お吸い物やパスタの具材など、いろいろなメニューにアレンジできる「あさり」。あさりの魅力はなんといっても旨みたっぷりのお出汁ですよね!しかし、保存方法や下処理がわからず購入を諦めてしまういう方も意外と多いのではないでしょうか?
あさりの保存方法とは?砂抜きの方法についても詳しく解説
今回はそんなあさりの正しい保存方法と砂抜きの方法についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
- 目次
- あさりは砂抜きが必要!失敗しないポイントを解説
- あさりを重ね過ぎない
- アルミホイルをかぶせる
- 砂抜きの時間や目安
- 濃度3%の塩水で砂抜きをするのがコツ!
- あさりの砂抜きの方法
- あさりの保存方法
- 冷蔵保存
あさりは砂抜きが必要!失敗しないポイントを解説
あさりは基本的に砂の中に住んでいて、プランクトンを食べて生息しています。そのプランクトンを食べる際に砂も一緒に吸い込んでしまうために、あさりの中に砂が残ってしまっていることが多いのです。
そのため、あさりに砂を吐かせる「砂抜き」という下処理が必要になります。最近では、スーパーなどで砂抜き済みの商品も売られていますが、その場合でもなるべく砂抜きをしてから調理することをおすすめです。ここでは、砂抜きに失敗しないためのポイントを3つご紹介します。
あさりを重ね過ぎない
あさりの砂抜きでは、あさりが重なり過ぎていると、下のあさりが砂を吸ってしまう可能性があります。きちんと砂抜きができるよう、バットのような平らの容器がおすすめです。お家にバットがない場合は、すきまができるような大きめのボウルを使うことがポイントですよ。また、ザルを使い、砂が底に落ちるようにするのもしっかりと砂抜きするためのコツです。
アルミホイルをかぶせる
あさりは暗い場所で開きやすくなるので、アルミホイルをかけて、砂の中にいるときと同じような状態にすることがポイントです。ただ、ぴったりと塞いでしまうとあさりが呼吸できなくなってしまうので、アルミホイルはふわっとかけるようにしてくださいね。新聞紙や砂抜き用の容器の蓋でも代用可能です。
砂抜きの時間や目安
購入したあさりであれば2~3時間、潮干狩りなどで採ったあさりの場合は一晩は砂抜きをする必要があります。砂抜きができているかどうかは、あさりの水管が出ているか、ザルの下に砂が落ちているか、が目安です。途中でアルミホイルをめくって、確認してみてくださいね。
濃度3%の塩水で砂抜きをするのがコツ!
あさりの砂抜きは生息していた環境に合わせるのがポイントです。アサリは海でとれるので、塩分濃度3%くらいの塩水を作って砂抜きをしましょう。
【材料】
①20℃の水(600ml)
②塩大さじ1(18g)
【ポイント】
- 使うあさりの量によって塩水の量は調整しましょう。
- 塩水の量はあさりが息が出来るよう、ひたひたに浸かる程度が目安です。
- あさりの砂抜きに適している水の温度は、20℃といわれています。夏場や冬場の気温に合わせ、冷蔵庫や涼しい場所に移しながら、なるべく水温が20℃になるように調整しましょう。
あさりの砂抜きの方法
砂抜きのポイントを知ったところで、実際に砂抜きをしてみましょう。今回は、お家にある簡単な道具と材料でできる、砂抜きの方法をご紹介します。
【道具】
- バットやボウル
- ザル
- アルミホイルや新聞紙、容器の蓋
【材料】
- アサリ100g
- 塩水用の水 600ml
- 塩18g(大さじ1)
- 洗う用の水適量
【手順】
①ボウルに水と塩を入れよく混ぜ、3%の塩水を作る。
②塩が溶けたらボウルよりひと回り小さいザルを置き、アサリを入れる。
③アルミホイルをふわっと被せ、冷蔵庫に入れ2〜3時間置く。
④冷蔵庫から取り出し、水気を切ったら別のボウルに移す。
⑤アサリにかぶる位の水を入れ、殻と殻をこすり合わせるようにして殻の汚れを落とす。
砂抜き後も、殻が開かないものや、異臭がしたりするものは使わないようにしましょう。あさりの砂抜きが上手くできていないと、砂の食感が残ってしまいます。おいしく調理できるよう、上記のポイントを押さえて砂抜きをしてみてくださいね。
あさりの保存方法
あさりの砂抜き方法がわかったところで、ここからはあさりの保存方法についてご紹介します。あさりは、すぐに食べるか食べないかで保存方法を変えることがポイントです。ここでは、冷蔵と冷凍、それぞれの保存方法について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
冷蔵保存
①濃度3%の塩水に浸ける
②ラップなどで保存容器を覆う
③冷蔵庫で保存する
【ポイント】
- 冷蔵保存はすぐに食べる場合の保存方法です。
- スーパーなどで購入したあさりの場合は、記載されている消費期限内に必ず食べ切りましょう。
冷凍保存
①砂抜きをする
②冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存する
【ポイント】
- あさりをすぐに食べないときは、冷凍保存をおすすめします。
- 冷凍保存したあさりを調理する場合は、解凍せず凍った状態のまま加熱調理してくださいね。
正しい保存と下処理でおいしいあさりを楽しもう
今回は、あさりの正しい保存方法と砂抜きの方法についてご紹介しました。潮干狩りなどで、あさりが大量に手に入った場合は、きちんと砂抜きをして正しい保存方法でおいしさをキープしてくださいね!旨みが凝縮されたおいしいあさりを使って、さまざまなメニューにチャレンジしてみましょう!