最終更新日 2024.3.11

根深ねぎと葉ねぎの違いとは?ねぎの種類や旬についても解説!

根深ねぎと葉ねぎの違いとは?ねぎの種類や旬についても解説!

鮮やかな緑色で料理のトッピングなどに欠かせない「葉ねぎ」。ほかにも根深ねぎなどいろいろな種類がありますが、どのような違いがあるのでしょうか?この記事では葉ねぎの特徴や種類、旬の時期に加え、根深ねぎとの違いなどを解説します。記事後半の小ねぎのパジョリや、焼き長ねぎのマリネなど、ねぎを使った絶品レシピも必見ですよ。

  • 目次
  • 葉ねぎとは?
  • 九条ねぎ
  • 万能ねぎ
  • 根深ねぎとは?
  • 旬や収穫方法、食べる部分の違いは?
  • 旬の時期
  • 収穫方法
  • 食べる部分

葉ねぎとは?

葉ねぎとはユリ科の植物で、青い葉の部分を食べるねぎのこと。ねぎは上の方の青い部分を葉身部、下部の白いところを葉鞘部と呼びますが、葉ねぎは細長く根本近くから枝分かれしていて緑色の葉身部の割合が多いのが特徴です。主に青々とした葉の部分を食べることから「葉ねぎ」と呼ばれるようになりました。それ以外にも「青ねぎ」や「小ねぎ」とも呼ばれています。葉ねぎは特有の香りがありますが、クセが少なく葉の部分がやわらかいので生のままでも食べやすいです。薬味や料理のトッピング、炒めものなどさまざまな料理に使われます。

葉ねぎは主に関西を中心に栽培されています。さまざまな種類がありますが、代表的なものを見ていきましょう。

九条ねぎ

九条ねぎは京都市九条が発祥と言われていて、主に九条地区で栽培されています。緑の葉の部分がやわらかい食感で、甘く風味豊かです。ぬめりが多いのも九条ねぎの特徴。

※『九条ねぎ』は「株式会社京都知七」の登録商標又は商標です。

万能ねぎ

九条ねぎ系の葉ねぎを若採りして商品化したのが万能ねぎです。ブランドねぎである「博多万能ねぎ」は主に福岡県朝倉市で栽培され、関東地区でも広く定着しています。万能ねぎはクセや辛みが少なくマイルドな味わいで、生でも食べやすいのが特徴です。

※『万能ねぎ』は「筑前あさくら農業協同組合」の登録商標又は商標です。

根深ねぎとは?

日本のねぎは大きく根深ねぎと葉ねぎの2つに分けられます。根深ねぎとは葉ねぎと同じくユリ科に属す植物で、根本が白く長いねぎのこと。「白ねぎ」や「長ねぎ」とも呼ばれます。土寄せして陽の光を遮って育てるため、白い葉鞘部が多くなるのが特徴です。長さは葉ねぎと大差ありませんが、葉ねぎは根本から枝分かれして細いのに対し、根深ねぎは幅が太く上の方の葉身部で枝分かれしています。ねぎ特有の風味と適度な辛みや甘みがあり、シャキシャキとした食感です。寒さに強く主に東日本で栽培されています。

ねぎはパミール高原という、中国西部とタジキスタン、アフガニスタンにまたがるエリアが原産地と言われています。ねぎの歴史はたいへん古く、紀元前にはすでに中国でも栽培されていたそうです。日本へは8世紀よりも前に伝わりました。根深ねぎは中国の華北の太ねぎがルーツとされており、葉ねぎは太ねぎと華中の葉ねぎの中間だとされています。

旬や収穫方法、食べる部分の違いは?

青々とした葉身部が大部分の葉ねぎと、太くて白い葉鞘部が目立つ根深ねぎですが、見た目以外にもさまざまな違いがあるようです。ここでは旬の時期や収穫方法、食べる部分の違いなども見ていきましょう。

旬の時期

葉ねぎは寒さにも暑さにも強く、一年を通して安定して出荷されています。そのため、特に旬の時期はありません。一方、根深ねぎは寒さに強く、秋から冬にかけて旬を迎えます。関東地方では全体の出荷量の7割ほどがこの時期に出荷されるそうです。旬の時期に収穫される根深ねぎは甘みと風味が強くおいしいと言われています。

収穫方法

葉ねぎは葉の丈が40~50cmほどに成長したら掘って収穫します。ちなみに、地上に出ている部分だけを刈り取って根を残しておくと、新芽が伸びてきて繰り返し収穫することができるんですよ。根深ねぎは白い部分が長く幅が太くなったら、まわりの土を掘り上げて丁寧に収穫します。収穫時期が遅れるととうが立って味が落ちてしまうので、早めに収穫することが大切です。

食べる部分

葉ねぎは緑色をした葉身部と白い葉鞘部の両方を食べます。根深ねぎは主に葉鞘部を食べますが、葉身部も食べることは可能です。根深ねぎの葉身部は採れたてのものはやわらかくそのまま食べるのもおすすめ。白い部分よりも香りが強いので、肉を煮込む際の臭み消しに使われることもあります。

