最終更新日 2024.11.21

なぜ冬至にかぼちゃ?食べる理由とおすすめレシピをご紹介

なぜ冬至にかぼちゃ?食べる理由とおすすめレシピをご紹介

2024年の「冬至」は12月21日(土)です。冬至といえば、昔からかぼちゃを食べたり、柚子湯に入る習慣がありますが、その理由をご存じですか?この記事では、冬至の意味のほか、かぼちゃを食べたり、柚子湯に入る習慣ができた理由を詳しく解説します。冬至に食べると縁起がよいとされる食べ物やかぼちゃのレシピも必見ですよ!

  • 目次
  • 今年の冬至はいつ?
  • そもそも冬至とは?
  • 冬至と夏至にはどんな関係がある?
  • 冬至の習慣には何がある?
  • なぜ冬至にはかぼちゃを食べるの?
  • 冬至の食べ物とは?
  • かぼちゃを使ったおすすめレシピ
  • かぼちゃのいとこ煮

今年の冬至はいつ?

冬至とは、二十四節気(にじゅうしせっき)のうちのひとつ。そして、今年2024年の冬至は 12月21日土曜日 です。

冬至の日にちは、太陽と地球の位置関係によって決まるため、その年によって異なります。基本的に12月22日になることが多いようですが、年によっては21日や23日になる場合もあります。ちなみに来年、2025年の冬至は 12月22日(月) です。

そもそも冬至とは?

冬至とは、先ほど少し触れましたが二十四節気のひとつです。この二十四節気というのは、一年を春夏秋冬の4つに分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割した暦で、季節の変化をより細かく感じ取れるように表しています。立春や春節、夏至なども二十四節気のひとつなんですよ。

冬至は一年で最も昼間の時間が短く、夜が長い日です。別名「一陽来復(いちようらいふく)の日」とも呼ばれ、冬至は一年のなかで最も太陽の力が弱まり、この日を境に再び力がよみがえるといった前向きな意味合いが込められているといわれています。また、冬が去り春が訪れることや、悪いことが続いた後にようやく好転していくといった意味も込められているのだそうです。

冬至と夏至にはどんな関係がある?

先ほど少し出てきましたが「夏至(げし)」も二十四節気のひとつ。冬至とは反対に一年のなかで最も昼が長い日です。例年、6月21日か22日が夏至となることが多いですが、冬至と同様にこちらも固定されていません。「夏に至る」という漢字の通り、夏至を過ぎたあたりから本格的な夏を迎えると考えられています。

ちなみに一年のうち冬至は夜が一番長く、夏至は昼が一番長いとご説明しましたが、昼と夜の長さが同じ日があります。それが、春分の日と秋分の日です。二十四節気は古くからある暦ですが、現在でもわたしたちの日常に溶け込んでいるものが多く存在しています。

冬至の習慣には何がある?

冬至には柚子湯に入るという習慣は有名ですよね。由来は諸説ありますが、ここでいくつかご紹介します。

柚子湯に入ることで風邪をひかずに冬が越せると考えられていたり、柚子と「融通(が利く)」、冬至と「湯治(とうぢ)」の語呂合わせともいわれています。また、柚子は香りが強く、邪気を払うと考えられていたため、厄除けの「みそぎ」としていた説も。さらに、柚子は実るまで長い年月を要することから「長年の苦労も実りますように」という願いを込めたともいわれています。

なぜ冬至にはかぼちゃを食べるの?

冬至にはかぼちゃを食べる習慣がありますよね。かぼちゃは夏に旬を迎える野菜ですが、冬である冬至に食べるのはなぜなのでしょうか。

昔は現代に比べて食材の保存技術が発達していなかったため、保存性が高いかぼちゃは旬の時期以外にも食べることができる貴重な緑黄色野菜でした。かぼちゃを食べて栄養をつけ、風邪を予防するという考えから冬至に食べる習慣が生まれたといわれています。

冬至の食べ物とは?

実はかぼちゃ以外にも冬至で食べたほうがよいとされているものがあります。それが「七種(ななくさ)」です。七草粥で知られている春の七草のように、冬至にも「ななくさ」と呼ばれる食材があるんですよ。以下で、確認してみましょう。

  • 南京(なんきん)※かぼちゃ
  • 人参(にんじん)
  • 蓮根(れんこん)
  • 銀杏(ぎんなん)
  • 金柑(きんかん)
  • 寒天(かんてん)
  • 饂飩(うんどん)※うどん

冬至の定番かぼちゃが入ってることはわかりましたが、それ以外にもなにか気づくことがありませんか?それぞれの食材をひらがなにしてみると、すべての食材に「ん」がついているのです。

