ケチャップのカロリーが知りたい！そのほかの調味料との比較も解説！

オムライスやナポリタンなどでおなじみの「ケチャップ」。トマトが原料なのでカロリーが低いイメージがあるかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか？この記事ではケチャップのカロリーや糖質、塩分などの栄養価をはじめ、ほかの調味料との比較についても解説します。記事後半のケチャップを使った絶品レシピも必見ですよ。

ケチャップとは、野菜や果物、キノコなどを煮詰めたものに、調味料や香辛料を加えたソースのこと。日本ではケチャップと言えば完熟トマトに砂糖や酢、塩や玉ねぎ、スパイスなどを混ぜて煮詰めたトマトケチャップのことを指します。鮮やかな赤い色合いと甘さと酸味のバランスのよさ、旨味がたっぷり詰まっているのがトマトケチャップの魅力です。子どもから大人まで幅広い世代に人気があります。

チキンナゲットやポテトなどにつけてそのまま食べるほか、さまざまな料理の調味料としても活躍します。オムライスやナポリタン、ピザトーストなどの洋食はもちろん、中華料理や和食まで幅広く活用される調味料です。

ケチャップの発祥には諸説ありますが、有力なのは中国が由来とする説。中国には古来から魚醤の一種である「ケ・ツィアップ」と呼ばれる調味料がありました。これがアジアからヨーロッパに伝わったと考えられています。その後、ヨーロッパではカキやロブスターなどの魚介類や、キノコやフルーツなど、さまざまな原料を使ったケチャップが作られました。有名なのはイギリスのマッシュルームケチャップ。マッシュルームに塩を振って出てきた汁にスパイスを加えて煮詰めたソースで、現在でもイギリスではマッシュルームケチャップが一般的に使われているそうです。

ヨーロッパからアメリカに伝わった後は、原料にトマトが使われるようになりました。工場で安価なケチャップが作られるようになり、海外にも輸出されるようになります。

トマトケチャップが日本に伝わったのは明治時代。その後明治41年となる1908年に国内で初めてトマト・ピューレの製造に成功し、トマトケチャップの販売を開始しました。同時に発売されたウスターソースに比べると当初は売れ行きが伸びなかったものの、昭和初期に洋食文化が広まったことをきっかけに普及。明治や大正時代には飲食店で食べるのが一般的だったオムライスやナポリタン、チキンライスなどを家庭で作るようになったため、家庭で欠かせない定番の調味料となったそうです。

ケチャップはトマトが原料なのでカロリーが低そうなイメージもありますが、甘みも強いので実際どれくらいカロリーがあるのだろうと感じる方も多いのではないでしょうか。トマトケチャップ100gに含まれるカロリーや糖質、塩分などの栄養素を見ていきましょう。

100g当り
エネルギー：104kcal
たんぱく質：1.6g
脂質：0.2g
炭水化物：27.6g
糖質：25.9g
食塩相当量：3.1g

トマトケチャップ大さじ1杯18g当りで計算すると、カロリーは19kcal、糖質は4.7g、塩分は0.6gとなります。

ケチャップの栄養価を見てみましたが、そのほかの調味料と比べるとどうなのでしょうか？ケチャップと同じく定番の調味料であるマヨネーズやソース100gあたりに含まれるカロリーや糖質、塩分を見ていきましょう。

100g当り
エネルギー：668kcal
たんぱく質：2.5g
脂質：74.7g
炭水化物：0.6g
糖質：0.6g
食塩相当量：2.0g

100g当り
エネルギー：117kcal
たんぱく質：1.0g
脂質：0.1g
炭水化物：27.1g
糖質：26.6g
食塩相当量：8.5g

100g当り
エネルギー：129kcal
たんぱく質：0.8g
脂質：0.1g
炭水化物：30.9g
糖質：29.9g
食塩相当量：5.8g

マヨネーズは大部分が脂質なため、ケチャップよりかなり高カロリーです。一方、糖質や食塩量はケチャップのほうが高めだということがわかります。ウスターソースや中濃ソースのカロリーや糖質はケチャップとそれほど大きく変わりませんが、多少ケチャップの方が低めです。また、食塩量はケチャップのほうがかなり少なめということがわかりますね。

