かぼちゃの中に入っている「かぼちゃの種」。捨てている方が多いかもしれませんが、実はひと工夫することでかぼちゃの種は食べられるんです!この記事では、かぼちゃの種の剥き方やフライパンを使った簡単なロースト方法、おいしい食べ方などを解説します。記事の後半でご紹介する、かぼちゃの種を使ったおすすめレシピも必見ですよ!
もう捨てない!「かぼちゃの種」の剥き方や食べ方を解説!
- 目次
- かぼちゃの種は食べられる!ナッツのようなおいしさと栄養に注目
- かぼちゃの種の取り方
- かぼちゃの種の剥き方
- かぼちゃの種のおいしい食べ方
- 種を食べるためのかぼちゃも存在する!?
- かぼちゃの種を使ったレシピをご紹介
- 捨てるのはもったいない!かぼちゃの種を活用しよう
かぼちゃの種は食べられる!ナッツのようなおいしさと栄養に注目
かぼちゃを料理するとき、つい種を捨ててしまっていませんか?
実はそのかぼちゃの種、ローストすることでナッツのようにおいしく食べられるんです!
香ばしくてポリポリした食感が特徴で、おつまみやトッピングにもぴったり。かぼちゃの種には、ビタミンやたんぱく質、食物繊維といった栄養素も含まれていて、捨ててしまうのはもったいない部分なんですよ。
詳しい食べ方については、後ほど解説するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
かぼちゃの種の取り方
かぼちゃの種をおいしく食べるには、まずきれいに取り出すことが第一歩です。 下処理の前に、基本の取り方を確認しておきましょう。
かぼちゃの種は、ワタと一緒に中心部分にぎゅっと集まっています。 種を傷つけないように取り出すには、以下の手順がおすすめです。
①かぼちゃを半分または四つ割りにカット
②スプーンでワタごと種をすくい取る
③スプーンでワタから種をはがすように分ける
【ポイント】
・生のかぼちゃはとても固いので、まな板の上でしっかり固定し、手元に注意してカットしましょう。
・種とワタがくっついている場合は、スプーンでこそげ取るようにするときれいに取れますよ。
・このあと「洗って乾かす」下処理に進むので、ワタができるだけ残らないようにしておくとスムーズです。
かぼちゃの種の剥き方
西洋かぼちゃの種には、白くてかたい殻(から)がついています。このままでは食べにくいので、ローストしてから中の種を取り出すのが基本です。
ちょっと手間はかかりますが、丁寧に処理すれば香ばしくておいしいおやつやトッピングになりますよ。
それでは、かぼちゃの種の剥き方を順を追ってご紹介します。
①洗ってぬめりを取り、水気をしっかり拭き取る
取り出した種はぬめりが残っているので、軽くこすり洗いしましょう。そのあと、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。
②極弱火でじっくり炒る(ロースト)
水気をとった種をフライパンに入れ、極弱火で焦げないように炒ります。フライパンをゆっくり揺らしながら、うっすら茶色くなるまで加熱しましょう。
③冷ましたあと、殻をむく
完全に冷ましたら、ペンチやキッチンばさみを使って殻を割ります。
コツは、種のフチに切れ目を入れて、両手の親指で“パカッ”と開くイメージです。
【ポイント】
・しっかり乾燥させることで、殻が割れやすくなります。
・加熱は「じっくり&弱火」が鉄則です。強火だと焦げやすいので注意しましょう。
・ペンチやハサミは小さめのものを使い、手を切らないように慎重に行ってくださいね。

かぼちゃの種のおいしい食べ方
続いて、かぼちゃの種のおいしい食べ方について見てみましょう。
おつまみ
ローストしたり、フライパンで炒ったかぼちゃの種は、皮を剥いてピーナッツのような感覚でそのまま食べられます。また、塩味をつけたり、チリペッパーやカレー粉を使ってスパイシーな味つけをするのもおすすめです。手が止まらないやみつきになる味わいで、お酒のおつまみにぴったりですよ。
トッピングにプラスしてアクセントに
かぼちゃの種は、ちょっとしたトッピングにもぴったりです。
たとえば、グラノーラやヨーグルトにのせれば、朝ごはんがちょっとリッチな雰囲気に。サラダに散らせば、カリッとした食感が加わってアクセントになりますし、スープにのせると、香ばしさと彩りがプラスされて、見た目にもおいしさがアップしますよ!
