お湯を注ぐだけで食べられる「カップラーメン」。日持ちもするので常備している方も多いのでは?じつは、災害などで電気やガスが止まってしまった場合は、お湯がなくてもカップラーメンは作れるのだとか。今回は、いざというときのために、カップラーメンが水で作れるのかを検証しました!ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
カップ麺、実は「水」だけで作れる!何分待てばよい?「非常時に安心!」「知らなかった...!」
さっそく作ってみましょう!
今回は、カップの内側の様子がわかるように、透明のプラスチックカップを使用しました。実際に食べるときは、普段と同じ様にカップをそのまま使えますよ。
作り方はいたって簡単!熱湯の代わりに常温の水をパッケージの表記通りに注ぐだけです。
パッケージに書いてある量の水を注いだら、あとは食べられるようになるまで待ちます。熱湯なら待ち時間は3分から5分程度の場合が多いですが、常温の水なので30分程待ちます。
30分後の様子を見てみましょう。麺やかやくがしっかり水を吸ってふやけているのがわかります。
上から見ると、油が固まっていて少し食べにくそうに感じる見た目かもしれません。はたして味はどうでしょうか…?
よく混ぜて食べてみましょう。麺やかやくの食感は、熱湯で作ったものとほとんど変わりません。スープの素も全体にしっかり溶けていて、味に差はないように感じました!油分が溶けにくいので熱々のおいしさにはかないませんが、水でもカップラーメンが作れることがわかりました。
インスタントラーメンにも応用できる?
即席めんといえば、カップラーメンのほかに袋入りのインスタントラーメンもありますよね。カップラーメンと同じように水で作ることはできるのでしょうか…?
ボウルに麺とスープの素を入れ、常温の水を煮る場合と同じ量加え、こちらも30分待ちます。
30分後の様子です。箸でほぐしたところ、先ほどのカップラーメンにくらべて麺がほぐれにくく感じました。はたして味わいはどうでしょうか…?
実際に食べてみると、麺の食感が少し固めの仕上がりでした。固めが好みなら30分くらいでも十分ですが、麺の種類や太さの違いでふやけ方に差があるので、商品や好みによってもう少し長めに待ってみてもよいかもしれません。スープはしっかり溶けていて旨みが感じられましたよ。
使えるライフハック!
検証の結果、カップラーメンやインスタントラーメンは、水でも作れることがわかりました!常温の水で作ると熱々のおいしいラーメンにはなりませんが、非常時など万が一の場合には使える裏技です。非常食として、即席めんを備えておくのもいいかもしれませんね。
インスタントラーメンを使ったおすすめレシピをご紹介
ここからは、検証にちなんでインスタントラーメンを使ったやみつき麺レシピをご紹介します。今回は、ピリッと刺激的な辛さがやみつきになる豚キムチ麺をピックアップしました。インスタントラーメンのアレンジをぜひ楽しんでくださいね。
インスタントラーメンでピリ辛豚キムチ麺
いつものインスタントラーメンに飽きたら、ひと工夫してみませんか。ニンニクや豆板醤の香りに食欲がそそられるピリ辛麺なら、脱マンネリにぴったり!豚肉と、ニラやキムチのシャキシャキ食感で満足感もたっぷりある一品ですよ。豚肉の旨みがスープに染みわたり、インスタントとは思えないやみつき必至のおいしさです。時間のないランチにもおすすめなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
材料(1人前)
- インスタントラーメン・・・1袋
- 豚バラ肉 (しゃぶしゃぶ用)・・・100g
- キムチ・・・100g
- ニラ・・・50g
- 水・・・600ml
調味料
- 付属の粉末スープ (しょうゆ味)・・・1袋
- 鶏ガラスープの素・・・小さじ1
- 砂糖・・・小さじ1
- 豆板醤・・・小さじ1
- すりおろしニンニク・・・小さじ1
- ごま油・・・小さじ1
作り方
1.ニラは3cm幅に切ります。
2.中火で熱した鍋にごま油をひき、豚バラ肉を炒めます。
3.豚バラ肉に火が通ってきたら、水、キムチを入れ、中火で煮ます。
4.ひと煮立ちしたらインスタントラーメンを入れ、パッケージの表記通りに加熱します。
5.麺がほぐれてきたら、調味料の材料と1を加え、味が馴染んだら火からおろし、器に盛り付け完成です。
いざというときは水で試してみよう
いかがでしたか。今回は、水で即席めんを作る方法の検証と、インスタントラーメンのアレンジレシピをご紹介しました。災害や不測の事態に備えるのは大切なことですよね。今回ご紹介した方法もぜひ参考にしてみてくださいね。