大人も子どももみんな大好きな「カレー」。人気のメニューだからこそ、簡単によりおいしく仕上げたいですよね!そこで今回はりんごやソースなど、いつものカレーがもっとおいしくなる「カレーの隠し味におすすめの食材」をご紹介します。カレーに隠し味を入れるときのコツや、隠し味を使った絶品カレーレシピも必見ですよ!
隠し味がポイント!おすすめのカレーレシピをご紹介
- 目次
- 少し入れるだけでぐっとおいしくなるカレーの隠し味
- 隠し味を入れるときのコツ
- カレーの隠し味におすすめの食材10選
- はちみつ
- ヨーグルト
- コーヒー
- チョコレート
- ソース
少し入れるだけでぐっとおいしくなるカレーの隠し味
「隠し味」とは目立たない程度に少量加え、料理全体の味を引き立たせる食材のこと。 カレールーを使って作るカレーはそのままでも十分おいしいですが、よりおいしく、自分好みの味つけにしたい場合には隠し味を加えるのがおすすめです。さまざまな調味料を隠し味に使うことで、甘みや辛味だけでなく、コクやまろやかさもプラスされ、いつもとひと味違うカレーを作ることができますよ。
隠し味を入れるときのコツ
カレーに隠し味を入れるときは、入れる分量が重要になります!入れすぎるとカレー本来の風味が損なわれ、全体の味のバランスが崩れてしまうため、最初は少量加え、味見をしながら少しずつ足していくのがコツです。
特にカレールーを使ったカレーに塩分のある調味料などを隠し味として加える場合は、そのままだと味が濃くなりがちなので、隠し味を加える分いつもよりルーを少なめにするなど調整するとよいでしょう。少し味が薄いと感じたら、塩などで少しずつ味を整えるとおいしく仕上がりますよ。
また、ほかの食材との相性やカレーのタイプを考えながら使うのも大切です。例えば、洋風のカレーには赤ワイン、和風のカレーにはみそなど、相性のよいものを選ぶのも隠し味を加えておいしく仕上げるポイントになります。
カレーの隠し味におすすめの食材10選
さてここからは、カレーの隠し味におすすめの食材10種類をご紹介します。ご家庭にある食材で、簡単に取り入れやすいものをピックアップしました。それぞれの隠し味の特徴をまとめているので、ぜひ使うときの参考にしてみてくださいね。
はちみつ
カレーに甘みを加えたいときには、はちみつがおすすめです。まろやかな甘みとコクがあり、カレーのスパイスを引き立てる効果もあります。どんなタイプのカレーにも馴染みやすいので、初心者の方にもぴったり!ただし、はちみつはとろみをなくしてサラサラにしてしまう作用があるので、入れるタイミングには注意しましょう。水を入れるタイミングで一緒に加えて、沸騰した後20分以上煮込むのがコツです。
ヨーグルト
インドカレーでは定番の隠し味のひとつ。カレーにヨーグルトを加えることでまろやかさが生まれ、コクがありつつもさわやかな後味を楽しめます。スパイスとの相性も抜群ですよ! バターチキンカレーなどを作る場合は、カレーに入れる肉をヨーグルトに漬け込んで下味をつけるのもおすすめです!
コーヒー
少し意外に思うかも知れませんが、インスタントコーヒーも隠し味に使うことができます。コーヒーの苦味が加わることで深みのある大人な味わいに仕上がりますよ。入れすぎると苦味が強くなってしまうので、少量ずつ加えてみてくださいね。
チョコレート
隠し味に板チョコを加えると、奥行きのある味わいが楽しめます。カカオの苦味と風味、適度な甘みがカレーと好相性!長時間煮込まなくてもコク深い味わいのカレーに仕上がりますよ。仕上げに1片ずつ加えて味見をしつつ味を整えましょう。また、カレーに加えるチョコレートは苦味が程よい、ビターチョコレートを使うのがおすすめです。
ソース
煮込むときにソースを加えることで旨みやフルーティーな甘みが効いたカレーに!中濃ソースやウスターソースには野菜や果物、スパイス類のおいしさが凝縮されているので、少し加えるだけでもぐっと深みのある味わいに仕上がります。
バター
バターチキンカレーでもおなじみのバター。隠し味に使うことで、豊かなコクと香り、まろやかさがプラスされます。本場インドでは「ギー」という、無塩発酵バターを煮詰めて作られる濃厚なバターが使われます。バターを隠し味で使う場合は、香りと風味を活かすため、仕上げに加えるのがポイントです。
ジャム
ジャムを隠し味に入れると、カレー全体がフルーティーで濃厚な味わいに!インドでは、野菜や果物にスパイスを加えて漬けたり煮込んだりして作られる「チャツネ」を加えますが、ジャムでも似たようなおいしさが楽しめます。ジャムの種類によって甘みや酸味の強さが異なるので、お好みに合わせて選んでみてくださいね。
赤ワイン
ビーフシチューなど煮込み料理の隠し味として定番の赤ワイン。カレーに入れるとフルーティーなおいしさと渋みや旨みがプラスされ、高級感のある味わいになります。肉との相性も抜群ですよ!
