いちごやデコポン、甘夏など、春はさまざまな果物が旬を迎えますね。この記事では、そんなおいしい「春の果物」の種類や食べ方について解説します。記事の後半では、いちごたっぷりティラミスやしらぬひのヨーグルトシャーベットなど、旬の果物を使った絶品レシピもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
春の果物には何がある?種類別の特徴やおすすめレシピ
- 目次
- 「春の果物」とは?どうやって食べる?
- 種類豊富な春の果物!それぞれの種類をご紹介
- いちご
- しらぬひ
- 甘夏
- さくらんぼ
- キウイ
- びわ
「春の果物」とは?どうやって食べる?
春はさまざまな果物が旬を迎え、市場にたくさん出回る時期。いちごやさくらんぼ、びわのように春に収穫される場合もあれば、柑橘系の果物のように酸味を抜くために熟成させる貯蔵期間を経て、春から夏にかけて出荷される場合もあります。
春の果物は、生で食べるのがおすすめ。旬の果物は香りや甘みが強く、とてもおいしいですよ。また、春の果物はカラフルなものが多いので、その色合いを活かしてケーキなどのお菓子作りにも大活躍!そのほか、サラダに入れたり、ジャムやソースに加工して肉料理や魚料理と合わせるなど、お菓子以外の料理にも幅広く活用できますよ。
種類豊富な春の果物!それぞれの種類をご紹介
春の果物は種類が豊富です。ここでは、その中でも人気の高い果物をピックアップしてご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。
いちご
いちごはバラ科オランダイチゴ属の多年草。美しい赤い果実と甘酸っぱい味わいが人気の果物です。12〜5月に出荷されますが、露地栽培の旬は4~5月。ただし、最近ではハウス栽培が増えているため、1~3月頃が旬とされています。
いちごは繊細な果物なので、食べる直前にヘタを付けたままの状態でやさしく水洗いしましょう。
いちごのショートケーキやタルトなど、そのままお菓子に使うのも人気。小粒のものはジャムにしたり、コンポートにするのがおすすめです。ピューレにすればムースやゼリー、スムージーなど、さまざまなお菓子作りにも活用できます。
しらぬひ
ミカン科ミカン属の柑橘類のひとつ、しらぬひ。果実の上の部分が飛び出しているユニークな形が特徴です。清見と中野3号ポンカンの交配種で、甘みが強く酸味が少ない柑橘です。一定の基準を満たしたものがデコポンと呼ばれて市場に並びます。しらぬひは12月頃から収穫期を迎え、2~5月頃に出回ります。
食べるときは、みかんのように手でむくかナイフでカットしましょう。タルトやケーキのトッピングにしたり、ゼリーやシャーベットにしてもおいしいですよ。
甘夏
甘夏はミカン科ミカン属ナツミカン類に属しています。酸味とともに程よい甘みがあり、ジューシーでさっぱりとした味わいが特徴です。
1月頃から収穫が始まりますが、酸味を抜くために熟成させる貯蔵期間を経て3~5月頃が旬となります。
そのまま食べるほか、しっかりした果肉を活かしてサラダや和え物などの料理に使ったり、房のままタルトなどのトッピングにするのもおすすめ。皮と一緒にマーマレードにしたり、ゆでこぼした皮でピールチョコを作るなど、皮も活用できます。
さくらんぼ
バラ科サクラ属の落葉樹木に実をつけるさくらんぼ。かわいらしい見た目に甘みと酸味のバランスがよく、たいへん人気のある果物です。さくらんぼの旬は4~7月の春から夏にかけてで、収穫後に追熟はしません。
さくらんぼを生で食べる場合は食べる前に軽く冷やし、さっと洗って食べるのがおすすめです。冷蔵庫に長い期間入れておくと味が落ちてしまうので、できるだけ早めに食べましょう。
さくらんぼを使ったお菓子の定番はパイやケーキ。贅沢にジャムやコンポートにするのも人気です。
キウイ
マタタビ科マタタビ属の落葉つる性の樹木であるキウイ。美しい見た目と甘酸っぱさが魅力です。国産品は冬から春にかけて、輸入品は春から夏にかけて旬を迎えます。