スイーツ
クッキーやパウンドケーキなど、焼き菓子のトッピングにもぴったり。緑色のかぼちゃの種は、焼いても色がきれいに残るので、見た目が華やかになります。
丸ごとスープに加えても◎
いつものかぼちゃスープに、ローストした種を一緒にミキサーにかけることで、まさに「かぼちゃをまるごと使った」一杯に。
種の香ばしさとコクが加わり、特別感のある味わいになりますよ。
種を食べるためのかぼちゃも存在する!?
こで、ちょっとかぼちゃの種類についておさらいしてみましょう。
かぼちゃは大きく分けて、次の3つの種類があります。
・西洋かぼちゃ(私たちにいちばん馴染みのあるタイプ)
・日本かぼちゃ(バターナッツなど)
・ペポかぼちゃ(ズッキーニや金糸瓜など)
このうち、日本でよく食べられている西洋かぼちゃや日本かぼちゃの種には、白くて固い殻がついています。そのため、これまで紹介してきたようにローストして殻をむく下処理が必要です。
ところが、実はこの3種類の中で、「ペポかぼちゃ」には最初から殻のない種(=むきやすい種)をもつ品種があるんです。
たとえば「ストライプペポ」という品種は、種を食べるために開発されたかぼちゃ。果肉はあまり食用にされず、種そのものを楽しむのが目的なんです。
このストライプペポの種は、よくお菓子やパンにトッピングされている緑色のパンプキンシードと同じものです。洗って乾かすだけでそのまま食べられるので、ナッツコーナーなどでもよく見かけますよ。
ズッキーニや金糸瓜もペポかぼちゃの仲間ですが、「種を食べる専用のかぼちゃ」があるというのは、意外と知られていないかもしれませんね。
かぼちゃの種を使ったレシピをご紹介
さてここからは、かぼちゃの種を使ったおすすめレシピをご紹介します。手軽に作れるかぼちゃスープや、ザクザクとした食感が楽しいパウンドケーキなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
※ここでご紹介しているレシピは、市販のパンプキンシードを使ったものになります。
かぼちゃのカマンベールカナッペ
おしゃれな見た目でパーティーメニューにもぴったりな、かぼちゃのカマンベールカナッペを作ってみましょう。かぼちゃの甘みとチーズの塩気、クラッカーのサクサクとした食感が相性抜群の一品。ぜひ作ってみてくださいね。
簡単かぼちゃのクリームスープ
手軽に作れる、かぼちゃのクリームスープをご紹介します。電子レンジで加熱したかぼちゃをマッシャーで潰して牛乳と合わせ、クリームスープを作りました。かぼちゃの果肉や種の食感を感じられる食べごたえのある仕上がりですよ。
たっぷりチョコとベリーのザクザクパウンドケーキ
チョコレートの濃厚な味わいがたまらない、ザクザクパウンドケーキはいかがでしょうか。ココア風味のパウンドケーキに、ビターチョコレートやアーモンドダイス、かぼちゃの種、ドライクランベリーをトッピングしました。ほろ苦いチョコレートとクランベリーの酸味、ザクザクとした噛みごたえがマッチして、ちょっと贅沢な味わいの一品です。
しっとり濃厚 かぼちゃの豆腐ケーキ
しっとりとした食感の、かぼちゃの豆腐ケーキのご紹介です。かぼちゃやきび砂糖の素朴な甘みと、しっとりふんわりとした食感で、何度でも作りたくなるおいしさ!色合いも華やかで、おもてなしのおやつにもおすすめですよ。
おうちで簡単 手作りグラノーラ
かぼちゃの種やナッツ、ドライフルーツなど、お好みの材料を使って、オリジナルグラノーラを作ってみましょう。ザクザクとした食感が心地よく、常備しておきたくなるおいしさです!ヨーグルトに入れたり、牛乳をかけたり、さまざまな食べ方で楽しんでみてくださいね。
捨てるのはもったいない!かぼちゃの種を活用しよう
今回は、かぼちゃの種の剥き方やおいしい食べ方、かぼちゃの種を使ったおすすめレシピなどをご紹介しました。今まで捨ててしまっていたかぼちゃの種が、料理やスイーツ作りに活躍する食材だったことに驚いた方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひかぼちゃの種を使った料理を作ってみてくださいね。
