■保存期間
冷蔵5日
■紹介文
今日は、じゃがいもをスナック感覚の味付けでいただくレシピをご紹介します。
じゃがいもの下ゆでなしで手軽に作ります。コロコロサイズのじゃがいもをオリーブオイルでじっくりと焼き、外はカリッと、中はホクッとなったところでコンソメとにんにくで味付けします。罪な味です。
おつまみにはもちろん、肉料理の付け合わせやお弁当にも、使い勝手の良いおかずです。
材料 (4人分)
じゃがいも
500~600g(中4~6個、小なら8~12個)
オリーブオイル
大さじ3(45ml)
顆粒コンソメ
小さじ2
にんにくすりおろし
小さじ1(1片分)
粗挽き黒こしょう
小さじ1/2
料理を安全に楽しむための注意事項 手順
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【1】じゃがいもはよく洗い、1.5cm(人差し指の幅目安)角のさいの目に切ります。
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新じゃがいもを使う場合は、ぜひ皮ごと使いましょう。
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後述しますが、緑色になっている部分や芽は必ず取り除きましょう。また、古いじゃがいもを使う場合や、小さいお子さんやご高齢の方が召し上がる場合は、皮はむいて使うことをおすすめします。
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【2】フライパンに手順1のじゃがいもとオリーブオイルを入れて、全体をよく混ぜ合わせます。
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まんべんなくオリーブオイルがじゃがいもに行き渡るように、よく混ぜ合わせます。
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【3】弱めの中火にかけます。2分ほどでじゃがいもの周りが泡立ち「ジューッ……」という音がしてきますので、さらに8~9分ほどそのままにします。
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ふたはしません。
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じゃがいもを細かく切っているので、加熱すると蒸気がたくさん出るため、ふたをすると蒸気がこもって、しんなりとした仕上がりになってしまうためです。
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【4】ざっと全体を混ぜ合わせさらに10分ほどそのままにします。
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火加減は弱めの中火のままです。
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【5】ざっと全体を混ぜ合わせ、竹串がじゃがいもに通ることを確認します。
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【6】火を止め、仕上げ用調味料を加え全体を混ぜ合わせて余熱で調味料を炒りつけるようにし全体になじませます。
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【7】保存の際は、
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保存の際は、充分に消毒した保存容器に入れて、冷蔵庫で保存します。
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温める際は、油をひかずフライパンで蒸し焼きにしてから、ふたを開けて水分を飛ばすか、電子レンジで軽く温めてからオーブントースターで加熱するとよいです。
投稿者からのコメント
■じゃがいもについて
今回は、じゃがいもを皮ごと一口大に切って使っています。
じゃがいもの選び方や、食べ方について少しご説明いたします。
【じゃがいもの選び方】
炒め物にしたり、煮崩れすると台無しになる料理、シチューやスープなどは長卵型のメークインが向いています。
じゃがいものほくほくとした食感を味わったり、加熱してつぶしていただく料理、ポテトサラダやマッシュポテトは、丸形の男爵が向いています。
今回のレシピでは、どちらでも構いませんが、強いて言うなら、ほくほくとした食感の男爵が良いでしょうか。
皮がピンと張っていて、しっかりと硬いものがよいです。シワが寄っていたり、芽が出始めているものや、皮の部分が緑色になっているものは避けましょう。
じゃがいもの食中毒について】
【じゃがいもは食中毒に注意しましょう。
私は折に触れて消毒の話をしたり、食中毒について記載していますが、だいたい自分が酷い目に遭った経験から、しつこく話をしています。