食材に「ん」がつく食材は縁起がよいとされ、なかでも「ん」がふたつ入った食材を好んで食べていたようです。そのほかに、小豆のような赤いものは邪気を払うと考えられていたことから小豆の入った「冬至粥」を食べる習慣もあります。また、地域によっては小豆粥にかぼちゃやお餅を入れることもあるようです。

かぼちゃを使ったおすすめレシピ

ここからは、かぼちゃを使ったレシピをご紹介します!ごはんのおかずからスイーツまで、かぼちゃのやさしい甘みを活かしたレシピを幅広くピックアップしました。ぜひチェックしてくださいね。

かぼちゃのいとこ煮

冬至には欠かせない、かぼちゃのいとこ煮です。いとこ煮とは、かぼちゃとあずきの煮物。由来は諸説ありますが、固いあずきから順番に入れて、追い追い煮ることから「甥甥」、それぞれの意味のめいめいを「姪姪」にかけた語呂合わせともいわれています。このレシピではゆであずきを使っていますので、手軽に作ることができますよ。

めんつゆで味付け かぼちゃのいとこ煮

続いてもかぼちゃのいとこ煮ですが、このレシピはめんつゆで味つけしたお手軽な一品です。かぼちゃとゆであずき、みりんのやさしい甘みとめんつゆが合わさった甘じょっぱい味わいがほっこりおいしい!めんつゆを使うことで簡単にお作りいただけますので、お料理初心者の方にもおすすめですよ。

かぼちゃの煮物で 簡単おやき

かぼちゃの煮物をもちもちの生地で包んだ簡単おやきです。手作りの生地に市販のかぼちゃの煮物を包み、フライパンでこんがりと焼きあげます。もちもちとした食感の生地に、ほっこりと甘いかぼちゃが相性抜群ですよ。おやつや軽食にいかがでしょうか。

ホクホク美味しい 無限かぼちゃ

ホクホクおいしい、無限かぼちゃのご紹介です。甘みのあるかぼちゃに、旨味たっぷりのツナと、風味豊かなすりおろしニンニクやごま油がマッチします。甘じょっぱい味わいがやみつきになるおいしさです!火を使わずにお作りいただけますので、ぜひお試しくださいね。

かぼちゃと厚揚げのそぼろ煮

かぼちゃと厚揚げにやさしい味わいのそぼろあんをかけた一品はいかがですか。そぼろあんがたっぷり絡んだほっこりとする味わいは、ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにもよく合いますよ。お鍋ひとつで作ることができるので、ぜひお試しくださいね。

ホクホク かぼちゃとねぎの赤だしみそ汁

かぼちゃと長ねぎのやさしい甘みがほっこりおいしい、みそ汁のご紹介です。赤みそを使うことによってかぼちゃや長ねぎの甘みが引き立ち、バランスのよく仕上がっていますよ。ほっと落ち着く味わいなので、朝食などにぜひどうぞ。

かぼちゃの豆乳シチュー

かぼちゃの甘みとバターと豆乳のコクが合わさった旨味たっぷりのシチューを作ってみましょう!野菜はあらかじめ電子レンジで加熱するので、時短になり手軽に作ることができます。具だくさんで食べ応えもありますので、さまざまなシーンで活躍する一品ですよ。

かぼちゃとあんこのホットサンド

かぼちゃとつぶあんを挟んだほっこり甘いホットサンドはいかがですか。芳醇なバターの香りとコクのあるはちみつが入ったかぼちゃあんがつぶあんによく合い、絶品のおいしさ!かぼちゃは電子レンジで加熱するので手軽に作ることができますよ。朝ごはんやおやつにおすすめの一品です。

ホクホク かぼちゃのあんグラタン

かぼちゃとゆであずきの甘みにチーズのコクが効いた、スイーツグラタンです。電子レンジで加熱したかぼちゃをバターで炒めてから牛乳を加えて煮るので、コク深くまろやかな味わい。甘じょっぱいグラタンはおやつにもぴったりですよ。

かぼちゃと甘納豆のパウンドケーキ

最後は、かぼちゃを使ったスイーツのご紹介です。かぼちゃの風味と甘納豆の甘みを活かしたしっとり生地のパウンドケーキは、素材の味を感じるやさしい仕上がりですよ。おもてなしの一品にもおすすめなので、ぜひお試しくださいね。

かぼちゃの特徴を活かしたレシピにチャレンジ!

いかがでしたか?冬至の意味や由来をはじめ、かぼちゃを使ったレシピをご紹介しました。かぼちゃを食べることは古くからの習わしですが、さまざまな考え方があることがわかりましたね。ホクホクとして甘いかぼちゃは、おかずだけでなく、お酒のおつまみやデザートにもぴったり。かぼちゃのおいしさを活かした料理を堪能してくださいね。

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