最終更新日 2023.3.30

パセリを長持ちさせる保存方法とは?乾燥パセリの保存場所についても解説!

パセリを長持ちさせる保存方法とは?乾燥パセリの保存場所についても解説!

料理の彩りに重宝する「パセリ」ですが、使い切れずにムダにしてしまった経験はありませんか?今回はパセリをフレッシュな状態で上手に冷蔵保存して長持ちさせる方法のほか、保存期間の目安や冷凍で保存する方法もご紹介します。また、乾燥させたパセリを保存する際の温度や場所も併せて参考にしてくださいね。

  • 目次
  • パセリとは
  • 生パセリと乾燥パセリの保存方法
  • 生パセリは冷凍保存もできる!
  • 冷蔵保存
  • 冷凍保存
  • パセリはもう余らせない!生パセリをおいしく消費するレシピをご紹介
  • お肉に合う 手作りパセリソース
  • パセリの天ぷら

パセリとは

保存方法を確認する前に、パセリについておさらいしておきましょう。パセリとは、地中海沿岸が原産のセリ科の二年草です。和名は「オランダセリ」。特有の強い香りがあるのが特徴で、日本で一般的に「パセリ」と呼ばれているものは、葉が縮れたタイプの「カーリーパセリ」で、今回この記事で取り上げるのはこのカーリーパセリの保存方法です。

ちなみにヨーロッパなどでは葉が平たい「イタリアンパセリ」が一般的で、カーリーパセリに比べて風味が控えめなのが特徴です。どちらも料理の彩りとして活躍してくれるほか、食材として料理やソースなどに活用することができます。旬の時期は、3~5月の春と、9~11月の秋ですが、現在ではハウス栽培が中心となっているため、年中安定した品質のパセリを入手することが可能です。

生パセリと乾燥パセリの保存方法

パセリには生パセリと乾燥パセリがありますが、それぞれ保存方法が異なります。生パセリは購入したままの状態で保存しておくと、どんどんフレッシュさが失われ、しなびてしまいますが、水分とともに保存することでフレッシュな状態をキープしつつ長持ちさせることができます。一方、乾燥パセリは湿気厳禁なので、水分のない場所で保管する必要があります。以下で、詳しい保存方法をご紹介しますので、チェックしてみてくださいね。

生パセリは冷凍保存もできる!

風味を長く保つためには、正しく保存することが重要です。生パセリに関しては、冷蔵保存のほかに冷凍保存もできるので、それぞれどのように保存すればいいのか確認してみましょう。

冷蔵保存

ビンなどの細長い器に茎の先が浸かる程度の水を入れてパセリを挿し、ポリ袋をかぶせて輪ゴムで閉じたら、冷蔵庫の野菜室で保存すると長持ちします。途中で水を替えながら保存すれば、フレッシュな状態をキープすることができますよ。乾燥パセリは、常温保存されている方も多いかもしれませんが、実は冷蔵保存が推奨されています。冷蔵庫の中でも湿気の少ない場所で保管しましょう。

冷凍保存

生パセリは、冷凍保存も可能です。まずはパセリを水洗いします。縮れた葉の部分には汚れが付きやすいので、水を溜めたボウルの中などで振り洗いするのがおすすめです。キッチンペーパーなどで挟むようにやさしく水気を拭きとったら、パセリを葉と茎に分けます。茎は5cmほどの長さにカットしてから葉とともに冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜いたら冷凍庫で保存しましょう。冷凍したパセリは袋の上からもむと簡単に砕けるので、包丁で刻む手間をかけずそのまま料理に使うことができます。

パセリはもう余らせない!生パセリをおいしく消費するレシピをご紹介

パセリの保存方法がわかったところで、パセリが主役の絶品レシピをご紹介します。少し使うだけで余ってしまったパセリもあっという間に消費できますよ!まずは生パセリを使ったレシピからご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

お肉に合う 手作りパセリソース

パセリを使って、まずはさまざまな料理に使える絶品ソースを作ってみましょう!使用する材料は、ニンニク、オリーブオイル、アンチョビペーストだけととてもシンプル。調理もフードプロセッサーを使えば、あっという間に作ることができますよ!このレシピでは豚バラ肉にかけましたが、ほかの部位や鶏肉などにもよく合います。パセリが余って困ったときに、ぜひお試しください。

パセリの天ぷら

パセリを買ってでも作りたくなる、パセリの天ぷらです。サクサクの衣をまとったパセリはスナック感覚で食べることができて、次から次へと手が伸びますよ!岩塩とレモンをかけてさっぱりといただくのはもちろん、天つゆをつけてもおいしくいただけます。パセリをメイン食材として使用するので、大量に消費したいときにもおすすめのレシピです。

