ころんとかわいらしい見た目と甘酸っぱい味わいが魅力の「フランボワーズ」。ケーキやタルトのトッピングなどでおなじみの果実ですが、ラズベリーとの違いなど意外と知らないことも多いのではないでしょうか?そこで今回は、フランボワーズとラズベリーの違いを解説!さらに記事後半では、おすすめレシピもご紹介します。
「フランボワーズ」と「ラズベリー」実は一緒だった?特徴やレシピをご紹介!
- 目次
- フランボワーズとは?
- 実は一緒?フランボワーズとラズベリーの違い
- ほかのベリーとの違いもチェック
- ストロベリー
- ブルーベリー
- クランベリー
- ブラックベリー
- 見た目も華やか!フランボワーズを使ったおすすめレシピ
フランボワーズとは?
「フランボワーズ」とは、バラ科キイチゴ属に属する果実のことを指します。
タルトやケーキの上にブルーベリーなどと一緒にトッピングされている粒々の赤い実といえば、ピンと来る方も多いかもしれませんね。
一見、1~2センチほどの小ぶりの果実に見えますが、実はこれはさらに小さな実が集まってできたもの。プチプチッと弾けるような食感を感じられるのは、無数の小さな粒が弾けているからなんですよ。
そんなフランボワーズの特徴は、小粒でかわいらしい見た目と甘酸っぱい味わい。バラ科に属するだけあって、薔薇のように上品で気品のある香りを楽しむことができます。
そのままいただくのはもちろん、キュートな見た目を活かしてスイーツのトッピングに使ったり、ひと手間加えればジャムやコンフィチュール、ジュース、リキュールなど幅広い料理にアレンジできるのもうれしいポイント! 特にフランス料理との相性は抜群で、マカロンやタルト、ムースといったスイーツのほか、肉や魚料理のソースに使うこともあるそうです。
ちなみに、フランボワーズは暑さに弱いため、日本での主な産地は北海道や秋田県、長野県などで、6月から9月にかけて旬を迎えます。
とはいえ国内に流通しているフランボワーズのほとんどはアメリカやヨーロッパなど海外から輸入しているもので、国内での生産はごくわずかなのだとか。
とはいえ国内に流通しているフランボワーズのほとんどはアメリカやヨーロッパなど海外から輸入しているもので、国内での生産はごくわずかなのだとか。長期保存できるよう冷凍加工された海外産フランボワーズなら、市場でも一年中見かけることができます。解凍すればすぐに使えるものばかりなので、見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
実は一緒?フランボワーズとラズベリーの違い
「フランボワーズ」と見た目や使い方がよく似ている果実に「ラズベリー」があります。これら2つには一体どのような違いがあるのでしょうか。
実は「フランボワーズ」と「ラズベリー」は全く同じもの!
- フランス語では「フランボワーズ(framboise)」
- 英語では「ラズベリー(raspberry)」、
- 和名では「ヨーロッパキイチゴ」や「西洋キイチゴ」
というように、言語によって呼び方が異なるだけなのです。
少しややこしく感じることもあるかもしれませんが、レシピに「フランボワーズ」や「ラズベリー」とだけ書かれている場合もあるので、覚えておくと役立ちますよ。
ほかのベリーとの違いもチェック
先程、「フランボワーズはラズベリーと同じもの」とお伝えしましたが「ベリー」とつく果実がいくつか存在します。
以下で、スーパーなどでも見かける代表的なベリーとつく果実の特徴や、フランボワーズとの違いをご紹介します。
ストロベリー
日本でも大人気の果物「いちご」のこと。フランボワーズよりも酸味が控えめなので食べやすく、フレッシュな味わいを楽しむことができます。盛んに品種改良がおこなわれているため品種が非常に多く、その数なんと約300種類以上!数ある品種の中でも特に有名なのは「紅ほっぺ」や「とちおとめ」などで、スーパーでもよく見かけることができます。