キウイは生のまま食べられます。半分にカットしてスプーンでくり抜いたり、輪切りにして食べるほか、ケーキやヨーグルトにトッピングするのが一般的です。
甘酸っぱい味わいを活かして、サラダや前菜などに使ったり、肉料理や魚料理のソースなどにも活用されます。
びわ
バラ科ビワ属の常緑樹木になるびわ。やさしい甘みとほのかな酸味があり、みずみずしい爽やかな風味が特徴です。3~6月の春から夏にかけて収穫されます。
生で食べるには、皮をむいたあと、半分にカットし先に種を取り出すと食べやすいです。びわは追熟しない果物なので、買ったらできるだけ早めに食べましょう。
丸い形を活かしてそのままタルトなどのトッピングにするほか、ゼリーやコンポートなどにするのがおすすめです。
メロン
ウリ科キュウリ属の一年草であるメロン。芳醇な香りと豊かな甘みが特徴で、みずみずしい食感の果物です。ネット系メロンは網目が細かく均一に入っているものほどおいしいといわれています。4~9月にかけて旬を迎えます。
生のままデザートして食べるとみずみずしさがたまりません。くり抜いてケーキやタルトのトッピングにしてもおいしいですよ。
ピューレにしてゼリーやムース、シャーベットにする活用方法もあります。また、料理では生ハムとオリーブオイルをトッピングしたメロンジャンボンが有名です。
可愛らしいいちごの魅力たっぷり!いちごの絶品レシピ
旬のいちごを使ったジャムやお菓子をご紹介します。甘酸っぱくて彩りも美しいいちごを使って春にぴったりのお菓子を作りましょう。
材料2つでシンプル!いちごジャム
ごろごろとした果実の食感が楽しい、いちごジャムを手作りしてみましょう。いちごと砂糖のみで作ったシンプルなジャムです。煮詰めると甘みが凝縮されて濃厚なおいしさになりますよ!ヨーグルトやパンはもちろん、パンケーキに添えてもおいしく召し上がれます。アクを取りながら煮詰めていくと、きれいないちごジャムに仕上がりますよ。
混ぜて焼くだけ いちごのベイクドチーズケーキ
ホットケーキミックスで作る、お手軽ないちごのベイクドチーズケーキです。クリームチーズとヨーグルトを使っているので、爽やかな味わいでしっとりとした食感に仕上がります。クリームチーズの酸味といちごの甘酸っぱさのバランスがよく、あと引く味わいですよ。ぜひ、デザートのレパートリーに加えてみてくださいね。
いちごたっぷりティラミス
簡単なのにとても華やか!春が旬のいちごを使用したティラミスをご紹介します。たっぷりのいちごとマスカルポーネチーズのクリームを重ね、最後にココアパウダーをトッピングしました。マスカルポーネのまろやかなコクといちごの甘酸っぱさ、ココアのほろ苦い味わいがそれぞれを引き立て合い、クセになるおいしさです。ぜひ一度作ってみてくださいね。
しらぬひを使った爽やかレシピ
爽やかな風味が魅力のしらぬひは春の食卓にぴったりの果物です。サラダやお菓子作りにぜひ活用してみてくださいね。
しらぬひのヨーグルトシャーベット
爽やかなしらぬひを使った、冷たいデザートのご紹介です。しらぬひの果肉を贅沢に使ってシャーベットにしました。甘酸っぱいしらぬひとヨーグルトの程よい酸味、はちみつのやさしい甘みがマッチして、さっぱりといただけますよ。しらぬひの皮は器に使うので、果肉を取り出す際は丁寧に扱ってくださいね。
※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。
ミント風味の しらぬひクラッシュゼリー
しらぬひを使った、見た目にも涼し気なミント風味のクラッシュゼリーです。甘酸っぱいしらぬひにミントの爽やかな香りのゼリーが相性抜群!ジューシーなしらぬひとクラッシュゼリーの食感が楽しく、さっぱりといただけけるデザートです。涼しげな見た目でおもてなしにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
しらぬひとにんじんのサラダ
