最終更新日 2024.12.12

クリスマスってどんな日?起源や由来、世界のクリスマスディナーをご紹介

クリスマスってどんな日?起源や由来、世界のクリスマスディナーをご紹介

今年もいよいよ「クリスマス」の季節!街中がキラキラと輝き華やかなイメージがありますが、本来クリスマスとはイエス・キリストの降誕祭なのは知っている方も多いですよね。今回は、そんなクリスマスの起源や由来をはじめ、世界各国のクリスマスディナーやおすすめレシピなどをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • クリスマスの起源や由来は?
  • クリスマスカラーに込められた意味とは?
  • ゴールド
  • サンタクロースは実在した?
  • 世界各国のクリスマスディナーは?

クリスマスの起源や由来は?

「クリスマス」といえば「サンタクロースがプレゼントをくれる日」や「恋人同士で過ごすロマンチックな日」というイメージが強いですよね。しかし、本来クリスマスとは「キリストの降誕祭」のことで、欧米やキリスト教圏の国々では「イエス・キリストの生誕をお祝いする日」とされています。

「クリスマスはキリストの誕生日」と聞いたことのある方も多いでしょう。しかし、聖書にはキリストの誕生日について、正確な日にちの記述が残されていません。また、古代のキリスト教では誕生日よりも「キリストが十字架にかけられた後に復活した日」を重視していたとも言われています。

いずれにしても、クリスマスは「キリストの誕生日」ではなく「キリストの生誕をお祝いする日」であり、欧米の国々では家族みんなで過ごすのが一般的となっています。

クリスマスカラーに込められた意味とは?

クリスマスカラーといえば「赤、緑、白、ゴールド」の4色が一般的ですよね。実は、これらの色には大切な意味が込められており、特にクリスマスツリーを飾るうえで欠かせません。以下で詳しく見てみましょう!

クリスマスツリーには、モミの木などの常緑樹が使われることが多いですよね。これは、冬の間も枯れることがなく、変わらない姿を保つ常緑樹が「強い生命力」や「神の永遠の愛」を象徴するとされているからです。

クリスマスカラーを代表する色である赤は「キリストの血」を表します。血と聞くと少し怖い感じもしますが、これはキリストが全ての人を罪から救うために流した血のことです。つまり、赤には「神の寛大な愛」という意味が込められています。

ゴールド

クリスマスツリーの一番上には、金色の星のオーナメントが飾ってあることが多いですよね。これは、キリストの生誕を知らせるために現れた「ベツレヘムの星」を表しており「キリストの生誕」や「希望」を象徴するとされています。

​​雪が降ったときのクリスマスは「ホワイトクリスマス」とも呼ばれ、ロマンチックなムードを高めてくれます。白は「純粋」や「清らかな心」を表しており、キリスト教ではとても大切な色のひとつとされているんですよ。

サンタクロースは実在した?

「キリストの生誕をお祝いする日に、なぜサンタクロースが現れるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。サンタクロースの由来は諸説ありますが、4世紀に東ローマ帝国(現在のトルコ)に実在したカトリック教会の司教セント・ニコラウスだというのが一般的です。彼は生活が苦しい人々や恵まれない子供たちに、自身の財産を投げ打って施しをしていたそうです。

ほかにも北欧神話に登場する空を駆ける神様など、元になったとされる民間信仰がいくつかあり、それらが語り継がれるうちに現在の形になったと言われています。また、サンタクロースの赤い服はカトリック教会の祭服の色に由来しますが、現代のサンタクロースの姿はなんと、アメリカの大手清涼飲料会社の広告宣伝イメージから定着したそうですよ。

世界各国のクリスマスディナーは?

ヨーロッパの国々では「クリスマスはレストランまでお休みになる」と言われるほど、家族で過ごすのが一般的とされています。もちろん、クリスマスディナーにいただくのは各家庭の手作り料理!ここからは、世界各国のクリスマスディナーをいくつかご紹介します!

