最終更新日 2023.6.6

和菓子について知ろう!種類や特徴、歴史を解説!

和菓子について知ろう!種類や特徴、歴史を解説!

日本に古くより伝わる伝統菓子「和菓子」。実は、含まれる水分の割合によって、生菓子と半生菓子、干菓子の3種類に分けることができるんです!そこで今回は、意外と知らない和菓子の特徴のほか、種類や歴史について解説します。記事後半ではおうちでも簡単に作れるおすすめレシピもご紹介!ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • 和菓子とは
  • 和菓子の歴史
  • 和菓子の種類
  • 生菓子(水分含有率30%以上)
  • 半生菓子(水分含有率10~30%)
  • 干菓子(水分含有率10%以下)
  • 意外と簡単!和菓子のおすすめレシピ
  • 炊飯器でつくる 2色おはぎ

和菓子とは

和菓子とは、日本の伝統的なお菓子の総称のことです。

一般的に、米や麦、豆類といった植物性の食材を使うのが特徴で、ふんわりやさしい甘みと上品な風味を楽しむことができます。

さらに、春は桜もち、夏は水ようかん、秋は栗まんじゅう、冬はうぐいすもちといったように、見た目や味わいなどで四季折々の美しさを感じられるのも、和菓子の魅力のひとつ!

和菓子は、春、夏、秋、冬と4つの季節を持つ、日本だからこそ生まれたお菓子なのです。

和菓子の歴史

和菓子の歴史は古く、その原型が誕生したのは、なんと縄文時代のころ。諸説ありますが、細かく砕いたくだものや木の実を丸めた「団子のようなもの」が起源だといわれています。

これが日本の伝統文化のひとつ「茶の湯」や、中国の「唐菓子」、ポルトガル、スペインなどからもたらされた「南蛮菓子」などの影響を受けながら「和菓子」へと発展していくのです。

ちなみに、一般市民が和菓子を日常的に食べられるようになったのは、江戸時代に入ってからなのだとか。砂糖の輸入量が増加したのをきっかけに、日本中に広まったのだそうです。京都を代表する「京菓子」をはじめ、現代でも親しまれている和菓子の多くは江戸時代に生まれたとも言われているんですよ。

和菓子の種類

ひとことで「和菓子」と言っても、その種類はさまざま!一般的に和菓子は、含まれる水分の割合によって大きく「生菓子」と「半生菓子」「干菓子」の3種類に分けることができます。

さっそく、それぞれの特徴などをチェックしてみましょう。

生菓子(水分含有率30%以上)

水分の含有率が30%以上の和菓子を、分類上「生菓子」と呼びます。あんこやおもちを使ったものが多く、消費期限は短め。水分がしっかり含まれているため、しっとりとした口当たりを楽しめます。

・生菓子に分類される代表的な和菓子

おはぎ、大福、どら焼き、だんご、カステラ、ういろう、あんみつ、ぜんざい、ようかん、ぎゅうひなど

半生菓子(水分含有率10~30%)

水分量が10~30%の和菓子は「半生菓子」に分類されます。ようかんやぎゅうひは、作り方によって水分含有率が変わるため、生菓子に分類されることもあれば半生菓子に含まれることもあります。

・半生菓子に分類される代表的な和菓子

もなか、甘納豆,栗きんとん、きびだんご、ようかんなど

干菓子(水分含有率10%以下)

「干菓子」は水分量が10%以下と低いため、生菓子や半生菓子よりも食感は軽やか。日持ちするので、長く楽しみたいときにもおすすめです。

・干菓子に分類される代表的な和菓子

かりんとう、あられ、おかき、ちとせあめ、金平糖、雷おこし、八つ橋、せんべいなど

意外と簡単!和菓子のおすすめレシピ

和菓子の特徴などについて確認したところで、ここからはおすすめの和菓子レシピをご紹介します。おはぎや栗ようかん、みたらし団子などおうちでも簡単に作れるレシピを幅広くピックアップしました。初めて和菓子を作るという方も、気軽に挑戦してみてくださいね。