赤ワインは調理中にしっかりと煮詰めてアルコール分を飛ばすのがおいしく仕上げるコツです。入れすぎると酸味が強く出てしまうので注意してくださいね。
オイスターソース
牡蠣の旨みたっぷりのオイスターソースを入れたカレーは深みと奥行きのある味わいが特徴!カレーに加えると凝縮された牡蠣のエキスと塩気でコクのある味わいに仕上がります。とくにシーフードカレーとの相性が抜群です!味が濃い調味料なので、少しずつ加えながら調整しましょう。
ナンプラー
タイカレーなどエスニックカレーの隠し味によく使われるナンプラー。魚介の旨みが効いた独特の風味が深みとコクをプラスしてくれますよ。後味がさっぱりとしていて、さわやかな仕上がりに!レモンやパクチー、ココナッツミルクなどの食材とも好相性です。
隠し味を駆使した絶品カレーレシピをご紹介!
さまざまな隠し味に使える食材の特徴がわかったところで、ここからは隠し味を駆使した絶品カレーのレシピをご紹介します。ぜひ、お好みのカレーを作ってみてくださいね!
手間ひまかけて美味しい 牛すじカレー
おもてなしにもぴったり!濃厚なコクが魅力の牛すじカレーのレシピです。牛すじ肉を使うだけでも十分旨味たっぷりのカレーに仕上がりますが、このレシピでは隠し味にオイスターソースやしょうゆを使って、よりコク深く濃厚な味わいに仕上げました。ケチャップやはちみつの甘みも効いた、あと引く味わいですよ!牛すじは丁寧に下処理することで、臭みがなくとろけるようなおいしさをお楽しみいただけます。
隠し味たっぷり ポークカレー
さまざまな隠し味を加えたポークカレーをご紹介します。一見オーソドックスなカレーのようですが、一口食べればクミンやコリアンダーなどのスパイスが効いた深みのある味わいに驚きますよ!このレシピでは、はちみつや牛乳を加えてまろやかさをプラス。さらに、ソースやケチャップのフルーティーな味わいも加わって風味豊かなカレーに仕上がっています。具沢山でボリュームも満点の一品です!
チョコレートが隠し味 コクうまビーフカレー
旨みたっぷりの牛もも肉を使った豪華なビーフカレーはいかがでしょうか?このレシピではチョコレートを隠し味に使いました。カカオの香りとほのかな苦みで深みのある味わいに!チョコレートで甘みが強くなる分、いつもより少し辛めのルーで作るのがおすすめです。
隠し味で美味しいシーフードカレー
定番から変わり種まで、さまざまな隠し味を加えたひと味違うシーフードカレーのご紹介です。シーフードミックスやブラウンマッシュルームの旨みが溶け出したカレーに、生クリームを贅沢に加えてまろやかに仕上げています。マーマレードジャムのフルーティーな味わいやピーナッツバターの香ばしい風味など、さまざまな隠し味があいまって絶品!おかわり必至のおいしさです。
スパイスたっぷり チキンヨーグルトカレー
スパイシーかつまろやかな味わいを楽しめる、チキンヨーグルトカレーのレシピをご紹介します。隠し味にヨーグルトを加えることで辛味が抑えられマイルドな口当たりに。コクがありながらもさわやかな後味で最後までおいしく召し上がれます。辛さが控えめなので、辛いものが苦手な方でも食べやすい一品です。辛いものがお好きな方は、チリペッパーなどを加えて作ってみてくださいね。
ナンプラーが隠し味 エビのスパイスカレー
エビの旨味とスパイスの香りがクセになるエスニックカレーです。生クリームでまろやかに仕上げたカレーソースは、マイルドな辛味でやみつきになるおいしさ!魚介類と相性のよいカルダモンやトマトの酸味、隠し味のナンプラーによってさわやかな味わいに仕上がっています。カレールーを使わなくてもスパイシーで旨味たっぷりのカレーが楽しめるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
りんごとセロリのキーマカレー
りんごの甘みとセロリのさわやかな風味が効いたキーマカレーをご紹介します。芳醇な香りの赤ワインとまろやかな甘みのはちみつが隠し味!カレールーにクミンとカレー粉を追加することで、スパイシーな味わいに仕上がります。小さく切った具材やひき肉を使っているので、煮込み時間が短いのもうれしいですね。
隠し味を使いこなして理想のカレーに近づけよう
いかがでしたか?今回はカレーの隠し味を入れる際のコツや隠し味に使えるさまざまな食材に加え、隠し味を使った絶品カレーレシピをご紹介しました。ご家庭によくある調味料などを隠し味として使うことで、いつものカレーをもっとおいしく仕上げることができます。ぜひ今回ご紹介した隠し味を駆使して、絶品カレーを作ってみてくださいね。
クラシルでは、さまざまなカレーレシピをご紹介しています。そちらもぜひ、参考にしてみてください。