パセリソースでおしゃれに ホタテのバター炒め

爽やかな風味のパセリは、肉だけじゃなく魚介類とも相性が抜群!こちらのレシピでは、ホタテのバター炒めにかけて、味も見た目もおしゃれに仕上げました。ソースにはパセリのほかに、カシューナッツやすりおろしニンニクを加えて、コク深い味わいに。旨味たっぷりのホタテに風味豊かなソースがよく合いますよ。このソースはパンにつけたり、パスタソースとしても活用できるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

パセリトマトソースでラムチョップソテー

パセリとミニトマトで作るパセリトマトソースは、ラムチョップのソテーにぴったり!パセリの爽やかな風味が、ラム特有の香りを和らげてくれます。緑と赤で彩りも美しく、おもてなしメニューにもおすすめです。ラム肉はジンギスカンやスパイスで味つけすることが多いですが、いつもと違う味わいで楽しみたいときはぜひこちらのレシピを試してみてくださいね。

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

鶏むね肉のガランティーヌ風ホイル包み

ガランティーヌとは、鶏肉や魚の中に詰め物をし、蒸し煮にして作るフランス料理のひとつ。こちらのレシピでは、開いた鶏むね肉の中に、鶏ひき肉やブラウンマッシュルーム、パセリなどの食材で作ったフィリングを巻きこみ、蒸しました。仕上げにバルサミコ酢と砂糖で作ったコク深いソースをかけていただきます。味はもちろん、見た目よく仕上がるので、おもてなしにもおすすめの一品です。

エスカルゴバターでタコとオリーブのフジッリ

エスカルゴバターの風味がたまらないパスタのレシピをご紹介します。バターでニンニクや玉ねぎを炒め、具材やパセリを合わせた風味豊かなソースをフジッリと和えました。香味野菜とパセリの風味豊かなソースがタコとよく合い絶品!ワインとの相性も抜群ですよ!少量余ってしまったパセリの消費にもおすすめです。

温玉のせ ベーコンとパセリのペッパーライス

パセリが主役のペッパーライスは、ぜひお試しいただきたい一品です!カリッとするまで焼き上げたベーコンにパセリの爽やかな風味がよく合い、やみつき必至のおいしさ!バターを使っていて、仕上げに温泉卵ものせるので濃厚な味わいを想像しますが、パセリのおかげで意外にもさっぱりといただけます。サラダ油で炒めればよりあっさりとした味わいになるので、お好みで作ってみてくださいね。

より手軽にパセリの風味を楽しめる!乾燥パセリを使ったレシピ

ここからは、乾燥パセリを使ったレシピをご紹介します。トッピングにも使いやすい乾燥パセリは常備しておくと何かと便利です!ぜひチェックして、乾燥パセリを活用してみてください。

パセリ香る サワラのパン粉焼き

サクサクとした食感がおいしいパン粉焼きのパン粉にパセリを混ぜ込みました。サワラとトマトを交互にのせ、最後にこのパン粉をトッピングして焼き上げるだけで作れるお手軽メニューです。パセリのほかに、粉チーズとニンニクも混ぜ込んでいるので、より風味豊かな味わいをお楽しみいただけます。衣にオレガノなどのハーブを加えたり、魚を鮭やイワシに代えるなどアレンジしてもおいしいので、お好みの食材で作ってみてくださいね。

※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W230℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。

コロコロ パセリとチーズのベイクドポテト

粉チーズとパセリをまとわせたベイクドポテトはいかがでしょうか。コロコロと小さ目の角切りにしたじゃがいもを電子レンジで加熱し、バターで炒めたら、仕上げに粉チーズとパセリを加えて炒め合わせれば完成!簡単に作れるのに風味豊かに仕上がるので、レシピを覚えておくと便利ですよ!

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

パセリ衣で イワシのチーズロールフライ

サクサク衣の中からジュワッと旨味が広がるイワシのフライを作ってみましょう!イワシでスライスチーズを巻き、パン粉をつけてフライにします。このレシピではパン粉に乾燥パセリや粉チーズを加えて、爽やかな風味をプラスしました。パセリを加えることで風味だけでなく、見た目よく仕上がります。そのままでもおいしくいただけますが、お好みやソースやケチャップをつけて楽しむのもおすすめです。

パセリは上手に保存するかおいしく消費しよう!

いかがでしたか?パセリの保存に加えて、パセリを活用したレシピをご紹介しました。パセリは彩りのために添えたり、使うとしても少量だけで、余らせてしまうことの多い食材かもしれません。ですが、上手に保存すればフレッシュさをキープできること、また冷凍パセリを活用すれば、パセリのムダを減らせることがおわかりいただけたのではないでしょうか。今回ご紹介した保存方法やレシピを覚えておけば、もうパセリを余らせることはなくなりそうですね!ぜひ参考にしていただき、最後までパセリをおいしく食べましょう。

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