炊飯器でつくる 2色おはぎ

蒸し器がなくても大丈夫!炊飯器を使って簡単に作れる、おはぎのご紹介です。ポイントは、もち米にお米を混ぜ、一緒に炊き上げること!おもちが固くなりづらくなり、時間が経ってもおいしくいただくことができます。お彼岸のお供えものやおもてなしに、ぜひお試しくださいね。

おうちで簡単栗ようかん

おうちで作るのは難しそうな栗ようかんですが、意外と簡単に作れるんです!火にかけながら混ぜ合わせた材料を型に入れ、冷やし固めるだけで口当たりなめらかな栗ようかんができあがります。栗をたっぷり加えられるのも手作りならでは!ぜひ作ってみてくださいね。

芋ようかん

裏ごし不要!フードプロセッサーを使って手軽に作れる、芋ようかんのご紹介です。ひと口食べればさつまいもの濃厚な甘みが口いっぱいに広がる、リピート間違いなしのおいしさ!覚えておけば、余ったさつまいもを消費したいときにも役立ちます。ぜひお試しくださいね。

手作り桜もち

おうちで手軽に作れる、関東風桜もちはいかがでしょうか。ポイントは、白玉粉の配合を多くすること!もっちりとした弾力が加わり、ワンランクアップしたおいしさに仕上がります。見た目も華やかなので、おもてなしにもおすすめです。

練り切りで作るお花

かわいらしい見た目がたまらない、お花モチーフの練り切りをご紹介します。このレシピでは赤と黄色の食紅で色づけしましたが、お好みの色を加えたり、白い生地を混ぜ合わせてマーブル模様に仕上げればアレンジも広がりますよ。ぜひお試しくださいね。

さつまいもきんつば

やさしい甘みのさつまいもあんにもちもちの薄皮を絡めて、味も見た目も大満足な一品に仕上げました。おいしいのはもちろん、混ぜて焼くだけで簡単に作れるのもうれしいポイント!いつもとひと味違うきんつばを楽しみたいときにもおすすめの一品です。

おやつに!みたらし団子

今日のおやつに、みたらし団子を作ってみませんか?もちもちのお団子にあまじょっぱいみたらしタレをたっぷりかけて、とろーり濃厚な味わいに仕上げました。難しい工程もなく簡単に作れるので、お菓子作り初心者の方にもぴったりですよ!

あんこのシンプルどら焼き

簡単に作れて味も見た目も大満足!和菓子の定番、どら焼きのご紹介です。ふんわりしっとりした生地につぶあんの甘みがよく合い、あと引くおいしさですよ。普段のおやつやおもてなしのお茶菓子に、ぜひ作ってみてくださいね。

もちもち こしあんういろう

ボウルで混ぜ合わせた材料を電子レンジで加熱し、冷やし固めるだけ!もっちり弾力のある生地にこしあんのやさしい甘みがよくなじみ、シンプルながらも奥深い味わいに仕上がります。温かいお茶と一緒に、癒しのひとときをお過ごしくださいね。

電子レンジで作る 塩豆大福

電子レンジを使って手軽に作れる簡単レシピですが、味は絶品!ほんのりやさしい塩気があんこの甘みを引き立て、ついつい手が止まらなくなりますよ。もちもちの求肥とほくほくのえんどう豆、食感のコントラストも併せてお楽しみくださいね。

おうちで手作りしっとりカステラ

実は和菓子として分類されるカステラ。 ふわふの食感と、ほどよい甘さがとてもおいしいですよね。しっかりとコツを抑えることでも、おうちで作ることができますよ。ぜひおうちで挑戦してみてくださいね。

手作り黒みつでシンプルあんみつ

寒天だけでなく、黒蜜も手作りで作るあんみつはいかがでしょうか。風味豊かな黒糖から作る黒蜜は、さっぱりした寒天と相性抜群!お好みのフルーツやアイスクリームなどをトッピングしていただくのもおすすめです。

やさしい味わい!おうちで和菓子を作ってみよう

四季折々の美しさがぎゅっと詰まった日本の伝統菓子「和菓子」。一見手間がかかりそうですが、使うのは米や麦、豆類など身近な材料ばかりなので、おうちでも意外と簡単に作ることができます。

この機会にぜひレパートリーに取り入れて、お菓子作りの幅を広げてみてくださいね。

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