんのおかずとしてはもちろん、お酒にもよく合う一品です。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。

■秋が旬の食材を使ったレシピ

きのこたっぷりバター醤油スパゲティ

きのこの風味を活かしたバター醤油スパゲティのレシピです。バターのコクと大葉の清涼感あふれる香りが、きのこの旨味によく合いますよ。簡単に作ることができるうえにボリュームもあるので、ランチにもディナーにもおすすめです。

柿とモッツァレラのカプレーゼ風

柿とモッツァレラのカプレーゼ風です。柿とモッツァレラチーズをオリーブオイル、塩、黒こしょうで和えて、カプレーゼ風に仕上げました。柿はそのまま食べたり、スイーツに使うイメージが多いですが、塩気のある味つけもよく合うんです!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

■冬が旬の食材を使ったレシピ

鶏肉と白菜の雪見鍋

雪見鍋とは、具材をたっぷりの大根おろしでコトコトと煮込んで作る鍋のこと。冬が旬の白菜と大根に鶏もも肉を合わせて、食べ応え抜群に仕上げました。お好みの野菜やきのこなどを加えてもおいしくお作りいただけますよ。寒い日にはポカポカお鍋で温まりましょう!

タラの味噌マヨホイル焼き

タラと玉ねぎ、しめじを組み合わせて作るホイル焼きをご紹介します。ふっくらとしていて淡泊な味わいのタラと、こってりとしたみそマヨネーズが相性抜群!材料をホイルで包んでオーブントースターで加熱するだけなので、忙しいときや時間がないときに重宝するレシピです。

旬の食材を献立に取り入れよう!

今回は、旬の食材の特徴やメリット、季節ごとの旬の食材についてご紹介しました。
旬の食材は、味がよいだけでなく、栄養価も高いうえにお財布にもやさしいというメリットがあります。さらに、食卓で季節の訪れを感じることができ、いいことずくめの食材なんですよ。上手に献立に取り入れて、旬の食材のおいしさを味わってみてはいかがでしょうか?

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