大晦日には欠かせない「年越しそば」にこめられた意味や食べ方について解説します。細く長いそばは、古くから長寿やご縁を願って食べられてきた特別な存在です。年越しそばを食べる理由を知ることで、大晦日がもっと楽しみになりますよ。家庭で簡単に作れる年越しそばレシピもご紹介するので、ぜひ一年の締めくくりに作ってみてくださいね!
年越しそばを食べる意味とは?食べ方やレシピもご紹介
- 目次
- なぜ年越しそばを食べるの?
- 年越しそばの食べ方は?
- バリエーション豊富な年越しそばレシピ5選
- ダシから取る年越しそば
- お月見の年越しそば
- ねぎたっぷり 豚南蛮そば
- 海老天の年越しそば
- めんつゆ出汁で たっぷりきのこ蕎麦
なぜ年越しそばを食べるの?
日本ではおなじみの「年越しそば」ですが、なぜ大晦日にそばを食べる風習ができたのでしょうか。年越しそばの歴史は古く、江戸時代頃から始まった風習だと考えられています。
年越しそばにこめられた意味には諸説ありますが、細く長いそばを食べて長寿を願ったり、ご縁が長く続くように願ったりとそばの形に由来するものが有名です。また、そばは切れやすいことから苦労や借金などの厄災を切り捨てる意味がこめられている、という説もあります。
年越しそばの食べ方は?
年越しそばを食べるタイミングや食べ方に決まりはありませんが、年をまたいで食べたり、食べ残したりすると縁起が悪いと言い伝えられているため、大晦日が終わるまでに食べ切るのがおすすめです。
年越しそばの作り方は自由なので、温かいそばでも冷たいそばでもお好みの作り方で楽しみましょう!具材は海老や紅白かまぼこ、鶏肉など縁起のよいものが一般的です。好きな食材をプラスしてアレンジしてみてくださいね。
バリエーション豊富な年越しそばレシピ5選
年越しそばの由来や食べ方を知ったところで、ここからは一年の締めくくりにぴったりな年越しそばのレシピをご紹介します。海老天をトッピングした定番のレシピはもちろん、月見そばや豚南蛮など、いつもとはちょっと違った年越しそばを楽しめるアレンジレシピもピックアップしました。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
ダシから取る年越しそば
ちょっとひと手間!「ダシから取る年越しそば」はいかがでしょうか。かつお節と昆布から丁寧に取っただしの風味がたまらない一品です。手軽に顆粒だしやめんつゆを使ってももちろんおいしく仕上がりますが、だしから取るといつもとはひと味違う奥深い旨味を楽しめますよ。ぜひお好みの具材でアレンジしてみてくださいね!
お月見の年越しそば
さっと作れる、お月見そばをご紹介します。具材はのせるだけとシンプルですが、かまぼこの噛みごたえや天かすのサクサクとした食感が楽しい一品です。最後にのせた卵黄を途中で割ると、味の変化が楽しめるのもうれしいポイント!お好みで卵黄の代わりに温泉卵をのせるのもおすすめですよ。とっても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。
ねぎたっぷり 豚南蛮そば
昆布だしから作る、ねぎたっぷりの豚南蛮そばのレシピです。昆布からじっくり取っただしはさっぱりとしていて、豚南蛮のジューシーな味わいを引き立てます。温かいつけ汁と冷たいそばの組み合わせがクセになるおいしさですよ!ねぎのピリッとした風味を活かしたい場合は盛りつけてから最後にトッピングを、ねぎの甘みや旨味を活かしたい方は調味料と一緒に煮込んで作るのがおすすめです。
海老天の年越しそば
食べごたえのある海老天がとってもおいしい、定番の年越しそばを作ってみましょう。衣のサクサクとした食感と、プリッとした歯ごたえのあるエビが、満足感のある一品です。殻をむいたり背わたを取ったりと、エビの下ごしらえには少し手間がかかりますが、揚げたての海老天は格別なおいしさ!ぜひ挑戦してみてくださいね。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。
めんつゆ出汁で たっぷりきのこ蕎麦
めんつゆを使って簡単に作れる、たっぷりきのこ蕎麦のご紹介です。しっかりコクのある味つけのつゆに、たっぷり入れたきのこの旨味が溶け込み絶品!なめこは火が通りやすいので、ほかのきのこより加熱時間を短くするのがポイントです。食感をしっかり残すことで、後引くおいしさに仕上がりますよ。ぜひ作ってみてくださいね。
年越しそばを作ってみよう!
今回は、年越しそばの由来や食べ方、おすすめレシピをご紹介しました。そばは、細長いことから健康や長寿の願いを、また切れやすい性質から今年一年の不運や苦労を切り捨てるという願いを込めて大晦日に食べるといわれています。一年の締めくくりに年越しそばを食べて、これから迎える新年の幸せを願いましょう。