じゃがいもが持っている栄養の大部分は、糖分です。そして、じゃがいもは植物ですので、植物由来の窒素を含んだアルカリ性物質、この「糖」とアルカリ性物質「アルカロイド」から「グリコ(糖)アルカロイド」というものができます。じゃがいもに含まれるグリコアルカロイドの約95%は、αソラニン、αチャコニンというものです。これらは、天然毒素です。苦味を持ちます。
じゃがいもを皮ごと食べると、皮は少し苦味を感じることがあると思います。あれは、毒素の味だからです。可食部に含まれる毒素のうち、3割~8割が皮の部分に含まれています。100gあたり平均7.5mgです。
植物は外敵に食べられないように進化します。じゃがいもは、地下の茎が発達して、でんぷん糖を蓄積し、かたまりのようになった「塊茎(かいけい)」です。動物や虫からすると、格好の栄養分です。それらから身を守るため、皮の部分や、成長しようとしている芽の部分に、がっつりと毒を盛るんです。
ですのでこの毒素は、芽の部分に一番多く含まれています。また、たまに皮が緑色になっていることがありますが、あれは毒の塊やと思ってください。100gあたり100mg以上含まれています。先述の数値の約13倍強含まれています。買わない、うっかり混じっていたら必ず包丁で深くえぐり取りましょう。
この毒素は、皮、何より芽や緑色の部分、つまりじゃがいもは成長しようとするとワーッと毒を盛りますので、じゃがいもを保存する際は、日の当たらない、暗くて涼しい、かつ通気性のよい場所に保存しましょう。20℃以上になると発芽したり、腐りやすくなります。
また、皮にたくさん含まれること、繰り返しになりますが日にあたって成長しようとするとワーッと毒を盛りますので、家庭菜園や、保育所や小学校で一生懸命育てました的なじゃがいもは要注意です。
家庭菜園も、プロフェッショナルな方で、要は成長時や乾燥時にしっかりと管理をしている場合は良いのですが、育ち方が未熟だったり、土が充分に被っておらず皮に日光当たりまくりで皮が緑色になったり、収穫し乾燥の際に日光にムダにさらして皮が緑色になっていたり、「わーちっちゃくてかわいいー 新じゃがみたいー」それ、全部毒の塊です。50mg摂取すると症状が出る可能性があり、150mg~300mg摂取、もっと具体的には、体重1kg当たり3mg~6mgすると死に至る可能性があります。大切なことなのでもう一度いいます。食中毒は、死ぬのです。また、子どもの場合、大人より少ない量で発症する可能性があり、体重1kg当たり0.42mgでの発症が報告されています。
この毒素は加熱しても分解されません。グリコアルカロイドの融点は271–273℃です。
とはいえ、めちゃくちゃ怖がる必要はありません。じゃがいもは誰もが年間を通じて頻繁に少しづつ食べています。一般的なグリコアルカロイドの濃度(100gあたり2~10mg)で適切に栽培・収穫・流通・調理されていれば、摂取しても健康上の懸念にならないと考えられています。
じゃがいもの毒素は、
可食部に含まれる毒素のうち、3割~8割が皮の部分に含まれている(100gあたり平均7.5mg)こと
芽や、皮が緑色になっている部分に一番多く含まれる(100gあたり100mg以上)こと
50mg摂取すると症状が出る可能性があり、150mg~300mg摂取、体重1kg当たり3mg~6mgすると死に至る可能性があること
子どもの場合、大人より少ない量で発症する可能性があること(体重1kg当たり0.42mgでの発症が報告されている)
融点は271–273℃なので加熱しても分解されないこと
一般的なグリコアルカロイドの濃度(100gあたり2~10mg)で適切に栽培・収穫・流通・調理されていれば、摂取しても健康上の懸念にならないと考えられる
というものです。
これらを知った上で、皮をむくむかないの判断をし、安全においしく食べましょう。
あと、下痢や嘔吐といった症状は、原因となる物質を外に逃がそうとする、身体そのものの防御反応です。気持ち悪くなったり、お腹が痛くなったりしたら、むやみに市販の下痢止めなどの薬を服用する・させるのではなく、早めにお医者さんの診断を受けましょう。
参照:
ジャガイモによる食中毒を予防するために:農林水産省
食品中の天然毒素「ソラニン」や「チャコニン」に関する情報:農林水産省
└上記配下のソラニンやチャコニンによる食中毒を防ぐには:農林水産省は、じゃがいもを育てている全施設・学校の方に読んでいただきたいです。
農林水産省/食品中のソラニンやチャコニンに関する詳細情報
自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ジャガイモ |厚生労働省
公益財団法人 日本中毒情報センター 保健師・薬剤師・看護師向け中毒情報 ジャガイモ
ジャガイモ - 食品安全委員会
■作り置きのコツ・ポイント
じゃがいもの緑色になっている部分や芽は必ず取り除きましょう。古いじゃがいもを使う場合や小さいお子さんやご高齢の方が召し上がる場合は、皮はむいて使うことをおすすめします。
保存容器は充分に消毒して使いましょう。
■アレンジのヒント
仕上げに加えておいしい調味料・香辛料:オレガノ/タイム/バター/マヨネーズ
いただく際に添えておいしい調味料・香辛料:ケチャップ/粒マスタード/粉チーズ/マヨネーズ/チリパウダー
オーブン焼き、オープンオムレツの具材としても。
※みやすさのために書式を一部改変しています。