イギリス

ロースト料理が根付いているイギリスでは、ローストビーフやローストターキーなどをいただきます。ソーセージにベーコンを巻いて焼いた「チポラタソーセージ」も、イギリスのクリスマスディナーに欠かせない一品です。

ドイツ

ドイツではソーセージにポテトサラダを添えたものや、カモやガチョウのローストなどをいただきます。ドイツのクリスマスディナーは、普段の食事とあまり変わらないシンプルなものが多いようです。

スウェーデン

スウェーデンやノルウェー、デンマークなど北欧の国々では、ローストポークをいただきます。スウェーデンでは豚肉をマリネしてハムのようにしたり、デンマークでは豚バラ肉をカリッと焼き上げたりと、国によって使う部位や味つけもさまざまです。

フィンランド

フィンランドでは肉料理でなく、ミルク粥やクリスマスタルト、ジンジャークッキーなどをいただきます。ミルク粥の鍋には一粒だけアーモンドが入っていて、自分のお皿に入っていた人は幸せが続くと言われているそうですよ。

人気のクリスマスケーキをご紹介!

クリスマスディナーのデザートといえば、やはりクリスマスケーキ!日本ではいちごのショートケーキが人気ですが、海外ではケーキではなく甘いパンをいただく国も多いようです。近年は日本でも人気を集めている、海外で人気のクリスマスケーキについてご紹介します! 合わせてクラシルのレシピもご紹介しておりますので、チェックしてみてくださいね。

簡単に作れるクリスマススイーツのレシピを知りたい方はこちらもチェック!

ブッシュ・ド・ノエル

ブッシュドノエルはフランス語で「クリスマスの薪」を意味する、丸太の形をしたケーキです。ロールケーキの表面をチョコレートクリームで覆い、フォークなどで波形の模様をつけて、樹皮をかたどって作られます。日本のケーキ屋さんでも、クリスマスシーズンになるとよく見かけますよね。

クラシルでご紹介しているブッシュドノエルのレシピです。ココアスポンジにチョコレートを加えた生クリームを塗って仕上げました。少し手間はかかりますが、濃厚でリッチな味わいはクリスマスにぴったりですよ!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

シュトーレン

シュトーレンとはドイツ語で「坑道」を意味する、ドライフルーツやナッツがぎっしりと入った固めのパンです。仕上げに粉糖をたっぷりとふって、表面を真っ白に仕上げるのが特徴です。ドイツではクリスマスを待つ4週間の間、少しずつスライスしていただく習慣があります。

シナモンやカルダモンのスパイシーな風味や香ばしいくるみの食感を楽しめるシュトーレンのレシピです。シュトーレンは上述の通り、クリスマスまでの間に毎日スライスしながら食べる習慣がありますが、このシュトーレンのレシピは保存を目的としていないため、お早めにお召し上がりください。

パネトーネ

パネトーネとは、イタリア独自の酵母であるパネトーネ種を使った、大きなドーム状のパンです。ブリオッシュ生地にドライフルーツをたっぷりと加えた、ふんわりと甘くリッチな味わいはお子様にも親しまれるおいしさですよ。

パネトーネは本来「パネトーネマザー」と呼ばれるパネトーネ専用の酵母を用いて作られますが、このレシピでは一般的なパン作りでもよく活用される、ドライイーストで手軽に作れるようにアレンジしました。クリスマスにはもちろん、ティータイムのお供にもぴったりですよ。

クリスマス・プディング

伝統的なイギリス菓子であるクリスマス・プディングは、洋酒漬けのドライフルーツやナッツ、牛脂などが入ったずっしりと重厚な味わいの焼き菓子です。食べる前にブランデーをかけて火を付け、フランベしてからいただくのが一般的です。

クラシルでご紹介している濃厚な味わいのクリスマスプディングレシピです。シナモンパウダーをはじめとする数種類のスパイスのほか、ラム酒漬けのドライフルーツを加えた風味豊かな一品。このレシピでも牛脂をみじん切りにしてたっぷりと使っているので、濃厚な味わいをお楽しみいただけます。

華やかなパーティーを彩るメインディッシュのレシピ

世界各国のクリスマスディナーについて知ると、何を作ろうか迷ってしまいますよね。ここからは、クリスマスのディナーにおすすめのメインディッシュレシピをご紹介します。手軽に作れて豪華に見えるローストは、家族みんなでいただくクリスマスディナーにぴったりですよ!ぜひチェックしてみてくださいね。

クリスマスのメイン料理をもっと知りたい方はこちらもチェック!

