最終更新日 2024.4.19

にんにくの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

にんにくの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

食欲をそそる香りが特徴の「にんにく」。さまざまな料理で使われるにんにくは、料理の香り出しや薬味など、さまざまな料理で幅広く使われている食材です。 は、栄養価が高い上に、体に嬉しい成分が含まれているので、スタミナ食材とも言われています。今回は、にんにくに含まれる栄養素と、新鮮なにんにくの選び方についてご紹介します!ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • にんにくの香り成分「アリシン」とは?
  • 主要な栄養価はこちら
  • 注目の栄養素をチェック!
  • リン
  • ビタミンB6
  • 葉酸
  • おいしいにんにくの選び方
  • コロンと丸い形をしていて、実が固い

にんにくの香り成分「アリシン」とは?

「アリシン」とは、にんにくの刺激的な香りの元となる成分です。刻んだり、すりおろしたりして、にんにくを傷つけることで発生します。

アリシンは強い抗菌作用や抗酸化作用を持ちます。また、エネルギー代謝に深く関わるビタミンB1の吸収を高めるので、疲労回復を助けると言われています。そのほか、血液をサラサラにして血行をよくしたり、循環器系の機能をサポートする役割もあるんですよ。

ただし、生にんにくを大量に食べると胃腸への刺激が強いので、摂りすぎには注意してくださいね。

主要な栄養価はこちら

にんにく100gに含まれる主な栄養価は以下の通りです。

  • エネルギー  129kcal

  • たんぱく質  6.4g

  • 脂質     0.9g

  • 炭水化物   27.5g

  • 食物繊維   6.2g

  • カリウム   510mg

  • リン     160mg

  • ビタミンB6  1.53mg

※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

注目の栄養素をチェック!

強い抗菌作用や抗酸化作用を持つにんにく。さまざまな栄養素を含んでいますが、特に注目したいのが以下の2つです!

リン

リンはミネラルの一種で、健康な骨や歯を作る働きがあります。また、体を動かすエネルギーの生成をサポートしたり、細胞のphバランスを正常にキープするなど、健康な体を維持するために必要な栄養素です。

ビタミンB6

にんにくにはビタミンB6が含まれています。ビタミンB6は、たんぱく質をエネルギーに変換する働きがあるだけでなく、筋肉や血液、皮膚、粘膜の生成にも密接に関係する栄養素です。

葉酸

葉酸はビタミンのひとつで、赤血球の生成をサポートして造血を促します。また、体内の細胞を作ったり修復したりするはたらきもあります。水溶性ビタミンであるため、一度にたくさん摂取しても体の中に貯めておけないので、継続して摂取することが必要です。胎児の発育に深く関わる栄養素なので、妊娠中の方は積極的に摂取したい栄養素でもあります。

おいしいにんにくの選び方

新鮮でおいしいにんにくを選ぶポイントは以下の4つです。

コロンと丸い形をしていて、実が固い

まずは、にんにくの形をチェックしてみましょう。全体的にふっくらと丸みを帯びているものが良品です。また、実の部分を軽く指で押してみて、しっかりとした固さを感じるものがみずみずしくて新鮮ですよ。形が歪んでいたり、実がやわらかいものは避けてくださいね。

ずっしりとした重みを感じる

にんにくを手に持ったとき、大きさのわりに重さを感じたら鮮度のいい証拠です。軽いものは実の水分が抜けているので、おいしさが損なわれている可能性が高いですよ。

一片一片が茎にくっついていてすき間がない

にんにくの一片一片が茎から離れていたり、すき間が開いているものは、収穫から時間が経ち乾燥しているので、茎にしっかりとくっついてすき間がないものを選ぶようにしましょう。

芽が出ていない

芽が出ているものも、収穫から時間が経ち長く保管されていた可能性があるので、芽が出ているものは避けてくださいね。

おいしいにんにくを選んで味わおう!

にんにくに含まれる栄養素と、おいしいにんにくの選び方についてご紹介しました。にんにくはおいしいだけでなく、抗菌作用や抗酸化作用を持ち、疲労回復にも関わる食材だということが分かりましたね。

クラシルでは、にんにくの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

人気のカテゴリ