葉ねぎの活用法

葉ねぎは生のまま食べると特有の香りや風味をダイレクトに味わえます。細かく刻んで鍋物や麺類、汁物、刺し身などの薬味に利用するのが定番です。大きめにカットして煮物や炒めもの、和え物にするのも甘みが豊かに感じられておいしいですよ。さっと加熱して熱をあまり通さないのが、色と香りを逃さないためのポイントです。チャーハンやお好み焼き、卵焼きなどにたっぷり加えて香りを楽しむのもおすすめ。和食や中華料理はもちろん、パスタやスープなど洋食に加えてもおいしく召し上がれますよ。

ねぎを使った絶品レシピ

葉ねぎの特徴や旬の時期、根深ねぎとの違いがわかったところでここからは葉ねぎを使った絶品レシピをご紹介します。主食や主菜、副菜まで幅広くピックアップしているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

油揚げと青ネギの卵とじ

油揚げと青ねぎの卵とじのレシピです。じゅわっとおいしい油揚げと香りのよい青ねぎをとろ~りまろやかな卵でとじました。めんつゆの甘い味つけがホッとする味わいです!簡単にお作りいただけるので、ぜひ作ってみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。

青ねぎたっぷり他人丼

今夜の食事に、青ねぎがたっぷり入った他人丼はいかがでしょうか?旨みたっぷりの牛こま肉と風味豊かな青ねぎが相性抜群!半熟卵がやさしい味わいで、ごはんにのせるのもおすすめですよ。ぜひ召し上がってみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。

青ねぎたっぷり甘酢ダレの唐揚げ

いつもとひと味違う唐揚げが食べたいときに!青ねぎたっぷり甘酢ダレの唐揚げを作ってみましょう。ポン酢に砂糖やラー油を加えたタレに青ねぎを加えて、市販の唐揚げにたっぷりとかけました。中華風の甘辛い味つけがクセになるおいしさですよ。ぜひお試しくださいね。

長芋でふわふわ 旨味あふれるねぎ焼き

旨味あふれるねぎ焼きのご紹介です。長芋がたっぷり入っているので、ふわとろの食感に仕上がります。青ねぎの風味と表面の香ばしさがたまらないおいしさで、食べる手が止まらなくなりますよ!青ねぎの大量消費にもおすすめなので、ぜひ作ってみてくださいね。

韓国風和え物 小ねぎのパジョリ

あともう一品がほしいときに!韓国風和え物、小ねぎのパジョリを作ってみませんか?ニンニクやごま油の風味豊かなピリ辛ダレと小ねぎが好相性。ねぎ特有の甘みが引き立ちますよ。ごはんにもお酒にもよく合うので、ぜひ献立に加えてみてくださいね。

小ねぎ大量消費 オープンオムレツ

小ねぎの大量消費にも!今日の朝食にオープンオムレツはいかがですか?塩気の効いたクリームチーズとシャキシャキの小ねぎが絶妙の組み合わせ。まろやかなオムレツが濃厚なチーズと小ねぎの香りでコク旨おかずに大変身します。おつまみにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。

すぐに完成 ねぎだくこってりうどん

電子レンジ調理ですぐに完成する、濃厚な味わいのねぎだくこってりうどんをご紹介します。味つけは焼肉のタレとマヨネーズで、パンチの効いたおいしさ!たっぷりの小ねぎと卵黄を加えて風味豊かに仕上げました。小ねぎの風味と歯ごたえが堪能できますよ。忙しい日のランチにいかがでしょうか?

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。

おつまみにピッタリ 焼き長ネギのマリネ

おつまみにピッタリな焼き長ねぎのマリネです。根深ねぎの葉鞘部を甘く焼きあげてマリネにしてみました。長ねぎ特有のとろりとした甘みと、表面の焦げ目の香ばしさがたまらない一品!ほんのりゆず胡椒が香る甘酸っぱいマリネ液が口の中いっぱいにじゅわっと広がりとてもおいしいですよ。ぜひ、レパートリーに加えてみてくださいね。

ポン酢で簡単 とろっと長ねぎの豚肉巻き

ポン酢でいただく長ねぎの豚肉巻きのご紹介です。長ねぎに旨味たっぷりの豚バラ肉を巻いて焼きあげ、ポン酢と塩こしょうでシンプルに味つけしました。焼いて甘みを増した長ねぎが絶品です!ごはんにもお酒にもよく合うので、ぜひ召し上がってみてくださいね。

使い切り ねぎたっぷりの甘酢肉団子

今夜のおかずに長ねぎたっぷりの甘酢肉団子はいかがでしょうか?豚ひき肉に長ねぎをたっぷり加えているので、ねぎ特有の風味と香りを楽しめます。甘酸っぱいタレがコク旨でごはんがどんどん進みますよ!ぜひお試しくださいね。

使い勝手抜群のねぎ!日頃の食卓に取り入れよう

いかがでしたか?葉ねぎの特徴や旬、活用方法に加え、根深ねぎとの違いやねぎを使った絶品レシピなどをご紹介しました。ねぎは香りや食感がよくさまざまな料理に活用できます。今回ご紹介したレシピなども参考にしていただき、ぜひねぎを日頃の食卓に取り入れてみてくださいね。

クラシルでは今回ご紹介したレシピ以外にも、ねぎをつかったさまざまなレシピをご紹介しています。そちらもぜひ合わせて参考にしてみてくださいね。

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