最終更新日 2023.3.30

中秋の名月に飾りたいお月見団子!基本のレシピからアレンジまで

中秋の名月に飾りたいお月見団子!基本のレシピからアレンジまで

十五夜に月見団子が飾られるのはなぜ?

十五夜は中秋の名月ともいわれていて、満月がもっともきれいに見える日です。十五夜に月見団子を飾る風習は日本のものと思われますが、実をいうと発祥は中国であり、中国ではお団子ではなく月餅が飾られていたんですよ。日本でお月見が行われるようになったのは、平安時代といわれています。当時満月は「豊作の象徴」とされていたことから、満月の夜には収穫した里芋と一緒にススキなどが添えられていました。このことから十五夜の月は「芋名月」と呼ばれています。

今の月見団子が供えられるようになったのは、江戸時代のころからで、その年にたくさんの米が収穫できた事に感謝して、米粉を丸めて団子にしたのが始まりといわれています。この月見団子は関東では山のように積み上げるのが主流ですが、関西では里芋の形に模した白玉を、あんこで包んだものを平たく並べるのが主流なんですよ。ここからは月見団子の基本レシピと、アレンジレシピをご紹介します。

まずは基本の月見団子の作り方

まずはじめに団子粉を使った月見団子です。ボウルに団子粉を入れたら、水を少しずつ加えて練っていきます。耳たぶくらいの固さになったら15等分して丸めます。後は沸騰したお湯でゆでて、冷水にさらして冷ましたら出来上がりです。とても簡単なので、お子さまと一緒に作っても楽しそうですね。

柔らかくておいしい!豆腐で作る月見団子

団子粉と豆腐を混ぜるだけでできるとてもお手軽な月見団子です。絹豆腐を使っているので柔らかく、時間がたっても固くなりにくいですよ。仕上げはしょうゆとみりん、砂糖に片栗粉でとろみをつけてみたらしあんをつくり、月見団子にかけましょう。ほんのりカラメル色の月見団子は、お月見の夜にぴったりでとてもきれいですよ。ぜひ作ってみてください。

ほっこりカボチャで作る!おやつにもなる月見団子

こちらはクラシルでも大変人気のある月見団子のレシピです。白玉団子にカボチャペーストを混ぜ込んで、かわいい黄色の団子に仕上げます。もちもちでカボチャの優しい甘みの月見団子は、クリーム、あづき、黒蜜、きなこの和風トッピングと相性ぴったり!そのおいしさに思わず笑顔がこぼれますよ。お好みでフルーツをトッピングしても華やかですね。

関西風!里芋の形をしたアンコのせ月見団子

関東での月見団子は、お団子を山のように積み上げてお供えするのが主流です。しかし、関西の月見団子はまるい形の団子ではなく、里芋の形をした月見団子にアンコをのせたものが主流です。こちらのレシピでは、白玉粉に絹豆腐を加えて作るのでとても柔らかく仕上がります。こしあんは、ラップの上に塗るようにしてから、白玉団子を包むときれいに包めますよ。ぜひお試しください。

とろーりチーズがたまらない!もっちり月見団子

最後にご紹介するレシピは、つくねの中にピザ用チーズとお餅を入れて作る、変わり種月見団子です。つくねをお箸で割ったときに、とろーり流れ出すチーズとお餅のもちもち感が絶品です。めんつゆとみりんで作った甘辛いタレに絡めるので、よく冷えたビールや日本酒のおつまみとしてもおすすめですよ。つくねには卵黄をつけてお召し上がりください。

手軽に作れる月見団子をお子さまと一緒に作ろう!

いかがでしたか?つきに見立てた月見団子をお供えすることで、つきに米の収穫を感謝する行事「十五夜」。そんな月見団子は意外にも簡単に作れて、アレンジ次第でさまざまな味わいが楽しめることがわかりましたね。月見団子はスーパーでも販売されていますが、一年に一度のことですから、ぜひお子さまと一緒にお団子をこねて作ってみませんか?この機会にぜひいろいろなアレンジ月見団子ををお楽しみくださいね。

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