韓国を代表する生肉料理「ユッケ」。日本でも一部の焼肉屋などで見かけるものの、使われているお肉の種類や部位など意外と知らないことも多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、今さら聞けないユッケの特徴や部位について詳しく解説します。記事後半ではユッケ風レシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
いまさら聞けない「ユッケ」ってなに?部位の解説やおうちでの再現レシピも!
- 目次
- ユッケとは
- ユッケに使われるお肉の種類と部位
- ユッケって安全なの?
- 生ハムや魚介を使ったユッケのアレンジレシピをご紹介
- 生ハムで簡単ユッケ風
- コチュジャンでウマ辛 マグロユッケ丼
- アボカドとサーモンのユッケ丼
- サーモンのねぎ塩ユッケ
ユッケとは
ユッケとは、韓国を代表する生肉料理のひとつ。
韓国語で「肉」という意味の「ユック」、「刺身」を意味する「フェ」を合わせて「ユッケ(肉の刺身)」と呼ばれるようになったといわれています。
作り方はとてもシンプルで、細切りにした生肉をお皿に盛り、しょうゆや砂糖、ニンニク、ごま油などを合わせたタレで和え、中央に卵黄をのせればできあがり!ナシやきゅうりの千切り、薬味などをトッピングしていただくこともあります。
ユッケを食べるときのポイントは、よくかき混ぜること!とろっとジューシーな生肉に卵黄がよく絡み、より濃厚でとろけるような口当たりに仕上がります。
ユッケに使われるお肉の種類と部位
先ほどもご説明した通り、ユッケの主な材料は生のお肉。数あるお肉の中でも、牛内もも肉を使うのが一般的です。
内もも肉は、牛のうしろ脚の付け根に位置するとてもやわらかい部位です。旨みは濃厚ですが脂肪が少ないため、さっぱりとしたお肉を食べたいという方にもぴったり!ユッケのほか、ローストビーフや牛のたたきなどにも使われることの多い部位ですよ。
ユッケって安全なの?
そもそも生食できるお肉は、厚生労働省が定めた「生食用食肉の規格基準」を満たしたものに限られているのをご存知ですか?
この基準を満たし、安全に生食できるお肉は、ユッケに使われる牛内もも肉も含めた一部の牛肉と馬肉のみ!鶏肉や豚肉、牛レバーは生食すると食中毒にかかる危険性があるので、しっかり火を通す必要があります。
もちろん、規格基準を満たしたお肉であっても生食できるのは新鮮なものだけです。
生ハムや魚介を使ったユッケのアレンジレシピをご紹介
ユッケの特徴や安全性を確認したところで、ここからはユッケのアレンジレシピをご紹介します。
前述の通り、本来ユッケは生肉を使いますが、おうちで作るのはハードルが高い料理です。そのためクラシルでは、よりおうちで手軽に作れるように生ハムやマグロ、サーモンでアレンジしたレシピをご紹介しています。どれもとても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。
生ハムで簡単ユッケ風
今日の晩酌のお供に、生ハムを使ったユッケ風おつまみはいかがですか?相性抜群の生ハムときゅうりの組み合わせに、コチュジャンの甘辛い味わいが好相性!崩した卵黄をとろーり絡めながらいただけば、より濃厚な味わいを楽しめますよ。
コチュジャンでウマ辛 マグロユッケ丼
コク深い味わいにお腹も心も満たされる、食べ応え抜群の丼レシピです。脂ののったマグロとほかほかのごはんに、コチュジャンの風味が効いたタレととろっとまろやかな卵黄がよく絡み、やみつきになること間違いなし!火を使わずパパッと作れるので、時間がないときにもおすすめですよ。
※みりんは、加熱を行いアルコールを飛ばし粗熱をとったものを使用しています。
アボカドとサーモンのユッケ丼
アボカドとサーモン、言わずと知れた鉄板コンビで作るユッケ丼のご紹介です。材料を切って和えるだけの簡単レシピですが、味は絶品!とろっと濃厚なアボカドとサーモンにコチュジャン入りの甘辛タレが絶妙にマッチして、ついつい箸が止まらなくなりますよ。
サーモンのねぎ塩ユッケ
旨みたっぷりのサーモンを、レモンの酸味が効いたさっぱりとしたねぎ塩ダレで和え、後味さわやかな一品に仕上げました。華やかな見た目で一見手が込んでいそうに見えますが、市販のお刺身を使って簡単に作れるのもうれしいポイントです。
たっぷりエビユッケ丼
ぷりぷりの赤エビがたっぷり入った、絶品ユッケ丼のご紹介です。おいしく仕上げるコツは、コチュジャンやしょうゆで作った甘辛タレに赤エビを10分程漬け込むこと!こうすることで赤エビの中にまでしっかりと味が染みこみ、ワンランクアップした味わいに仕上がります。
※料理酒は、加熱を行いアルコールを飛ばし粗熱をとったものを使用しています。
アレンジユッケで濃厚な味わいを楽しもう!
いかがでしたか?今回は、ユッケの特徴や部位の解説、おすすめレシピなどをご紹介しました。
とろっと濃厚な味わいが魅力の「ユッケ」ですが、最近では特定の焼肉屋さんでしかお目にかかれない貴重な料理です。ただ、今回ご紹介したレシピのように生ハムやマグロ、サーモンなど旨みの強い食材を使ってアレンジすれば、ユッケ風の一品をおうちで手軽に楽しむことができます。
ごはんにもお酒にもよく合うので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね!
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。