夏野菜の代表格「ピーマン」。スーパーでは数個まとめて袋に入った状態で販売されていますよね。旬の時期は価格も安くなり、大量に購入する方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ピーマンをおいしく長持ちさせるための保存方法を常温、冷蔵、冷凍に分けてご紹介します。覚えておけば役に立つこと間違いなしですよ!
【写真で解説】おいしく長持ち!ピーマンの保存方法とは?便利な冷凍方法も
- 目次
- 保存のポイントは「個装して傷みを防ぐ」
- ピーマンを常温で保存する方法(冬期推奨)
- そのまま常温保存
- ピーマンを冷蔵で保存する方法
- そのまま冷蔵保存
- カットして冷蔵保存
- ピーマンを冷凍で保存する方法
- 生のままカットして冷凍保存
保存のポイントは「個装して傷みを防ぐ」
ピーマンを買ってきた後、袋に入ったままの状態で冷蔵庫に入れると水分が抜けてしわしわになってしまいます。また、一つの袋に入れておくと傷みが移るので、個装して保存するのがポイントです。
水分が残っている場合は、そのままにしておくと傷みの原因になるので、水分を拭き取ってから保存するようにしましょう。
ピーマンを常温で保存する方法(冬期推奨)
それではさっそく、ピーマンの保存方法を確認していきましょう。まずは、常温保存からご紹介します。これは気温の低い、冬の時期におすすめしたい方法です。春先から夏場に保存したいときには向いていない方法なので、気をつけてくださいね。
そのまま常温保存
①1個ずつキッチンペーパーで包んでから、まとめて新聞紙などの紙に包む
②風通しがよく温度が低めの場所(適温は7~10℃)で保存する
【ポイント】
- ピーマンの保存に適している温度は7~10℃なので、冬場なら常温での保存が可能です。
- 1個ずつキッチンペーパーで包むことで、ピーマン同士が直接触れ合わずに済むので、傷みにくくなります。
ピーマンを冷蔵で保存する方法
冬の時期以外は、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。また、ピーマンを買ってきてからすぐ使う予定がある場合も冷蔵保存しておくとよいでしょう。
そのまま冷蔵保存
①ピーマンを1個ずつキッチンペーパーで包む
②ポリ袋に入れて軽く口を閉じる
③冷蔵庫の野菜室で保存する
【ポイント】
- ピーマンはエチレンガスが出やすい野菜です。ポリ袋をきつく閉めるとそのガスが充満して熟成が促進されてしまい、傷みの原因になります。ピーマンを入れたら、ポリ袋は口が少し開くくらいにゆるく閉じましょう。
- 常温保存と同じく、1つずつキッチンペーパーで包むことで傷みにくくなります。
カットして冷蔵保存
①ピーマンを水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取る
②使いやすい大きさにカットする
③ジッパー付き保存袋に入れて空気を抜き保存する
【ポイント】
- 傷みの原因となるため、水分はしっかりと拭き取りましょう。
- 細切りや乱切りなど、使う料理に合わせてカットしておくとすぐに使えて便利ですよ。
- カットしたピーマンはなるべく早めに使い切るようにしてください。
ピーマンを冷凍で保存する方法
使いかけのピーマンや大量にあって保存に困ったときなどは、炒め物用、チャーハン用など用途別に分けて冷凍保存しておくと、お弁当やランチにも役立ちますよ。
ピーマンを冷凍保存する場合は、生のまま保存する方法と加熱してから保存する方法の2種類があります。以下で確認してみましょう。
生のままカットして冷凍保存
①ピーマンを水で洗い、使いやすい大きさにカットする
②キッチンペーパーで水分をしっかりと拭き取る
③平らになるように冷凍用保存袋に入れて密封する
【ポイント】
- カットして冷蔵保存するときと同じく、水分がついているままだと傷みの原因になるため、しっかりと拭き取りましょう。
- ピーマンはなるべく重ならないように入れると傷みにくくなりますよ。
- ラップなどで小分けにしておくとより使いやすくなるのでおすすめです。
加熱してから冷凍保存
①ピーマンを水で洗い、用途に合わせた大きさに切る
②軽くゆでるか、油で炒める
③しっかりと冷まし、余分な水分をキッチンペーパーで拭き取る
④平らになるように冷凍用保存袋に入れて密封する
⑤冷凍庫で保存する
【ポイント】
- 保存性を高めるには一度加熱してから冷凍するのがおすすめです。
- 軽く加熱することで、ピーマンに含まれる酵素を破壊して腐敗の進行を遅らせることができます。
冷凍したピーマンの活用方法
冷凍したピーマンは解凍せずにそのまま炒め物や煮物、スープなどに使用できます。解凍する必要がないのでとっても便利ですよ!
ただし、おひたしや和え物に使う場合は、電子レンジで解凍するか、サッとゆでるなど、必ず火を通してから使用するようにしてくださいね。
ピーマンを加熱する際の注意点
ちなみに、ピーマンは加熱する際に気をつけたいポイントがあります。
ゆでる場合は、水からゆでると切り口の断面からビタミンCが流出してしまうので、熱湯からゆでましょう。軽く火が通る程度で問題ありません。
また、栄養素を逃さないためには、炒めるか電子レンジで加熱するのがおすすめですよ。その際も、加熱しすぎると食感を損なうので注意しましょう。
用途に合わせてピーマンと正しく保存しよう!
今回は、ピーマンを長持ちさせる保存方法を常温、冷蔵、冷凍に分けてご紹介しました。ピーマンは新鮮なうちに使い切るのがおすすめですが、カットしてから冷凍保存しておくと時間がないときでもさっと使えて便利ですよ。クラシルでは、ピーマンの大量消費レシピも別の記事でご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。