魚のおいしさを存分に楽しむなら、やっぱり焼き魚!シンプルな塩焼きはもちろん、旨味がギュッと詰まった干物や味噌漬けは、白いごはんにぴったりですよね。しかし、魚焼きグリルを使うと後片付けが大変だからと、ついつい避けてしまう方も多いのではないでしょうか。
グリルじゃなくてOK!「フライパン」で簡単にできる“魚の焼き方”を種類別にご紹介
そこで今回は、フライパンを使った魚の焼き方や、おいしく仕上げるためのポイント、さらにおすすめの焼き魚レシピなどをご紹介します。フライパンを上手に活用することで、より手軽に焼き魚が楽しめるようになりますよ!ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 目次
- フライパンでも魚は焼ける?
- うれしいメリットも!
- 後片付けが簡単
- ふっくらと焼きあがる
- どんなフライパンがおすすめ?
- おいしく焼くためのポイントは?
- 塩は10分〜15分程前にふる
- 表の面から焼き始める
フライパンでも魚は焼ける?
魚はグリルで焼くのが一般的ですが、実はフライパンでも簡単に焼き魚を作ることができます。切り身や干物、味噌漬けはもちろん、サンマなどを丸ごと焼くこともできるんです。おいしく仕上げるにはいくつかポイントがありますが、魚焼きグリルより洗い物が少なく済むので、忙しいときやひとり分だけ焼きたいときにぴったりですよ!
うれしいメリットも!
「本当にフライパンでおいしい焼き魚が作れるの?」と疑問に思う方も多いですよね。もちろん、魚焼きグリルを使うことでもおいしく焼き上がりますが、フライパンにもうれしいメリットがありますよ!以下で詳しく見てみましょう。
後片付けが簡単
やはり、後片付けの手間が少ないことは嬉しいポイントです。魚焼きグリルは、網や受け皿についた焦げ目や脂をきれいに洗い落とすだけでも大変ですよね。しかし、近年のフライパンはほとんどがフッ素加工されているので焦げ付きにくく、汚れを簡単に洗い落とすことができます。
ふっくらと焼きあがる
フライパンでも、皮はパリッ身はふっくらと焼き上げることができるんです。フライパンは蓋で密封して焼くことができるので、魚の水分を逃さずふっくらとした食感に仕上げることができます。
どんなフライパンがおすすめ?
おいしい焼き魚を作るためには、焦げ付きにくいフッ素樹脂加工やセラミック製のフライパンがおすすめです。鉄製やステンレス製のフライパンは長持ちしますが、魚を焼くと焦げ付きやすい場合もあるので注意が必要です。
確実に焦げ付きを防ぎたい場合は、フライパンで魚を焼く為のクッキングシートやアルミホイルが販売されているので、そちらを使用するのもおすすめです。しかし、クッキングシートやアルミホイルは直接火に触れると燃えてしまうので、必ずフライパンよりひと周り小さく切り取り、パッケージなどに書いてある注意書きを確認してから使うようにしてくださいね。
おいしく焼くためのポイントは?
せっかく焼き魚を作るなら、よりおいしく仕上げたいですよね。ここからは、フライパンで香ばしい焼き魚を作るためのポイントを4つご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね
塩は10分〜15分程前にふる
おいしい焼き魚を作るためには、魚を焼く10分〜15分程前に塩をふることが大切です。塩をふってからしばらく寝かせることで、魚にしっかりと下味がつく、特有の臭みが和らぐ、身が引き締まって崩れにくくなるなどのメリットがあります。魚の表面に染み出た水分は臭みの原因になるので、キッチンペーパーでよく拭き取ってから焼くようにしてくださいね。
表の面から焼き始める
魚は盛り付けたときに表になる方から焼き始めます。フライパンに並べたら、あまり動かさずに中火でじっくりと焼くことで、こんがりと香ばしい焼き目を付けることができますよ。
染み出た脂は拭き取る
ブリやサンマなど脂ののった魚は、焼いている途中で脂が出てきます。この余分な脂は、キッチンペーパーで拭き取りながら焼くようにしましょう。
大きめの魚は蓋をして蒸し焼きに
丸ごとの魚や大きめの切り身は、蓋をして蒸し焼きにすることで火の通りがよくなるうえ、ふっくらと焼き上げることができます。仕上げは蓋を外して皮がパリッとするように焼くことで、香ばしい風味が引き立ちますよ。
フライパンで作る!焼き魚のレシピ
おいしく仕上げるためのポイントを知ったところで、ここからはフライパンで作る焼き魚のレシピをご紹介します。ぜひ焼き方をマスターして、より手軽に焼き魚をお楽しみくださいね!
フライパンで焼くアジの塩焼き
アジなど小ぶりの魚は、蓋をしなくてもふっくらと焼き上げることができます。盛り付けたときに表になる方から焼き始めて、香ばしい焦げ目を付けることがポイントですよ。
フライパンで焼く サンマの焼き方
サンマは細長いので、半分に切ってからフライパンで焼きましょう。皮が剥がれやすいので、フライパンに並べたら動かすのはNG!香ばしい焦げ目がついたら、菜箸やフライ返しでやさしくひっくり返すようにしてくださいね。
フライパンで ぶりの塩焼き
少しクセのあるブリは塩と料理酒をふり、15分程置いて臭みを和らげましょう。両面にしっかりと焦げ目を付けながら焼くことで、香ばしくジューシーな味わいに仕上げることができます。
フライパンで焼く ししゃもの焼き方
おつまみに人気のししゃもも、フライパンで簡単に焼くことができます!蓋をして蒸し焼きにすることで、ししゃも本来のふっくらとした食感が引き立ちますよ。
フライパンで焼く アユの塩焼き
アユは蓋をして蒸し焼きにし、仕上げは蓋を外して両面をパリッと焼き上げましょう。アユ特有の繊細な風味は、他の魚では味わえないおいしさですよ!
フライパンで イワシの塩焼き
身がやわらかく脂ののったイワシは、蓋をしてふっくらと焼き上げましょう。焼いている途中で出てきた脂は、ていねいに拭き取ることですっきりとした味わいに仕上げることができます。
フライパンで作る 太刀魚の塩焼き
皮が剥がれやすい太刀魚は、あまり動かさずに焼くことが大切です。魚焼きグリルよりしっとりとした食感に仕上がるので、太刀魚本来の繊細なおいしさをお楽しみいただけますよ。
フライパンで簡単!焼き魚を楽しもう!
いかがでしたか?フライパンを使った魚の焼き方や、おいしく仕上げるためのポイント、おすすめのレシピなどをご紹介しました。焼き魚はフライパンを使うことで洗い物が少なく済むうえ、ふっくらとした食感に仕上げることができます。今まで焼き魚は避けていた方や、魚焼きグリルがないからと諦めていた方は、ぜひフライパンでおいしい焼き魚を作ってみてくださいね。