コリアンダーとパクチーは何が違う？特徴を詳しく解説！

カレーに欠かせないスパイスのひとつである「コリアンダー」。パクチーとの違いをご存じでしょうか？実は、乾燥させた種子を用いるか、生の葉を食べるかがポイントなんです。この記事では、コリアンダーとパクチーの特徴を詳しく解説します。香りを楽しむおいしいレシピも必見ですよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。

コリアンダーとパクチーは、実は同じ植物でセリ科の一年草です。葉や茎はハーブとして、種子はスパイスとして使われます。それぞれの呼び名や特徴を、詳しく見てみましょう。

葉の部分を指すパクチーは、タイ料理やエスニック料理には欠かせない食材で、サラダや生春巻きなどの料理に生のままで使用されます。

💡ワンポイント豆知識💡
種子のままのものが「コリアンダーシード」、パウダー状にしたものが「コリアンダーパウダー」です。

コリアンダーは、甘みのある爽やかな柑橘系の香りが特徴のスパイスです。エスニック料理でよく使われるパクチーは、特有の芳香をもつため好みが分かれる食材ですね。

💡ワンポイント豆知識💡
青臭い香りは南京虫に例えられることが多いですが、実際にコリアンダーの語源はギリシア語の「koris（南京虫を意味する）」ともいわれています。

コリアンダーは、カレーには欠かせないスパイスのひとつで、市販のカレー粉のほとんどの商品にコリアンダーパウダーがブレンドされています。カレーのほかにも、ひき肉料理やシチューなどの煮込み料理、焼き菓子など、さまざまな用途で使うことができますよ。

日本でもエスニック料理を食べる機会が増えたことから、最近ではスーパーなどでも手に取ることができるようになりました。通年出回っていますが、露地栽培のものが手に入るのは春から初夏にかけてです。フォーなどの麺料理やスープのトッピング、生春巻き、サラダなど、香りを活かした料理に使用されます。

コリアンダーを使ったレシピをご紹介します。少量を加えるだけで、風味豊かな味わいに仕上がりますよ。

スパイスから作る、こだわりのカレーをご自宅で作ってみませんか。コリアンダーのほかに、カレーの香りには欠かせないクミンなど、数種類のスパイスをブレンドして、風味豊かに仕上げました。ジューシーなチキンとスパイスがよく合い、やみつきになるおいしさですよ。

ビリヤニとは、スパイスをたっぷりと使って作るインドの炊き込みごはんのこと。本来は手の込んだごちそう料理ですが、こちらのレシピは簡単な手順で作れるようにアレンジしています。風味豊かなスパイスがバスマティライスに絡んで、絶品ですよ。最後に加えるパクチーの風味もアクセントになります。

スパイシーなモロッコ風のミートボールはいかがでしょうか。肉ダネにコリアンダーとクミン、ピリッと辛いチリパウダーを混ぜ込んで、スパイスの風味を楽しめる一品に。トマトソースとの相性もよく、お酒にぴったりの味わいですよ。卵黄を絡めるとマイルドになり、また違ったおいしさをお楽しみいただけます。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。

ここからは、フレッシュなパクチーの葉を使うレシピをご紹介します。特有の香りと風味を堪能できるレシピを集めました。

パクチーが香る、ささみのエスニック和えのご紹介です。スイートチリソースとナンプラーを使った味つけが鶏ささみとよく合い、パクチーの香りで一気にタイ料理の雰囲気に仕上がります。和えるだけで簡単に作れるので、ぜひ材料を揃えてお試しいただきたい一品です。

甘辛味の肉みそが食欲をそそるジャージャー麺に、パクチーを加えてアレンジ！甜麺醤と豆板醤を合わせたコクのある肉みそに、爽やかな香りのパクチーがマッチし、意外なおいしさに仕上がります。いつもとひと味違うそうめんが食べたいときにもおすすめのレシピですよ。

パクチー好きの方におすすめ！タイ料理の春雨サラダである、ヤムウンセン風の一品をご紹介します。たっぷりと加えたパクチーの風味が、ナンプラーが香るエスニックな味つけとよく合いクセになるおいしさです。ナッツの香ばしさもアクセントになり、おつまみにもおすすめですよ。

コリアンダーとパクチーは同じ植物ですが、その使い方で呼び名が変わるということが分かりましたね。パクチーの独特の香りが苦手という方も、スパイスとしてのコリアンダーは好みに合うかもしれません。今まで使ったことがないという方も、気になるレシピを参考にしていただき、ぜひその香りを楽しんでみてくださいね。