クリスマスディナーの主役に ローストチキン

クリスマスのメインディッシュといえば、やっぱりローストチキン!シンプルな塩味もおいしいですが、マーマレードや赤ワイン、しょうゆを使ったたれに漬け込むことで、普段とはひと味違うおいしさをお楽しみいただけますよ!パンにもごはんにもよく合う、おすすめの一品です。

本格ローストチキンを作りたい方はこちらをチェック!

オーブンで本格派ローストビーフ

オーブンで作る、本格的なローストビーフです。牛もも肉を120℃のオーブンでじっくりと焼くことで、しっとりとジューシーな食感に仕上げました。赤ワインがふわっと香る大人な味わいは、クリスマスを彩るディナーにぴったりですよ!

切り株仕立てのローストポーク

豚肉を切り株に見立てた、クリスマスにぴったりなローストポークです。内側にジェノベーゼソースを塗ってから焼くことで、香り高くリッチな味わいに仕上げました。豚肉と一緒に野菜を焼けば、付け合わせを同時に調理できるのがうれしいですね。

クリスマスにぴったり!おしゃれなサラダレシピ

肉料理の付け合わせには、やはりサラダが欠かせません!身近な野菜も盛り付けにひと工夫することで、クリスマスらしい見た目に仕上げることができますよ!ぜひ参考にしてみてくださいね。

クリスマスリースサラダ

カラフルな彩りが目を引く、クリスマスリースサラダです。緑、赤、黄色、白、この4色をバランスよく取り入れることで、クリスマスらしい華やかな見た目に仕上がります。生ハムやスモークサーモンを盛り付ければ、前菜にアレンジすることもできますよ。こちらもぜひお試しくださいね。

マーマレードドレッシングのブーケサラダ

まるで花束のようにかわいらしい、ブーケサラダはいかがでしょうか。とても手が込んでいるように見えますが、サラダをクッキングペーパーで包むだけと簡単に作ることができますよ!クリスマスにはもちろん記念日にも喜ばれる一品ですので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

クリスマスライスサラダ

お子様と一緒に過ごすクリスマスには、ポップな見た目のライスサラダがおすすめです!ミニトマトで作ったサンタクロースがかわいらしく、思わず歓声が上がること間違いなし!具材は小さく切ってあるので、スプーンで食べやすいのもうれしいですね。

クリスマスにぴったり!かわいいスイーツレシピ

クリスマスディナーを締めくくるスイーツは、やはり手作りのものを用意したいですよね。ここでは豪華なデコレーションケーキはもちろん、手軽に作れるクリスマスタルトもご紹介していますので、ぜひぜひ参考にしてみてください。

クリスマスツリータルト

オーブンを使わずに作れる、一口サイズのクリスマスツリータルトです。緑色のクリームの正体は、なんと抹茶を練り込んださつまいも!抹茶風味のスイートポテトのような味わいは、幅広い世代に親しまれるおいしさですよ。常温でも溶けないので、パーティーの一品としてもおすすめです。

キャンドル風クリスマスケーキ

クリスマスにぴったりな、キャンドル風デコレーションケーキです。華やかな見た目はもちろん、いちごとブルーベリーをたっぷりと挟んだケーキはまさに絶品!お好みのフルーツやトッピングでアレンジして、ぜひオリジナルのデコレーションケーキを作ってみてくださいね。

クリスマスカラーマカロン

ポップな彩りがかわいらしい、クリスマスカラーマカロンです。表面をサクッと焼いたマカロンに、ミルキーなホワイトチョコレートクリームが相性抜群!デザートやおやつにはもちろん、おもてなしやパーティーでも喜ばれますよ。手順が多く難しいマカロンですが、コツを押さえれば見た目もきれいに仕上げることができますので、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

手作りのごちそうで素敵なクリスマスを!

いかがでしたか?クリスマスの起源や由来をはじめ、世界各国のクリスマスディナーやおすすめのごちそうレシピなどをご紹介しました。クリスマスはキリストの降誕祭であり、クリスマスカラーのひとつひとつにも大切な意味が込められています。レストランで過ごすのも素敵ですが、家族みんなで手作りの料理を囲むクリスマスは、かけがえのない思い出になることでしょう。

クラシルでは、ほかにもクリスマスにぴったりな料理やスイーツのレシピをたくさんご紹介しています。こちらもぜひ参考にして、素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。

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2024.12.12 最終更新

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