皆さんは銭湯を利用しますか?たまに入る広いお風呂って、気持ちがいいですよね。そんな銭湯で、お風呂上がりに飲むものといえば牛乳!腰に手を当てて、グイッと飲み干したくなりますよね。では、なぜ銭湯には牛乳が置かれているのか、知っていますか…?今回は「銭湯」といえば「牛乳」というイメージがある理由について解説します。牛乳を使った夏にぴったりのひんやりスイーツもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
なぜ銭湯には牛乳が置かれているの?銭湯と牛乳の知られざる関係とは?
なぜ銭湯に牛乳?
銭湯でしっかり体を温めたあとは、冷たいものが飲みたくなりますね。お茶や水でももちろんいいのですが、どの銭湯にもなぜか「牛乳」が置かれているイメージがあります。今回はそのルーツを探っていきたいと思います!
■乳業メーカーの戦略
銭湯に牛乳が置かれるようになったのは、昭和30年代ごろだといわれています。
この頃、一般家庭にはまだ冷蔵庫が普及していませんでした。そのため、牛乳を購入しても長く保存することができず、牛乳の消費は伸び悩んでいました。そこで乳業メーカーが着目したのが「銭湯」!当時の銭湯には、最新の冷蔵庫が置かれていることが多かったのです。
■銭湯は影響力のあるメディア!
昭和30年代といえば、パソコンやスマホはもちろんのこと、テレビもまだ一般には普及していない時代。そんな時代には、商品の良さを知ってもらうために、みんなが物理的に集まる場所に商品を置くことも販売戦略のひとつでした。そこで乳業メーカーが目をつけたのが、当時急成長中だった「銭湯」だったんです!乳業メーカーは、全盛期を迎えようとしていた銭湯に牛乳を置けば、牛乳がもっと人々に認知されるのではないかと考えたのでした。
牛乳をなんとか普及させたいと考えていた乳業メーカーが、銭湯を「広告ツール」として活用したんですね。
■銭湯にとってもプラスの効果
先ほども述べましたが、昭和30年代には一般家庭にまだ冷蔵庫が普及しておらず、腐敗しやすい牛乳を家庭で買い置きしておくことが難しい時代でした。でも最新の冷蔵庫がある銭湯に行けば牛乳が飲める!というふれこみが広まり、銭湯の集客力もアップしました。銭湯に牛乳を置くことは、乳業メーカーにも銭湯にもプラスの効果をもたらしたんです。
いまも銭湯に牛乳が置かれているのは、冷蔵庫が珍しかったころの名残なんですね。そんな銭湯と牛乳の歴史に思いを馳せて、今度銭湯に行ったらぜひ冷たい牛乳をグイッと飲んでみてくださいね!
牛乳を使ったひんやりスイーツのレシピをご紹介!
さてここからは、牛乳を使った冷たいスイーツのレシピをご紹介します。さっぱりいただける牛乳寒天のフルーツポンチ や、濃厚なミルクアイスクリームなど、お風呂上がりにいただきたいひんやりおいしいスイーツばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.牛乳寒天のフルーツポンチ
どこか懐かしい、牛乳寒天のフルーツポンチのレシピをご紹介します。ツルンといただける牛乳寒天と、甘いミックスフルーツの缶詰は相性抜群!フルーツを切ったり煮たりする手間がかからないので、とっても簡単ですよ。さっぱりといただけるので、暑い日やお風呂上がりにもぴったりです。ぜひお試しくださいね。
材料(4人前)
- (A)水・・・400ml
- (A)粉寒天・・・4g
- 牛乳・・・200ml
- 砂糖・・・60g
- ミックスフルーツ (缶詰)・・・180g
シロップ
- 水・・・120ml
- 砂糖・・・40g
- ブランデー・・・小さじ1
作り方
1.鍋に(A)を入れ中火にかけ、沸騰して2分程かき混ぜ、煮溶かします。
2.砂糖を加えて溶かし、火を止め、牛乳を加えて混ぜます。
3.型に入れ、冷まし、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固めます。
4.シロップを作ります。鍋にシロップの材料を入れ、中火にかけて、砂糖が溶けたらボウルに移して冷まし、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
5.3が固まったら型から外し、1.5cm角に切ります。
6.4に5、ミックスフルーツを汁ごと入れ、器に盛って完成です。
2.アイスを使って簡単 塩バニラプリン
市販のアイスを使って、塩バニラプリンを作ってみませんか?甘い香りを楽しめるバニラアイスを使ったプリンにほんの少しの塩を効かせることで、甘みが引き立って濃厚なプリンになりますよ。ミントを飾ると見た目も涼し気で、夏におすすめのデザートです。とっても簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
材料(2人前)
プリン液
- バニラアイス・・・200g
- 牛乳・・・100ml
- 砂糖・・・10g
- 卵黄・・・1個
- 塩・・・ひとつまみ
- バニラエッセンス・・・2滴
- (A)水・・・大さじ1
- (A)粉ゼラチン・・・5g
- ミント・・・適量
作り方
1.ボウルに(A)を入れ混ぜ、ふやかします。
2.鍋にプリン液の材料を入れ、混ぜながら弱火にかけます。
3.沸騰直前で火から下ろし、熱いうちに1とバニラエッセンスを入れて溶かします。
4.容器に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、2時間程冷やし固めます。
5.固まったら冷蔵庫から取り出し、ミントを添えて完成です。
3.濃厚ミルクアイスクリーム
使う材料はたったの2つ!それなのにとっても濃厚な、ミルクアイスクリームのレシピをご紹介します。牛乳をゆっくりと煮詰めてから、ミルキーさを増す練乳を混ぜこんで冷やし固めれば完成です。煮詰めたり冷やし固めたりするのにちょっと時間はかかりますが、まろやかでコクのある絶品のミルクアイスクリームができますよ。
材料(500ml)
- 牛乳・・・600ml
- 練乳・・・80g
トッピング
- ミント (生)・・・適量
作り方
1.鍋に牛乳を入れ、沸騰させないように中火で木べらでかき混ぜながら、2/3量程度になるまで40分程煮詰め400ml計量します。
2.練乳を加え混ぜ合わせ、裏ごしをします。
3.粗熱を取り、ラップをして冷凍庫で1時間程冷やし固めます。
4.フォークなどで全体をほぐし、再度ラップをして、冷凍庫で1時間程冷やし固めます。
5.アイスクリームディッシャーでぬき、器に盛り付けて、ミントを飾り完成です。
牛乳でひんやりスイーツを楽しもう
いかがでしたか?今回は銭湯と牛乳の知られざる関係についてと、牛乳を使ったひんやりスイーツのレシピをご紹介しました。銭湯上がりに飲む牛乳を思い出しながら、おうちでお風呂上がりに冷たい牛乳スイーツを楽しんでみてくださいね。