ケチャップの特徴や歴史、ほかの調味料と比べた栄養価がわかったところでここからは、ケチャップを使った絶品レシピをご紹介します。主食や主菜など簡単に作れるレシピをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

豚肉と玉ねぎのチーズケチャップ炒めを作ってみませんか？味つけはケチャップだけととってもシンプル！チーズのまろやかさと塩気が絶妙なアクセントで、食べる手が止まらなくなりますよ。フライパンひとつでぱぱっと作れるので、忙しい日の夕食にもおすすめです。ぜひ作ってみてくださいね。

ケチャップライスを炊飯器を使って手軽に作ってみました。具材をカットして調味料と一緒に炊き込むだけで簡単にお作りいただけます。つぶつぶの甘いコーンや香ばしいウインナーがケチャップライスと相性抜群！オムライスやドリアなどにアレンジするのもおすすめですよ。ぜひお試しくださいね。

昔なつかしのケチャップナポリタンはいかがでしょうか？旨みたっぷりのウインナーとほろ苦いピーマン、玉ねぎの甘みがケチャップ味のナポリタンにマッチして、どんどん召し上がれますよ。ニンニクの香りがクセになる味わいです。ランチに作ってみてはいかがでしょうか？

鶏肉のケチャップミートボールのご紹介です。クセの少ない鶏ひき肉のミートボールにケチャップベースのソースをかけました。甘酸っぱくて濃厚なソースがやみつき必至のおいしさで、ついつい手が伸びてしまいます。大人からお子様まで喜ばれるおかずなので、ぜひ献立に加えてみてくださいね。

※お弁当として持ち運ぶ際は食中毒に配慮し、衛生的な環境下で調理を行ってください。持ち運びの際は保冷剤をつけて冷蔵庫やなるべく涼しい場所に保管してください。加熱の必要があるものは必ずよく火を通し、しっかりと粗熱を取り、余分な汁気は切ってからお弁当に詰めてください。

料理初心者の方でも簡単に作れるとろとろ卵のシンプルオムライスです。トマトケチャップと中濃ソースで味つけしたケチャップライスは濃厚で深みのある味わい。生クリームをたっぷりと加えたとろとろの卵がまろやかで、ケチャップライスと好相性です。おもてなしにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。

今晩のおかずにポークチャップを作ってみましょう！ケチャップにウスターソースやニンニク、黒こしょうを加えた濃厚な味わいのソースがどこかホッとする味わい。しっかりした味つけで、ごはんにもパンにもよく合いますよ。簡単にお作りいただけるので、ぜひお試しくださいね。

※お弁当として持ち運ぶ際は食中毒に配慮し、衛生的な環境下で調理を行ってください。持ち運びの際は保冷剤をつけて冷蔵庫やなるべく涼しい場所に保管してください。加熱の必要があるものは必ずよく火を通し、しっかりと粗熱を取り、余分な汁気は切ってからお弁当に詰めてください。

たっぷりピーマンとウインナーのケチャップ炒めです。ほろ苦いピーマンとジューシーなウインナー、半熟の卵が相性抜群！ケチャップと中濃ソースのしっかりした味つけで、ごはんがどんどん進みますよ。ニンニクの香りも食欲をそそります。ぜひ召し上がってみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。

いかがでしたか？ケチャップの特徴やカロリー、糖質や塩分などの栄養価に加え、ケチャップを使った絶品レシピなどを解説しました。旨みたっぷりのケチャップは大人からお子様まで幅広く愛される調味料です。今回ご紹介したレシピなども参考にしていただき、ぜひケチャップを使ったおいしい料理を作ってみてくださいね。

クラシルでは今回ご紹介したレシピ以外にも、ケチャップを使ったさまざまなレシピをたくさんご紹介しています。そちらも合わせて参考にしてみてくださいね。