最終更新日 2024.11.22

長ネギの“青い部分”は食べられる?栄養はあるの?【おすすめの活用方法とは】

長ネギの“青い部分”は食べられる?栄養はあるの?【おすすめの活用方法とは】

薬味や鍋もの、炒めものなどさまざまな料理に使える「長ねぎ」。白い部分を使うことが多く、青い部分は捨ててしまっている方も多いかもしれませんが、実は青い部分も活用できるんです!今回は、意外と知られていない長ねぎの青い部分の魅力をご紹介します。おすすめの使い方や絶品レシピも必見ですよ!ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • 長ねぎの青い部分は食べられる?
  • 長ねぎにはどのような栄養素が含まれている?
  • 白い部分にない栄養素にも注目!
  • 硫酸アリル
  • βカロテン
  • 青い部分はどんな味わい?
  • 青い部分はどうやって使う?おすすめの調理法
  • 薬味として使う

長ねぎの青い部分は食べられる?

料理に使うことの多い長ねぎ。ほぼ毎日使うというご家庭もあるのではないでしょうか。そんな長ねぎには、白い部分と青い部分がありますが、鍋や炒め物、薬味としてよく使うのは白い部分ですよね。青い部分は、スーパーによっては短く切られていることもあり、食べられない部分だと思っている方もいるかもしれません。

しかし実は、白い部分と青い部分はどちらもねぎの葉の部分にあたり、すべて食べることができるんですよ!

色が違う理由は日の当たったところだけが青くなるためで、白い部分は土に埋まっているので日が当たらず、青くならないのです。

長ねぎにはどのような栄養素が含まれている?

まずは、長ねぎ(100gあたり)に含まれる栄養素を確認してみましょう。

栄養素 数値
エネルギー 35kcal
たんぱく質 1.4g
脂質 0.1g
炭水化物 8.3g
カルシウム 36mg
ビタミンC 14mg
カリウム 200mg
マグネシウム 13mg
リン 27mg

白い部分にない栄養素にも注目!

そして、長ねぎの青い部分には、白い部分にはない栄養素も含まれています。

硫酸アリル

ねぎ特有の辛味成分である「硫酸アリル」には高い抗酸化力や殺菌力があり、免疫力アップや風邪の予防、冷え性の予防や改善といった効果も期待できます。

βカロテン

さらに、長ねぎの青い部分には、抗酸化作用が期待できる「βカロテン」という栄養素が含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜などの抵抗力を高める効果があります。

そのほかにもカルシウムやビタミン類など栄養素が数多く含まれているので、捨ててしまうのはもったいない部分なんですよ。

青い部分はどんな味わい?

青い部分と白い部分は同じ葉でありながら、味わいや食感が少し異なります。そこで、ここからは青い部分の味わいの特徴やおすすめの調理法をご紹介します。

白い部分に比べて香りや辛味が強く、シャキッとしたかための食感が特徴です。加熱すると甘味も出てくるため、生でも加熱してもおいしく食べられますよ。

切っているとぬめりが出てきますが、これは「フルクタン」という長ねぎの成分によるもの。食物繊維のひとつで、免疫力を高めたり長ねぎの甘味を決める役割があります。

青い部分はどうやって使う?おすすめの調理法

長ねぎの青い部分にはどのような食べ方や調理法があるのでしょうか。以下で、確認してみましょう。

薬味として使う

長ねぎの風味や辛味が好きな方は、香りを活かして薬味として使うのがおすすめ!丼や煮物のトッピングにはもちろん、ラーメンやそばにたっぷりのせてもおいしいですよ。

煮込み料理の臭み消しにも

煮豚やゆで鶏などを作るときに青い部分を一緒に鍋に加えれば、臭み消しとしても活躍します。

炒め物に使って風味アップ

また、炒めものなどにプラスすれば風味がアップ!さらに鮮やかな緑色でぐっと彩りがよくなりますよ。

長ネギの青い部分を活用したレシピをご紹介

ここからは、長ねぎの青い部分の消費におすすめの絶品レシピをご紹介します。毎日のごはんが楽しくなる、おいしいレシピをピックアップしたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

長ねぎの青い部分大量消費 激旨ねぎ味噌

※クリックすると別のページに遷移します

ごはんのお供にぴったり!ねぎみそのご紹介です。切った長ねぎと生姜をフライパンでしんなりするまで炒めたら、かつお節やみそ、白いりごまなどを入れ炒め合わせるだけ!かつお節の旨味やみそのコクがマッチした甘めの味つけは、ごはんをかきこみたくなるおいしさ!長ねぎの青い部分が余ったときは、ぜひ試してみてくださいね。

フライパン1つで完成!豚の角煮

フライパンひとつで作れる豚の角煮はいかがでしょうか。長ねぎの青い部分を1本分入れることで臭み消しの効果があるだけでなく、風味もアップします。豚肉を焼きめがつくまで焼き、調味料を入れて煮込むだけで完成するので覚えておくと便利ですよ!

長ねぎの青い部分でバター風味のパスタ

具材は長ねぎの青い部分だけ!シンプルでおいしいパスタのご紹介です。あまりにも具材が少なすぎて驚くかもしれませんが、風味の強い長ねぎとバターのコクが相性抜群で満足度の高いパスタに仕上がります。鶏ガラスープの素とレモン汁で味つけすることで、コクはありながらもさっぱりとした味わいに。ぜひ試してみてくださいね。

長ねぎの青い部分で 簡単ねぎ塩丼

続いても、長ねぎの青い部分を存分に楽しめるレシピをご紹介します。電子レンジで加熱してしんなりとした長ねぎにすりおろしニンニクやごま油、塩を加えて混ぜ合わせ、ごはんにのせるだけのスピードレシピ!最後に温泉卵をのせて召しあがってください。ごはんにちぎってのせた韓国のりもよいアクセントになっていて、箸がどんどん進みますよ!

長ねぎの中華風卵焼き

長ねぎの青い部分を有効活用したいときは、卵焼きにするのがおすすめです!みじん切りにした長ねぎと卵を混ぜ合わせて、いつもの卵焼きと同じように焼いていきます。このレシピでは鶏ガラスープの素を使って、中華風な味わいに仕上げているので、お酒のおつまみにもぴったりですよ!ぜひレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。

青い部分もおいしく食べ切ろう!

いかがでしたか。今回は長ねぎの青い部分の栄養素や使い方、おすすめレシピをご紹介しました。なじみのある白い部分とは違った魅力をもつ青い部分。どちらも上手に調理して余すことなく食べきりたいですね。ぜひレシピとあわせて参考にしてみてください!

※こちらの記事は2023.1.13に初公開した内容を再投稿したものです。

人気のカテゴリ