フレッシュなしらぬひの食感を活かしたサラダはいかがですか?爽やかな甘みのしらぬひとシャキシャキとして食感のよいにんじんは、間違いない組み合わせ!フレッシュでジューシーなしらぬひの酸味が心地よく、たっぷりのにんじんがおいしくいただけます。さっと簡単に作ることができるので、覚えておくと便利ですよ。
旬のさくらんぼを使ったデザートレシピ
フレッシュなさくらんぼやアメリカンチェリーは、お菓子にアレンジしてもおいしいですよ。それぞれのおいしさが堪能できるレシピをピックアップしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
とろとろ さくらんぼソースのパンナコッタ
華やかな見た目が春らしいさくらんぼソースのパンナコッタです。旬のさくらんぼを贅沢にピューレにして、パンナコッタにトッピングしました。濃厚でクリーミーなパンナコッタと甘酸っぱいさくらんぼソースがマッチして絶品です。つるんと口当たりもよく、食後のデザートにぴったり。ぜひお試しくださいね。
アメリカンチェリーチーズパイ
おもてなしにもおすすめ!アメリカンチェリーチーズパイを作ってみませんか?甘酸っぱくて濃厚な味わいのアメリカンチェリーに、サクサクの香ばしいパイが好相性!クリームチーズのまろやかな味わいが加わって、満足感たっぷりの一品です。旬のアメリカンチェリーを使うとおいしさも格別なので、手に入ったらぜひ作ってみてくださいね。
フルーツたっぷりマスカルポーネ和え
フレッシュな果物をマスカルポーネチーズで和えたレシピです。酸味が少なくコクのあるマスカルポーネチーズに、甘酸っぱいさくさんぼの味わいがアクセントになり、爽やかな仕上がり。果物を切って和えるだけなので、あっという間にできあがります。お好みの果物を加えてアレンジしても楽しいですよ。
フレッシュなキウイを味わい尽くすおすすめレシピ
キウイの美しい見た目と爽やかな甘酸っぱさを活かした春らしいレシピをピックアップしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
手作りキウイソース
手作りのキウイソースを作ってみましょう。生でもおいしいキウイですが、グラニュー糖を加えて煮詰めるとより濃厚な甘酸っぱい味わいが楽しめます。キウイの酸味が苦手な方も食べやすいレシピですよ。ヨーグルトに加えたり、パンに塗るのはもちろん、肉料理のソースにも活用できるので、お試しくださいね。
キウイの豆乳ヨーグルトスムージー
キウイを使って豆乳ヨーグルトスムージーを作りました。甘酸っぱいキウイと飾り用のココナッツロングが南国らしいドリンクです。ヨーグルトと調製豆乳を使っているので、さっぱりとしながらもクリーミーで飲みごたえがあります。キウイの種のプチプチとした食感も楽しいですよ。ぜひ、目覚めの一杯に作ってみてくださいね。
※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。
レモンフレーバーのバターで キウイトースト
朝食やおやつにぴったりなキウイトーストのレシピです。レモンが香る爽やかな風味のバターをたっぷり塗ったトーストに、キウイとはちみつをトッピングしました。甘酸っぱいキウイとやさしい甘さのはちみつ、バターのコクが相性抜群です。フレッシュなキウイのおいしさを堪能してくださいね。
※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。
お菓子やお料理にもアレンジ!旬の春の果物を堪能しよう
いかがでしたか?春の果物の種類やそれぞれの食べ方に加え、果物を使った絶品レシピなどをご紹介しました。旬の果物はそのまま食べてもおいしいのはもちろん、さまざまなお菓子やお料理に活用しても楽しめます。今回ご紹介したレシピを参考に、さまざまなアレンジで果物の新たな魅力を発見してみましょう。
クラシルではほかにも春の果物を使ったレシピをたくさんご紹介しています。
そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
※『デコポン』は「熊本県果実農業協同組合連合会」の登録商標又は商標です。