ブルーベリー
「ブルーベリー」という名前の通り、鮮やかな青い色が特徴の果実です。使い方はフランボワーズとほとんど同じで、スイーツのトッピングやジャム、ソースなど。場所も取らず育てやすいことから、家庭菜園にも人気があります。
クランベリー
北米や北欧などでは定番の果実として親しまれている「クランベリー」。見た目こそフランボワーズによく似ていますが、酸味やえぐみが強いため、ジャムやコンフィチュール、ドライフルーツなどに加工してからいただくのが一般的です。
ブラックベリー
「ブラックベリー」は、フランボワーズと同じくバラ科キイチゴ属に属する果実です。フランボワーズのように小さな実がたくさん集まってひとつの果実となりますが、見た目は真っ黒。若干の渋みと苦みがあるため、ジャムなどに加工するとおいしくいただけます。
見た目も華やか!フランボワーズを使ったおすすめレシピ
フランボワーズの特徴やラズベリーとの違いを確認したところで、ここからはフランボワーズを使った、おすすめのスイーツレシピをご紹介します。
先ほどご説明した通り、「フランボワーズ」と「ラズベリー」は同じものという点には気を付けてくださいね。
ラズベリーのトゥンカロン
韓国語で「太ったマカロン」という意味の「トゥンカロン」は、その名の通り、ぽっちゃりとした見た目が特徴の韓国風マカロンのことです。このレシピではピンクのマカロンにたっぷりのガナッシュとラズベリーを一粒挟み、見た目も華やかな一品に仕上げました。ホームパーティなどにもぴったりなので、ぜひお試しくださいね。
パーティにぴったり ラズベリーのミラーケーキ
鏡のようにきらきらと輝く見た目がたまらない、ラズベリーのミラーケーキのご紹介です。中のラズベリーゼリーとレアチーズが相性抜群で、意外にもさっぱりといただけます。作るのに少し手間がかかる分、完成したときの喜びはひとしお!おもてなしやホームパーティーのデザートに、ぜひ作ってみてくださいね。
ピンク色がかわいいラズベリーティラミスケーキ
黒と赤、2色のコントラストに思わず目を奪われる、ラズベリーティラミスケーキのご紹介です。ココアクッキーで作った真っ黒なボトム生地に真っ赤なラズベリーティラミスをのせて、味も見た目も大満足な一品に仕上げました。インパクト抜群な見た目ながら、意外と簡単に作れるのもうれしいポイントです。
イタリアンスイーツ カッサータ
混ぜて冷やし固めるだけの簡単レシピですが、味は絶品!生クリームとリコッタチーズの濃厚なコクにドライフルーツの酸味、ナッツの食感がよく合い、クセになるおいしさですよ!美しい見た目とひんやりなめらかな口どけも併せて、ご堪能くださいね。
ラズベリーとチョコレートのマフィン
今日のおやつに、ラズベリーとチョコレートのマフィンはいかがですか?ラズベリーの甘酸っぱさとチョコレートの甘みのバランスが抜群で、後引くおいしさに仕上がっています。ホイップクリームやフルーツなどをトッピングするとアレンジも広がりますよ!ぜひお試しくださいね。
ラズベリーとホワイトチョコのマフィン
続いてもラズベリーマフィンのご紹介ですが、このレシピではホワイトチョコレートを組み合わせました。作り方はとても簡単で、ボウルで材料を混ぜ合わたら型に流し込み、オーブンでこんがり焼き上げるだけ!甘酸っぱいラズベリーとホワイトチョコの濃厚な甘みも相性抜群で、一度食べたらやみつきになるおいしさですよ!
フランボワーズをスイーツや料理に取り入れよう
いかがでしたか?今回は、フランボワーズの特徴やラズベリーとの違い、おすすめレシピなどをご紹介しました。
フランボワーズとラズベリー、違いがわからず混乱してしまいがちですが、果実自体は全く同じもの!フランス語だと「フランボワーズ」、英語なら「ラズベリー」と言語によって呼び方が異なるだけなのです。
生のものはなかなか見かけることがないかもしれませんが、冷凍のものであれば手に入りやすいので、ぜひ日々のおやつや料理に取り入れてみてくださいね!