最終更新日 2024.10.11

かぼちゃをおいしく長持ちさせる保存方法とは?冷蔵・冷凍保存のポイントを写真で解説

かぼちゃをおいしく長持ちさせる保存方法とは?冷蔵・冷凍保存のポイントを写真で解説

夏から初秋にかけて収穫される「かぼちゃ」。料理にもお菓子作りにも使えるので丸ごと買いたいけれど、使いきれるか不安、という方も多いですよね。そこで今回は、かぼちゃを長持ちさせる保存方法をご紹介します。正しい保存方法を覚えておけば、かぼちゃを丸ごと買っても大丈夫!ぜひ参考にして、かぼちゃをおいしく保存してくださいね。

  • 目次
  • 丸ごとかぼちゃは涼しい場所で常温保存
  • 丸ごと1個のかぼちゃを切るときのコツ
  • かぼちゃを丸ごと保存するときの注意点
  • かぼちゃを冷蔵庫で保存する方法
  • かぼちゃを冷凍庫での保存する方法
  • 使いやすい大きさにカットして一回分ずつ保存
  • マッシュして冷凍する
  • 正しい保存でいつでもおいしい「かぼちゃ」を楽しもう

丸ごとかぼちゃは涼しい場所で常温保存

丸ごと一個のかぼちゃは、常温での保存が可能です。かぼちゃは、2週間~1ヵ月ほどおいておくことで追熟が進み、でんぷんが糖質に変わって甘みや栄養価が増すという特徴があります。そのため、季節にはよりますが丸ごと手に入れた場合は常温での保存がおすすめなんですよ。

夏場など気温が高い時はかぼちゃを新聞紙などに包んでポリ袋に入れて保存
夏場など気温が高い時はかぼちゃを新聞紙などに包んでポリ袋に入れて保存

かぼちゃを保存するのに適した温度は10℃前後なので、風通しのよい涼しい場所で保存しましょう。温度が上がると傷みやすくなるので、日が当たらない場所での保存が適しています。

ただ、猛暑が続く夏場などは、涼しい場所に置いておいても日持ちしないので、野菜室で保存することをおすすめします。新聞紙に包んでからポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

丸ごと1個のかぼちゃを切るときのコツ

かぼちゃは生のままカットできますが、かたくて切れない場合は電子レンジで加熱してからカットしましょう。熱を加えるとより早く傷むので、その日に使わない分は冷凍保存するのがおすすめです。

かぼちゃを丸ごと保存するときの注意点

かぼちゃは丸ごと1個買って保存しておくと、追熟が進んで甘みや栄養価が高まりますが、一度切ってしまうと傷みやすくなります。
丸ごと購入した場合は、お好みの大きさにカットし、カットした1つはその日のうちに使い切り、残りは用途に合わせて冷蔵庫か冷凍庫で保存するのがおすすめです。そうすることで、無駄にすることなく使えますよ。

かぼちゃを冷蔵庫で保存する方法

カットしたかぼちゃは丸ごと置いておくよりも痛みやすいので、冷蔵庫の野菜室で保存します。

①種とワタをスプーンでくり抜く
②キッチンペーパーできれいに水分を拭き取る
③ラップで包む
④冷蔵庫の野菜室で保存する

カットしたかぼちゃはスプーンで種とワタを取り除く
カットしたかぼちゃはスプーンで種とワタを取り除く
かぼちゃの断面から出てくる水分をキッチンペーパーでしっかりと拭き取る
かぼちゃの断面から出てくる水分をキッチンペーパーでしっかりと拭き取る
種とワタが入っていた部分も隙間がないように、ぴったりとラップを貼り付けるように包む
種とワタが入っていた部分も隙間がないように、ぴったりとラップを貼り付けるように包む

【ポイント】

  • カットしたカボチャは、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
  • 水分が多く含まれている種とワタは、残っていると傷む原因になるので、きれいに取り除きましょう。
  • 表面にも水分が残っていると傷みやすくなるので、しっかりと水分を拭き取りましょう。
  • くり抜いた部分は洗うと傷むのが早くなるので、洗わずに使うことをおすすめします。
  • くり抜いた部分から水分が抜けて傷むので、種とワタが入っていた部分も隙間がないように、ぴったりとラップを貼り付けるように包むことが大切です。

