らっきょうの栄養について知りたい！特徴や旬、アレンジレシピもご紹介！

カレーの付け合わせとして有名な「らっきょう」。甘酢漬けにして食べるのが定番ですが、一体どんな野菜なのでしょうか？この記事ではらっきょうの味や特徴、旬の時期に加え、らっきょうに含まれる栄養について解説します。記事後半のオレンジマーマレード漬けやピリ辛肉巻きなどらっきょうを使った絶品レシピも必見ですよ。

らっきょうとはヒガンバナ科ネギ属の植物のこと。シャキシャキとした食感と特有の香りや辛味が特徴です。ネギやニラ、ニンニクなどと同じく、地下で成長する白い根の部分と地上に出ている緑色の葉の部分があります。

らっきょうは主に「鱗茎（りんけい）」と呼ばれる膨らんだ根の部分を食べます。らっきょうはそのまま食べると辛味が強く刺激的な味わいなので、漬け物などに加工して食べるのが一般的です。漬物にしたものは特有の辛味と風味があり、カリッとした食感を楽しめます。

続いて、らっきょうのカロリーや栄養価について見ていきましょう。

らっきょう100g（生）に含まれる主な栄養価は以下の通りです。

らっきょう100g（甘酢漬け）に含まれる主な栄養価は以下の通りです。

らっきょうには炭水化物が多く、たんぱく質や脂質はあまり含まれていません。また、生のらっきょうと比べると、甘酢漬けにしたものはカロリー、糖質ともに高くなっています。

らっきょうにはいくつかの種類があります。鳥取県を中心に日本各地で栽培されているらくだ系や中型種の八房、台湾から輸入されることが多い小型の玉らっきょうや沖縄の島らっきょうなどが代表的です。そのほか、根と葉がついた状態で出荷される細いらっきょうであるエシャレットもあります。これは若採りされており、クセが弱く生のままでも食べやすいのが特徴です。

らっきょうはふっくらとして丸みがあり、粒がそろっているものを選ぶのがポイントです。表面が緑色のものは日に当たりすぎてかたい食感なので、避けたほうがよいでしょう。表面に傷があったり、芽が出ているものも食感が悪くなります。らっきょうは成長が早くすぐに芽が出てくるので、購入したらできるだけ早く食べるのがおすすめです。

らっきょうの旬は5～6月ごろです。8～9月ごろに親となる鱗茎の植えつけが行われ、芽が出て晩秋のころに紫色の花が咲きます。

春になると葉が茂り、鱗片にも栄養が蓄えられてふっくらと成長！その後葉が衰えはじめた初夏に収穫を迎えます。収穫の時期は地方によって多少の違いがあり、早いところでは5月ごろからはじまり、7月ごろまで続くようです。ちなみに島らっきょうの旬はほかのらっきょうと比べて早く、2～4月ごろです。

らっきょうは生のままだと刺激が強いので、漬物や加熱しておいしくいただきましょう。

らっきょうは甘酢漬けやしょうゆ漬け、塩漬けなどの漬物にして食べるのが定番です。漬物をそのまま食べるのはもちろん、漬物を活用した料理もさまざまあります。サラダや和え物の具材にしたり、タルタルソースに加えるのもおいしいですよ。

生のまま刻んで炒めものにしたり、薄皮をむいてまるごと衣をつけて天ぷらにすると、またひと味違うフレッシュなおいしさを楽しめます。

らっきょうの特徴や旬、栄養に加えておすすめの食べ方がわかったところでここからは、らっきょうを使った絶品レシピをご紹介します。おうちで簡単に作れるレシピをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

おうちで簡単に作れる塩らっきょう漬けのご紹介です。らっきょうを塩でもんで電子レンジで加熱し、冷蔵庫で一晩寝かせるだけで簡単にお作りいただけます。シャキシャキとした食感とらっきょう特有のさっぱりとした風味を堪能できますよ！ぜひ召し上がってみてくださいね。

塩らっきょうで作るオレンジマーマレード漬けのレシピです。塩らっきょうに甘酸っぱいマーマレードと爽やかな風味の白ワインビネガーを合わせておいしい漬物に仕上げました！意外な組み合わせですが、やさしい甘さとほんのり辛いらっきょうが好相性でクセになるおいしさです。ぜひお試しくださいね。

「らっきょう入りタコのカラフルサラダ」を作ってみませんか？ぶつ切りにカットしたタコに野菜のドレッシングが絡み、旨味たっぷりです！らっきょうの酸味がアクセントになって、さっぱりと召し上がれますよ。とてもおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね。

食べごたえ抜群！「ホタテと豆のらっきょう漬けタルタルソースサラダ」はいかがでしょうか？相性抜群のホタテとアボカド、ミックスビーンズをらっきょう漬けを加えた濃厚なタルタルソースで和えました。おしゃれな組み合わせでおもてなしにもぴったりです！ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

らっきょう入り野菜ソースで食べるアボカドサラダです。とろりとやわらかいアボカドに、らっきょう入りの野菜ソースをたっぷりかけた華やかな一品！アボカドのコクと甘辛いソースがマッチして、お箸が止まらなくなるおいしさです。ぜひ召し上がってみてくださいね。

らっきょう入り黒酢ソースで酢豚風のおかずを作ってみました。ジューシーな豚肩ロースとしょうゆ漬けのらっきょうを加えた黒酢ソースが絶品です！濃厚なコクと甘酸っぱさがやみつき必至のおいしさですよ。今夜のおかずにいかがでしょうか？

今夜のおかずにらっきょうのピリ辛肉巻きはいかがでしょうか？らっきょう漬けをまるごと一粒豚バラ肉で巻いて、可愛らしい肉巻きにしました。一味唐辛子とはちみつの効いた甘辛い味つけで、ごはんがどんどん進みます！ぜひお試しくださいね。

大人の味わいのらっきょうツナサンドのご紹介です。いつものツナサンドに玉ねぎとらっきょうのみじん切りをたっぷり加えて、ひと味違うおいしさに仕上げました。シャキシャキの食感と甘辛い味わいが後を引くおいしさですよ！ぜひ作ってみてくださいね。

らっきょうをたっぷり入れたピリ辛ひき肉のせナムル丼です。シャキシャキの豆もやしのナムルにピリ辛の肉そぼろがたっぷり！ごはんに混ぜ込んだらっきょうのみじん切りが絶妙なアクセントで、最後まで飽きずにさっぱりと召し上がれますよ！ぜひ作ってみてくださいね。

ひき肉とトマトのピリ辛らっきょう和え麺を作ってみましょう。オイスターソースとナンプラーが効いたエスニックな味わいの一品です。風味豊かなニラと甘酸っぱいミニトマト、旨味たっぷりの豚ひき肉がよく合い、クセになるおいしさですよ。らっきょうの甘酸っぱさもほどよいアクセントです！ぜひ作ってみてくださいね。

いかがでしたか？らっきょうの味などの特徴や旬の時期、栄養価に加え、らっきょうを使った絶品レシピなどをご紹介しました。らっきょうは生や漬物などさまざまな調理法で楽しむことができ、アレンジレシピも豊富です。今回ご紹介したレシピなども参考にしていただき、ぜひらっきょうを使ったさまざまなアレンジを楽しんでみてくださいね。