かわいらしいパステルカラーの「ギモーヴ」。見た目はマシュマロによく似ているので「生マシュマロ」とも呼ばれていますが、これらふたつは全く別のスイーツだということをご存知ですか?今回はギモーヴの特徴や作り方をはじめ、マシュマロとの違いやおすすめのレシピなどをご紹介します。ぜひふわふわのギモーヴを楽しんでみてくださいね!
ギモーヴってマシュマロ?2つの違いや作り方を詳しく解説!
- 目次
- ギモーヴとは?
- ギモーヴの材料
- マシュマロとの違いは?
- マシュマロの材料
- マシュマロの食べ方
- 名前の由来は同じ植物?
- ギモーヴの作り方をご紹介!
- ふわふわ はちみつレモンギモーヴ
ギモーヴとは?
「ギモーヴ」とは、フランス発祥の砂糖菓子のひとつ。見た目はマシュマロによく似ていますが、指で触るとしっとりとやわらかく、口の中でふわっととろけるような食感を楽しむことができます。材料にフルーツピュレを使っているので、フルーツ本来の濃厚な風味や酸味をしっかりと味わうこともできます。
ギモーヴの材料
ギモーヴの主な材料はフルーツピュレ、砂糖、ゼラチンの3つ。フルーツピュレと砂糖を煮詰めたものにゼラチンを加え、ミキサーでふわふわに泡立てたものを冷やし固めて作られます。小さなキューブ形のものをよく見かけますが、丸型やハート形などお店によって形もさまざま。使われるフルーツはいちご、フランボワーズ、マンゴー、青りんご、レモンなど幅広く、フルーツの色味によってカラフルなパステルカラーに仕上がります。日本では主にケーキ屋で販売されており、カラフルでかわいらしい見た目はギフトとしても人気があります。
マシュマロとの違いは?
「マシュマロ」とは、アメリカ発祥の砂糖菓子のひとつ。見た目はギモーヴによく似ていますが、一番大きな違いは材料に卵白を使っているところです。
マシュマロの材料
マシュマロの主な材料は卵白、シロップ、ゼラチンの3つ。まずは卵白とシロップを泡立ててメレンゲを作り、そこにフルーツピュレや香料、色素などを加えてゼラチンで固めます。食感はギモーヴより固めで弾力があり、口に入れるとむちっとした食感ですぐには溶けません。ギモーヴはフルーツ本来の風味を活かした味わいであるのに対し、マシュマロは砂糖や香料のしっかりとした甘味を感じます。
マシュマロの食べ方
また、マシュマロはスーパーなどで比較リーズナブルに購入することができます。そのままいただくのはもちろん、加熱するととろとろになるので、お好みのアレンジでいただくこともできます。表面を軽く炙って「焼きマシュマロ」にしたり、温かいココアに浮かべて「スモア」にしたりと、マシュマロの楽しみ方はとても幅広いもの特徴のひとつです。
名前の由来は同じ植物?
ギモーヴの語源はフランス語の「guimauve officinale」で、日本語に訳すと「ウスベニタチアオイ」という植物の名前になります。以前はウスベニタチアオイの根から採れるでんぷんをゼラチンの代わりに使っていたことが、その名の由来だと言われています。また、ウスベニタチアオイを英語に訳すと「common marshmallow」、つまり「マシュマロ」になります。ギモーヴもマシュマロも、元々は同じ植物から付けられた名前だったのですね。
ギモーヴの作り方をご紹介!
ギモーヴの魅力を知ったことろで、ここからはおすすめのギモーヴレシピをご紹介します。おうちで作るのはハードルが高そうなイメージがありますが、ハンドミキサーがあれば簡単に作ることができますよ!おいしく作るためのポイントは、フルーツピュレがもったりとするまでハンドミキサーでしっかりと泡立てること。泡立て方が足りないと固くなってしまうので、くれぐれもご注意くださいね。
ふわふわ はちみつレモンギモーヴ
レモンを丸ごと使った、爽やかな風味のギモーヴです。見た目はシンプルでありながらも、一口食べるとレモンの甘酸っぱい風味がふわっと広がります!コツをつかめば簡単に作ることができますので、ぜひお試しくださいね。
いちごのギモーヴ
ほんのりとしたピンク色がかわいらしい、いちごのギモーヴです。フレッシュないちごをふんだんに使っているので、いちご本来の風味や甘酸っぱさを存分にお楽しみいただけますよ。
ギモーヴショコラ
いちごのギモーヴをチョコレートでコーティングした、ギモーヴショコラです。甘酸っぱいいちごとほろ苦いチョコレートが絶妙にマッチした、リッチな味わいはまさに絶品!ティータイムにはもちろん、プレゼントにぴったりですので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
ゆずとホワイトチョコレートのギモーヴ
ゆずをのギモーヴにホワイトチョコをトッピングして、香り高くミルキーな味わいに仕上げました。ホワイトチョコのパリパリとした食感がいいアクセントになり、ついつい手が伸びるような後を引くおいしさです。ゆずは果汁のみを使っているので、季節を問わずお作りいただけますよ。
アレンジ自在!マシュマロの活用レシピをご紹介!
マシュマロはメレンゲとゼラチンでできているので、他のお菓子の材料として活用することもできます。マシュマロを溶かしてプリンやムースに加えたり、焼き菓子やアイスクリームの具材にしたりとその使い方は幅広く、アレンジレシピもたくさんあるんです。今回は代表的なレシピをふたつご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
材料3つ レンジで簡単とろとろマシュマロチョコプリン
3つの材料で簡単に作れる、マシュマロチョコプリンです。マシュマロと牛乳を電子レンジで加熱し、チョコレートを溶かして冷やし固めるだけで、ふわとろチョコプリンのできあがり!マシュマロを使うことでメレンゲを泡立てる手間がなく、手軽に時短でお作りいただけますよ。ぜひお試しください。
おうちカフェにピッタリ!マシュマロココアクッキー
マシュマロをココアクッキー生地で包んで、こんがりと焼き上げました。焼きたてはサクッと香ばしく、あつあつのマシュマロがとろーっとあふれます!もちろん冷めてもおいしく、サクッもちっとした食感をお楽しみいただけますよ。おやつにはもちろんプレゼントにもぴったりですので、ぜひ作ってみてくださいね。
ギモーヴのおいしさをぜひ楽しんで
いかがでしたか?ギモーヴの特徴や作り方をはじめ、マシュマロとの違いやおすすめのレシピなどをご紹介しました。ふたつとも見た目はよく似ていますが、ギモーヴはフルーツの風味を活かした味わいであるのに対し、マシュマロはしっかりとした弾力と甘味があり、他のスイーツにアレンジすることもできます。
マシュマロに比べるとギモーヴは親しみが少なく、食べたことのない方も多いかもしれません。しかし、一度食べたらそのおいしさに驚くこと間違いありませんので、ぜひ今回ご紹介したレシピを参考にしてみてくださいね。