最終更新日 2024.2.9

パンチェッタとは?特徴や生ハムとの違い、食べ方について解説!

パンチェッタとは?特徴や生ハムとの違い、食べ方について解説!

パスタなどイタリア料理でおなじみの「パンチェッタ」。名前は聞いたことがあるけれど、ベーコンや生ハムとの違いなど具体的にはよくわからないという方も少なくないはず!そこで今回は、意外と知らないパンチェッタの特徴について解説します。記事後半ではおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • パンチェッタとは
  • 生ハムとベーコンとの違いとは
  • 生ハム
  • ベーコン
  • パンチェッタのおいしい食べ方
  • 旨みたっぷり!パンチェッタを使ったおすすめレシピ
  • パンチェッタで本格カルボナーラ
  • パンチェッタでトマトソースパスタ

パンチェッタとは

「パンチェッタ」とは、イタリア語で「豚バラ肉(pancetta)」という意味で、その名の通り、塩漬けした豚のバラ肉をじっくりと熟成させた加工肉のこと。風味づけのためにハーブやスパイス、黒こしょう、ニンニクなどを加えることもあります。

パンチェッタの特徴は、豚バラ肉本来のおいしさがぎゅっと凝縮された旨みと強い塩味。カルボナーラやアマトリチャーナといったパスタやスープ、サラダに加えるだけで、驚くほど濃厚な味わいに仕上げることができます。

日本ではあまりなじみのない食材ではありますが、パンチェッタの発祥地であるイタリアでは、普段のメニューやワインのおつまみなど幅広いシーンで活躍する定番の一品として日常的に親しまれているそうです。

生ハムとベーコンとの違いとは

パンチェッタと同じ加工肉の仲間に、日本でもおなじみの「ベーコン」や「生ハム」があります。この3つには、一体どのような違いがあるのでしょうか?

以下で、生ハムとベーコンの特徴やパンチェッタとの違いを確認してみましょう。

生ハム

生ハムは、塩漬けした豚のもも肉を乾燥、熟成させて作ります。絶妙な旨みと塩気が特徴で、生のまま薄くスライスして、カプレーゼやマリネ、パンやパスタなどに合わせていただきます。

生ハムもパンチェッタも肉を塩漬けして熟成させますが、パンチェッタはこってり濃厚な豚バラ肉、生ハムだとあっさりとした豚もも肉で作るので、味わいはガラッと異なります。

生ハムを使ったレシピを知りたい方はこちらをチェック!

ベーコン

ベーコンとは、熟成させた豚バラ肉の塩漬けを燻製にした加工肉のことです。

煙でじっくりと燻すことで生まれる芳醇な旨みとスモーキーな風味が特徴で、パンチェッタよりも塩味が弱く、まろやかな味わいを楽しめます。クセがなく食べやすいため、パスタやスープ、ピラフ、サラダ、炒め物、煮込み料理などパンチェッタよりも幅広い料理に使うことができます。

つまり、ベーコンもパンチェッタも「熟成させた豚バラ肉の塩漬け」という点は同じ。パンチェッタはベーコンのように燻製にせずに仕上げることから「生ベーコン」と呼ばれることもあるんですよ。

ちなみに、ベーコンとパンチェッタはそれぞれ代用することもできますが、パンチェッタの方が塩味や酸味が強いため、味を見ながら調節することが大切です。

ベーコンを使ったレシピを知りたい方はこちらをチェック!

パンチェッタのおいしい食べ方

イタリアを代表する食材のひとつ「パンチェッタ」。

パスタやリゾット、ピザといったイタリアの料理との相性がよく、パンチェッタを加えることでコクがプラスされ、ワンランクアップした味わいに仕上げることができます。特にカルボナーラとは相性抜群で、イタリアのカルボナーラはパンチェッタで作ることも多いのだそうです。

イタリア料理以外にも、カリカリに焼いたものをサラダにトッピングしたり、濃厚な旨みを活かしてスープや煮込み料理に加えるなどアレンジもさまざま!パエリアやオムレツなどスペイン料理に使ったり、こんがり焼いてワインのおつまみにするのもおすすめですよ。

旨みたっぷり!パンチェッタを使ったおすすめレシピ

ここからは、パンチェッタを使ったおすすめレシピをご紹介します。定番のカルボナーラをはじめ、アマトリチャーナやバルサミコソテーなどパンチェッタの旨みを活かしたレシピをピックアップしました。ぜひ作ってみてくださいね。

パンチェッタで本格カルボナーラ

生クリームを使わないカルボナーラを食べたいときは、このレシピがおすすめ!パンチェッタの旨みに粉チーズの塩気、卵のコクが絶妙にマッチして、たまらないおいしさですよ。ワインのお供やおもてなしにもぴったりなので、ぜひお試しくださいね。

パンチェッタでトマトソースパスタ

彩り鮮やかで食卓が華やぐ、アマトリチャーナのご紹介です。パンチェッタの旨みが溶け出したトマトソースがパスタによく絡み、一口食べると止まらなくなりますよ!ワインやパンのお供はもちろん、おもてなしにもおすすめの一品です。

牡蠣とパンチェッタのバルサミコソテー

フライパンひとつで作れる簡単レシピですが、味は絶品!パンチェッタの旨みに牡蠣のコク、ブラウンマッシュルームの風味、バルサミコソースの酸味が複雑に絡み合い、後引くおいしさですよ。ホワイトマッシュルームなどお好みのきのこで作るとアレンジも広がります。ぜひお試しくださいね。

パッケリでカルボナーラ

大きな筒状のパスタ「パッケリ」にとろっとクリーミーなソースをたっぷり絡めていただく、食べ応え抜群のカルボナーラです。濃厚な味わいですが、パンチェッタの旨みとニンニクの風味がアクセントになり、やみつきになること間違いありませんよ!パパッと手軽に作れるのもうれしいポイントです。

トマトソースのパッケリ

続いてもパッケリを使ったパスタですが、こちらはトマトソースでいただきます。トマトとパンチェッタは相性抜群の組み合わせ!シンプルながらも奥深い味わいをお楽しみいただけますよ。ポイントは、パッケリをゆでるお湯に、オリーブオイルを少し加えること!パスタ同士がくっつきにくくなり、ワンランクアップした味わいに仕上がります。

パンチェッタで料理の幅を広げよう

いかがでしたか?今回は、パンチェッタの特徴や、生ハムとベーコンとの違い、おすすめの食べ方やレシピなどをご紹介しました。

ベーコンとはひと味違う、濃厚な旨みとジューシーな味わいが魅力のパンチェッタ。普段のメニューからお酒のおつまみまで、アレンジの幅が広いのも魅力的です。見かけたらぜひ手に取っていただき、今回ご紹介したレシピを試してみてくださいね。

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