かぼちゃを冷凍庫での保存する方法

かぼちゃをすぐに食べきれない場合は、使いやすい大きさにして冷凍庫で保存するのもおすすめです。

使いやすい大きさにカットして一回分ずつ保存

①種とワタを取り除く
②皮の部分だけ洗う(くり抜いた部分はできるだけ濡らさないようにしましょう)
③キッチンペーパーで水分をきれいに拭き取る
④食べやすい大きさにカットする
⑤1回分ずつ小分けして、ラップで隙間ができないようにぴったりと包む
⑥冷凍用保存袋に入れて冷凍庫に入れる

使いやすい大きさに切ったかぼちゃはラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ
使いやすい大きさに切ったかぼちゃはラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ

【ポイント】

  • かぼちゃは固ゆでして保存することも可能です。完全に冷ましてから水分を拭き取って保存しましょう。
  • 使用する際は解凍せずに凍ったまま調理してください。
  • 煮物や味噌汁、炒めものなどにお使いいただけます。
  • 切る際に、煮物には「小さめの角切り」、炒め物には「薄く小さく」など、火の通りが早くなるような切り方をしておくと、調理時間が短縮できます。

マッシュして冷凍する

①かぼちゃを鍋でゆでるか電子レンジで加熱してやわらかくする
②熱いうちにフォークやマッシャーなどで滑らかになるまでつぶす
③冷めたら小分けにして、ラップに平らになるように広げて包む
④冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫に入れる

加熱したかぼちゃをフォークなどで潰す
加熱したかぼちゃをフォークなどで潰す
ペースト状にしたかぼちゃはラップで小分けにして包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存
ペースト状にしたかぼちゃはラップで小分けにして包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存

【ポイント】

  • カットしたものを冷凍保存すると食感や風味が若干損なわれますが、マッシュしたかぼちゃはカットして冷凍するよりもおいしさをキープすることができます。
  • マッシュしたかぼちゃは、凍ったままスープや牛乳などに入れ、加熱調理をしてお召し上がりください。

正しい保存でいつでもおいしい「かぼちゃ」を楽しもう

今回は、かぼちゃの保存方法についてご紹介しました。かぼちゃは水分があると傷みやすくなるので、水分の原因となる種とワタをきれいに取り除くことが大切なポイントです。正しく保存して、おいしいかぼちゃを楽しんでくださいね。

クラシルではかぼちゃの選び方やかぼちゃを使ったレシピについてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

こちらもおすすめ
かぼちゃの栄養とは?種類やおいしいかぼちゃの選び方について解説!
ほくほくとした食感とやさしい甘みがおいしい「かぼちゃ」。煮物やサラダなどの料理から、ケーキやプリンなどのスイーツまで、幅広く楽しむことができます。そんなかぼちゃは、甘くておいしいだけでなく、β-カロテンやビタミンE、食物繊維などの栄養素も含まれているんです。そこで今回は、かぼちゃに含まれる栄養素と、おいしいかぼちゃの選び方についてご紹介します。
かぼちゃの栄養とは?種類やおいしいかぼちゃの選び方について解説!
2024.5.16 最終更新
こちらもおすすめ
おかずにもおやつにも大活躍 かぼちゃの人気レシピ おすすめの44選を紹介
おかずにもおやつにも大活躍 かぼちゃの人気レシピ おすすめの44選を紹介
「かぼちゃ」をおいしくたくさん食べられる人気のレシピをピックアップしました。オシャレなデリ風サラダや、ほっくりおいしい煮物など、幅広いアレンジレシピをご紹介しています。ごはんのおかずだけでなく、スイーツレシピもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
2024.10.11 最終更新
こちらもおすすめ
かぼちゃの種類はどれくらいあるの?品種や活用レシピをご紹介
ホクホクした食感と甘さが特徴の「かぼちゃ」。かぼちゃには、日本かぼちゃや西洋かぼちゃなどの種類があることをご存じですか?この記事では、かぼちゃの種類や品種についてくわしくご紹介します。記事の後半では、かぼちゃを使ったおすすめレシピもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
かぼちゃの種類はどれくらいあるの?品種や活用レシピをご紹介
2024.3.26 最終更新

人気のカテゴリ